2019年7月19日 更新

搾取子になりやすい人の特徴とは?愛玩子との違いや脱出方法も

搾取子とはどういう特徴を持つ子のことかご存知でしょうか。この記事では搾取子の特徴や復讐の体験談、脱出するための方法を紹介していきます。また、搾取子とは対の存在である愛玩子や全ての元凶となる毒親についても解説するのでぜひご覧ください。

仕事や家事、親戚付き合いでストレスが溜まった時に子どもにそのストレスをぶつけてしまう人もいるでしょう。たとえ暴力がなくても言葉によって子どもにストレスをぶつけて委縮させているのであれば毒親と認識しても構いません。

親が子どものことをストレスのはけ口として扱ってしまう家庭は、両親が不仲な家庭と同じように子どもがリラックスできずに不要な気遣いを必要とする環境になってしまいます。子ども自身が知らないうちに搾取子だったり愛玩子になって家庭を円満にしようとしてしまう恐れもあるので注意が必要です。

子どもから搾取して当たり前だと思っている

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無意識のうちに子どもの扱いに差をつけて搾取子と愛玩子を生み出してしまう人が大半ですが、一部では子どもから搾取していることを自覚しつつもそれが当然のことだと考える人もいます。「生んであげたんだから恩を返してもらって当然」などの主張で子どもから金銭的・労力的な搾取を続けるでしょう。

そうした親に育てられた子どもは搾取されるのが当然だと考えているので、自分が搾取子だと気付いていない場合も多々あります。また、結婚して自分が親になった時も自分の親のように子どもから搾取してしまうケースも少なくはないでしょう。

子どもに対する過干渉

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子どものことを放置する親はネグレクトという虐待として児童相談所なども介入しやすいですが、一方で子どもに対して過干渉な親は周りが諫めることもしづらい毒親の可能性もあります。

過干渉な親は、子どもが選ぶ習い事にも口を出したり交友関係にも口を出して管理することが多々あります。結果的に、そういった過干渉な親の機嫌を損ねないように子どもが顔色を窺い続けて搾取子になってしまったり、逆に子どもが干渉されることに慣れてしまって知らない間に愛玩子となってしまう場合もあります。

お金遣いが荒い

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お金遣いが荒い人は、間違いなく毒親でしょう。借金がないとしても、貯金を全くせずに全てお金を使ってしまうような人も毒親の可能性があります。お金の使い道が、たとえ子ども服や習い事だとしても分不相応な支出は良いことではありません。

子どものためであっても全ての収入を使い切ってしまうようでは、子どもが我慢のできない子に育つばかりではなく親が年老いた時に子どもに頼ることになるでしょう。最初から子どもを頼りにして浪費している場合はもちろん、将来的なことを考えられないのも毒親と同じです。

サイコパス

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サイコパスとは、良心が欠落しているため自分の利益しか考えられない人のことを言います。サイコパスな親は「子どものために何かをしてあげたい」という気持ち自体がなく、自分の子どもすらも「自分が快適に過ごすための駒」としか認識しません。

当然、子どものために自分が我慢することもなければ子どもために貯金をするなどの考え方も持ち合わせていません。子どもが存在している時点で、子どもから全力で搾取することばかり考えてしまうのでサイコパスは毒親になってしまうと言われています。

搾取子だった体験談

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搾取子の特徴を読んでも、いまいち搾取子がどういう存在か分からない人もいるのではないでしょうか。しかしながら、先ほど解説した通り搾取子は決して珍しい存在ではありません。むしろ、会社や学校では搾取子には全く見えない人が実は搾取子というケースが多く存在しています。

ここでは、実際の搾取子の体験談を紹介していきます。体験談を読むことでより具体的に搾取子がどういう存在かイメージすることができれば、もしかしたらあなたの周りにいる搾取子にも気付いて救いの手を差し伸べることができるようになるかもしれません。搾取子がどういう存在か、理解を深めていきましょう。

なんで私が弟のゲーム機や習い事の費用まで!?

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私には九歳下の弟がいます。私は大学を卒業してから働きに出て、決して裕福な家庭ではないことは分かっていたので少しでも両親が楽しく過ごせるようにと月々の給料から僅かですが仕送りをしていました。でも、いきなり両親に数万単位での増額を要請され、理由を聞いたところ「弟くんが新しいゲーム機が欲しいみたいだし、習い事も増やしたいし予備校にも行かせたい」との返答!

その時、弟は十六歳でバイトが禁止の学校でもありません。私が高校生の頃は自分でバイトして、そのバイト代から少し両親に渡しつつ、もちろんお小遣いはなしで欲しいものも我慢して塾代も捻出していたのに、弟はバイトもなくお小遣いをもらって部活もせず遊び惚けているみたいです。今まで気付かなかっただけで、ずっとこんなに差があるんだと悲しくなりました。

結婚式のご祝儀に明らかな差が……

Bloom Blossom Bouquet - Free photo on Pixabay (486579)

二つ差の弟とは、あまり喧嘩もせず仲良く過ごしていました。俺が二十七歳の時に結婚を決めた時、弟も同時期に結婚することが決まり、お互いに「こんなところまで仲良しなんて面白い」と笑っていました。両親も祝福してくれて幸せだったのに、ある日実家に帰って両親から渡された結婚祝い金の差に驚くことになるなんて。俺には三万円、弟には百万円でした。

理由を聞くと「お兄ちゃんは大学を出て良い会社だけど、弟は高卒であまり給料も良くないから」って。大学に行ける経済力も学力もあったのに、勉強したくないからと進学をしなかったのは弟の選択で、俺は将来のことも考えて大学に行ったのがそんな風に思われていたのはガックリきました。奥さんにも言いづらいし、弟も両親に怒ってくれたけど、なんだかあれ以来弟ともギクシャクしてしまっている気がします。

都合の良い時は「長男の弟に」・悪い時は「娘なんだから」

Boy Girl Brother - Free photo on Pixabay (486587)

私の実家は今の時代には珍しく男尊女卑が強い家庭です。たとえばハンバーグを食べる時に、私がお腹を空かせていて弟がお腹いっぱいでも私は二つで弟が三つ。理由を聞くと「弟は長男で後を継ぐから仕方ない」って言うんです。結局、弟が半分くらい食べてグチャグチャになったのを私がもらう時もたくさんありました。

最近、遺産相続とか介護の話になった時「財産は家を継ぐ弟に全部譲りたい」って言われて、私も期待してなかったので「あぁやっぱり」ってなったんです。それだけなら良いんですけど「でも介護は娘の方が気が利くからあなたにお願い」と言われて怒っちゃいました。介護は全部私で弟は金銭的な負担もなく、遺産相続だけ全部弟っておかしくないですか?四十歳を過ぎて、初めて自分が搾取子で弟が愛玩子だって気付きました。それからは実家と疎遠にしています。

搾取子の復讐劇

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兄弟と比べて不平等な扱いを受けることが多い搾取子ですが、決してその状況に甘んじているばかりではありません。小さい頃は我慢するしかなくても、大人になって自分で行動力や経済力が付いてくると親に復讐する人もたくさんいます。

では、搾取子はどのような復讐をしているのでしょうか。実際の復讐体験談を二つ紹介していきます。あなた自身が搾取子で親に対する復讐を考えている時は参考にするのも良いのではないでしょうか。

家を出てから20年、もう親の顔も分からない

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