2019年7月19日 更新

搾取子になりやすい人の特徴とは?愛玩子との違いや脱出方法も

搾取子とはどういう特徴を持つ子のことかご存知でしょうか。この記事では搾取子の特徴や復讐の体験談、脱出するための方法を紹介していきます。また、搾取子とは対の存在である愛玩子や全ての元凶となる毒親についても解説するのでぜひご覧ください。

搾取子とは

Baby Boy Hat - Free photo on Pixabay (486511)

搾取子という言葉を聞いたことはあるでしょうか。広辞苑などには載っておらず、学校で習う言葉でもないので聞いたことがないという人も多いでしょう。しかしながら、このスラングは現在とても根深い問題となっています。搾取子の問題にはあなた自身が当事者にならなくても、いつどのように巻き込まれるか見当が付きません。その時に毅然と対処するためにも事前に搾取子に関する知識を付けておきましょう。

意味

Dictionary Focus Book - Free photo on Pixabay (486513)

搾取子とはそのまま「さくしゅこ」と読むことができます。意味はその名の通り、搾取される子という意味を持っていますがいじめられっ子などとは違います。子どもの間で金品を脅し取ることも搾取と考えることができますが、そういった子どもは「いじめられっ子」や「犯罪の被害者」として表現することが一般的です。

搾取子が搾取されるのは彼らの親からです。本来であれば子どもを守るはずの親から金銭的・労力的な面で搾取されてしまいます。配偶者の親や、養子先の養父母よりも血のつながった実の親の方が搾取子を生み出してしまいがちです。その扱いから「サンドバッグ子」などと呼ばれる場合もあります。

毒親

Poison Bottle Medicine - Free image on Pixabay (486516)

我が子から金銭的・労力的に搾取するような親のことは毒親(どくおや)と呼ばれることもあります。こちらも搾取子と同じくネット上を中心に広がっているスラングですが、最近は広く認知されている言葉でしょう。

毒親に育てられた子どもは、親のことを嫌いつつも愛して欲しいという矛盾した気持ちを抱きがちです。また、適切な親子関係が分からないため自分が成長して子どもを持った時に避けたいと思いつつも自分自身が毒親になってしまうということもあると言われています。

搾取子と対の存在の愛玩子も

Giant Rubber Bear Gummibär - Free photo on Pixabay (486518)

毒親が育てるのは搾取子だけではありません。搾取子とは反対の扱いを受ける愛玩子(あいがんこ)という子どもも存在しています。金銭的・労力的に負担が大きい搾取子に対し、愛玩子は親から愛されて育ちます。甘え上手で箱入り息子・娘として育てられることもあるでしょう。

しかしながら、分かりやすく虐待の犠牲者となりがちな搾取子と同じように、愛玩子も一種の虐待の被害者だと言えるでしょう。搾取子は一般的な虐待の被害者、愛玩子は優しい虐待の被害者だと考えることもできます。また、兄弟姉妹で搾取子と愛玩子という関係性になっている場合、当然ながら大人になってからも兄弟姉妹の仲が良くないことが一般的です。

搾取子になりやすい人の特徴

Girl Walking Teddy Bear - Free photo on Pixabay (486520)

搾取子になりやすい人は親の性格が関係している場合が多いですが、それでも同じ環境で育った兄弟でも搾取子になる人とならない人がいます。では、搾取子になる人にはどのような特徴があるのでしょうか。共通する特徴を紹介していきますので、自分自身が当てはまっていないかチェックしてみましょう。

長男長女である

Children Siblings Brother - Free photo on Pixabay (486521)

第一子である長男長女は、親もどれくらい子どもに対して厳しく接するべきか分からずに必要以上に厳しく接してしまいがちです。それに対して、親が育児に慣れてきた第二子以降の子どもは幼少期の子育てだけではなく、その後の門限やお小遣いなどの面でも甘やかされがちな存在です。

また、第二子との年齢が離れているほど、おやも長男長女に対して子どもだけではなく第三の親としての目線を求めてしまうこともあります。そういう役回りが多くなったり厳しく育てられる環境に慣れてしまうことで、長男長女は搾取子になってしまいがちです。

親が怖い

Fantasy Spirit Nightmare - Free photo on Pixabay (486522)

親が厳格な家庭で育つと、一般的な子どもが抱く親への感情よりも「怖いから絶対に反抗できない」という気持ちになってしまうこともあります。そういう気持ちが伝わると、親も「この子は絶対に反抗してこないから何を言っても良い」と思ってしまうようになり、次第に搾取子として扱うようになってしまうでしょう。

対等な立場で親に対して接するのは賛否がありますが、少なくとも必要以上に親を恐れている態度を出すと、親の気持ちも子どもに対して変化してしまいます。

両親が不仲

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両親が不仲な家庭に育つと「自分が我慢をして家の中を快適にしなければならない」と考えてしまう子どもは多いものです。そのため金銭的・労力的な負担を自分から増やしてしまい、家族も子どものそうした犠牲が当然のものだと認識してしまうことで次第に搾取子になってしまう場合もあります。

特に両親が不仲な家庭に生まれた第一子は、いつの間にか家族全員から「あなたが我慢して調整すれば喧嘩にならない」のように全員が無意識のうちに一人を搾取子にしてしまうパターンもあるので注意が必要です。

意思が弱い

Girl Sitting Jetty - Free photo on Pixabay (486525)

何かを頼まれたり求められた時に、自分の都合が悪い時に断る意思を持てる人は搾取子になりづらい存在です。一方、そういうことが苦手で全てを受け入れてしまったり、他にしたいことがあっても周りの人の期待を優先してしまうような意思が弱い人も搾取子になりがちな存在です。

同様に、自分の意見を主張するのが苦手な人も「特に意見がないなら〇〇しなさい」と周りから行動をコントロールされてしまいがちです。搾取子にならないためには、周囲の調和だけではなく自分の意思も大切にするようにしましょう。

断れない性格

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