2019年2月22日 更新

サイレントベビーの特徴と原因は?診断する方法と治し方も

親の手を煩わせない良い子。実はそれってサイレントベビーかも。 サイレントベビーの特徴は?原因や治し方、医学的な診断は?そのまま成長したらその後はどんな子供になるのか、また、サイレントベビーとスマホや二人目育児との関係はあるのかをまとめました。

サイレントベビーのその後への影響

Children Siblings Brother · Free photo on Pixabay (69248)

「この子が成長したら、ちゃんと社会と関わっていけるようになるのかしら」サイレントベビーではないかと感じたら、赤ちゃんの今後の成長がとても不安になるものです。

サイレントベビーのまま放っておいたら、どのような子供に育つのでしょうか。赤ちゃんの時の成長の遅れは、どこまで影響するのでしょうか。

言語の発達が遅れる

Secret Hands Over Mouth Covered · Free photo on Pixabay (70065)

「サイレントベビーでも、いつか話すようになるでしょう?」果たしてそうでしょうか?コミュニケーションが不足したままですと、言葉を学ぶ機会も少なく、より言葉の発達が遅れる可能性があります。

また、サイレントベビーは、周囲に興味がなく要求することが少ないので、言葉を発して伝える必要がありません。すると、言葉を覚える必要がなく、発達が遅れてしまうのです。

いい子症候群

Boys Kids Children · Free photo on Pixabay (70028)

サイレントベビーがイヤイヤ期を迎えると、どのような子供になるのでしょう。イヤイヤ期に突入しても、無関心なため反抗せず、過度に怒られることや愛されないことを恐れて従順な子になってしまいます。

「イヤイヤ期がなくて、楽でいいじゃない」いいえ、イヤイヤ期は自分の気持ちをコントロールする方法を学ぶために、子供の成長の過程としてとても大切なものなのです。

サイレントベビーがイヤイヤ期に反抗しないのは、気持ちをコントロールしているのではなく、「いい子にしていないと愛してもらえない」と気持ちを抑圧しているだけなのです。「いい子」なのではなく、「いい子を演じる子供」になってしまうかもしれません。

コミュニケーションの能力の発達が遅れる

People Three Portrait · Free photo on Pixabay (70068)

言葉の発達に遅れがあると、周りとコミュニケーションをとることができず、さらに言葉やコミュニケーションが苦手になってしまいます。コミュニケーションが苦手な子供は、保育園や幼稚園に通ったときに、周りと馴染めず、孤立してしまう可能性もあります。

子供のころに周りとコミュニケーション上手にとれることが、自信につながります。周りと馴染めないことで、自分に自信が持てない子供になってしまいます。

サイレントベビーの原因は?

Baby Child Field · Free photo on Pixabay (69244)

「サイレントベビーになってしまったのは、私の育児が悪かったのかしら…」自分を責めないで。ママが、育児や家事や仕事を頑張っていることは、周りの人はわかっています。

ママだってママとしては新人なのですから、上手に育児ができなくて当たり前。ママが赤ちゃんを愛していても、赤ちゃんにはそれが上手に伝わっていないだけかもしれません。

原因を知って、赤ちゃんと上手にコミュニケーションを取れるようになりましょう。

赤ちゃんを放置する

Kid Children Boy · Free photo on Pixabay (70395)

サイレントベビーになってしまう原因の一つは、赤ちゃんを放置すること。泣いても返事をしなかったり、抱っこしなかったり、何かに夢中になって相手をしなかったりすることを繰り返すことで、赤ちゃんは伝えることを諦めてしまうのです。

大人でも、話しかけて返事が返ってこなかったら、もう話しかけないですよね。赤ちゃんだって同じなのです。

コミュニケーション不足

Waffle Heart Waffles Icing Sugar · Free photo on Pixabay (70406)

赤ちゃんを放置しないなくとも、コミュニケーションが不足している場合もサイレントベビーになる可能性があります。赤ちゃんの行動に反応しなかったり、赤ちゃんは言葉がわからないだろうと声かけをしなかったり、人とのかかわりが少ないと、赤ちゃんの心は満たされない上に、親子の絆は深まらず、情緒の成長が遅れ、笑顔や言葉を学習する機会も奪われてしまいます。

また、テレビや動画ばかり見せていませんか?テレビや動画を適度に利用することは問題はありませんが、一日中テレビなどを見せて親子のコミュニケーションが不足すると、赤ちゃんはコミュニケーションをとろうとしなくなり、サイレントベビーになる可能性があります。

親のスマホ依存が原因の場合も?

Girl Teen Café · Free photo on Pixabay (69225)

日本小児科医会は、2013年に「スマホに子守りをさせないで」というポスターを公表しました。日本小児科医会もスマホ依存に警鐘を鳴らしています。

スマホは、手軽に使えるため「ながら」で使えてしまうアイテムなので、依存する人が増えています。極端にスマホに依存している場合は、スマホを触っている時間の分、子供に構ってあげる時間が減ってしまい、コミュニケーションが不足してサイレントベビーになってしまう可能性が指摘されています。

赤ちゃんをあやしながらのスマホ

Cup Drink Girl · Free photo on Pixabay (70408)

赤ちゃんをあやしながら片手間で育児をしていませんか?授乳中は暇だなぁと、授乳しながらスマホを触っていませんか?

赤ちゃんとのコミュニケーションの中で、特に大切なのが授乳の時間。ミルクでも母乳でも赤ちゃんにとっては、ママと肌で触れ合える大好きな時間。
Babies Hands Lactation · Free photo on Pixabay (71521)

なのに、授乳中に赤ちゃんと目を合わさずスマホに夢中になっていると、赤ちゃんはママを見ても無駄だと諦めてしまい、サイレントベビーになってしまうかもしれません。コミュニケーションを取るときは、「ながらスマホ」はやめて、あかちゃんの目をしっかり見て、声かけをしてあげましょう。

また、「ながらスマホ」は、赤ちゃんの危険を察知することが遅れます。スマホに夢中で赤ちゃんがベッドから落ちそうになっていることに気付かなかったり、ベビーカーを押しながらスマホを操作すると、前方不注意となり、避けられたはずの事故も避けられなくなってしまう危険な行為です。

スマホ操作優先の育児

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