目次
- 45歳で妊娠できる可能性はどのくらい?
- 40~44歳の自然妊娠確率と出産数
- 45~49歳の自然妊娠確率と出産数
- 45歳からの不妊治療の成功率は0%に近い
- 同年代でも経産婦の妊娠確率の方が高い
- なぜ?経産婦の自然妊娠確率が高い理由
- もともと妊娠できる体質の人が経産婦になれるから
- 妊娠・出産を機にホルモンバランスが整うことがあるから
- 子育て中は食生活など健康に気を遣うから
- 妊娠に関する正しい知識を持っているから
- 45歳で初産は可能?30代後半以降の妊活で気を付けること
- 事前に産婦人科で夫婦両方の現状をチェックする
- 検査で問題があった場合はすぐに不妊治療を開始する
- 問題が見つからなくても自然妊娠を待ち過ぎない
- 妊娠できない可能性があることも覚悟する
- 不妊治療に入る前に!夫婦で話し合っておくべきこと
- 子どもを持たないという選択肢はあるのか
- どの程度治療に費用を掛けられるのか
- 妊娠できなかった場合に治療を終了するタイミングについて
- 不妊治療が仕事や生活に与える影響について
- どんなことをやる?不妊治療のステップアップの流れ
- ステップ1:タイミング法
- ステップ2:人工授精
- ステップ3:体外受精
- ステップ4:顕微授精
- 妊娠できても苦難は続く?高齢での妊娠のリスク
- 流産する確率が上がる
- ダウン症などの染色体異常の子どもが生まれる確率が上がる
- 妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群になる可能性が高くなる
- 前置胎盤や常位胎盤早期剥離が起こる可能性が高くなる
- 難産になりやすい
- こんな苦労もある!高齢出産のデメリット
- 子育てが体力的にきつい
- 子どもにお金がかかる時期に親が年金生活に入る場合も
- 自分の親が高齢で出産や育児の手伝いを頼めないことも
- 子育てと親などの介護が重なる可能性が高い
- 同年代の友人の育児と入れ違いになることが多く孤独を感じる
- 出産前のキャリアを維持できない時のショックや葛藤が大きい
- 妊娠・出産するならいつが良い?いつまでに妊活を始めるべき?
- 妊娠確率だけを見るなら20代前半がベスト
- 遅くとも30代後半までには妊活を始めるのが理想
- 実際は結婚時期やキャリアなどに左右されることが多い
- 「子どもが欲しい!」と思った時が妊活の始め時
- 早めが良いとは言うけれど!高齢出産を後ろめたく思う必要はない
不妊治療が仕事や生活に与える影響について
via pixabay.com
夫婦共働きの家庭も少なくないでしょう。特に30代は働き盛りであり、40代であればある程度の地位を持っている人も少なくありません。
不妊治療では、長時間病院にいなければならないこともありますし、頻繁に通院が必要になる場合もあるのです。つまり、不妊治療が仕事や生活に影響を与えるということです。これまでと同様の生活が送れなくなることも、事前に夫婦で話し合っておく必要があるでしょう。
不妊治療では、長時間病院にいなければならないこともありますし、頻繁に通院が必要になる場合もあるのです。つまり、不妊治療が仕事や生活に影響を与えるということです。これまでと同様の生活が送れなくなることも、事前に夫婦で話し合っておく必要があるでしょう。
どんなことをやる?不妊治療のステップアップの流れ
via pixabay.com
不妊治療に入る前に、事前の話し合いでお互いの意志を確認した後は、不妊治療について正しい知識を身に着けていきましょう。ここからは、不妊治療のステップアップと、どういった内容の治療方法なのか、解説していきます。
ステップ1:タイミング法
via pixabay.com
不妊治療のステップ1は、タイミング法です。こちらの治療は、保険適用内となっており、比較的低額で利用することが可能な治療法となります。相場は、5,000~1万円前後です。
タイミング法では、女性の排卵の状態や体調面を医師と相談し、適切な性行為のタイミングを指示してもらうことができます。また、妊娠に必要な知識も教えてもらえるため、不妊治療と身構えることなく利用できる治療法といえるでしょう。
タイミング法では、女性の排卵の状態や体調面を医師と相談し、適切な性行為のタイミングを指示してもらうことができます。また、妊娠に必要な知識も教えてもらえるため、不妊治療と身構えることなく利用できる治療法といえるでしょう。
ステップ2:人工授精
via pixabay.com
タイミング法で成果が見られなかった場合、ステップ2に進みます。不妊治療のステップ2は、人工授精です。体外受精と混同されやすいのですが、体外受精よりも妊娠確率が低い治療方法となります。しかし、体外受精よりも低額で利用でき、費用負担は保険適用外全額負担で1回1~3万円前後となります。
あらかじめ精子の選別を行い、女性の子宮内に直接精子を注入する治療方法です。病院内で、精子をその日に提出する場合もありますが、1~3日前程度に自宅で採取し、病院に提出する方法もあります。
あらかじめ精子の選別を行い、女性の子宮内に直接精子を注入する治療方法です。病院内で、精子をその日に提出する場合もありますが、1~3日前程度に自宅で採取し、病院に提出する方法もあります。
ステップ3:体外受精
via pixabay.com
不妊治療のステップ3は、体外受精です。人工授精は、精子の提出が必要でしたが、体外受精は精子及び卵子の提出が必要になります。保険適用外の治療方法であり、1回の体外受精で20~60万円程度費用がかかる治療方法です。
提出された卵子と精子を、シャーレーの中で受精させ、受精卵を作り出し、それらが細胞分裂をして2~6日程度経過した状態で、女性の子宮に送り込みます。人工授精で効果が見られず、自力で受精が難しかった場合、対象となる治療方法です。
提出された卵子と精子を、シャーレーの中で受精させ、受精卵を作り出し、それらが細胞分裂をして2~6日程度経過した状態で、女性の子宮に送り込みます。人工授精で効果が見られず、自力で受精が難しかった場合、対象となる治療方法です。
ステップ4:顕微授精
via pixabay.com
人工授精及び体外受精でも、妊娠しなかった場合、不妊治療はステップ4に移行します。顕微授精は、まず卵子を提出し卵子の周りを取り囲んでいる卵丘細胞を、酵素を使って分解し、運動が活発な精子1個を直接注入する方法です。
体外受精との違いは、複数の精子を使うのが体外受精であり、目で判別し最良だと判断された精子1個を使用するのが顕微授精という不妊治療となります。顕微授精も保険適用外であり、費用の目安は30~80万円前後です。
体外受精との違いは、複数の精子を使うのが体外受精であり、目で判別し最良だと判断された精子1個を使用するのが顕微授精という不妊治療となります。顕微授精も保険適用外であり、費用の目安は30~80万円前後です。
妊娠できても苦難は続く?高齢での妊娠のリスク
via pixabay.com
不妊治療によって、妊娠できたとしても、苦難が続く場合があります。高齢での妊娠リスクや、妊娠後に待ち受けている苦難について、解説していきましょう。
流産する確率が上がる
via pixabay.com
何らかの要因により、妊娠22週未満で妊娠の継続ができなくなる状態を「流産」と表現します。不妊治療で妊娠した場合でも、流産の可能性はありますし、高齢での妊娠であれば流産の確率も高くなってしまうのです。30代後半の流産確率は25%程度といわれていますが、40代前半では50%まで上昇します。
ダウン症などの染色体異常の子どもが生まれる確率が上がる
via pixabay.com
40代やそれ以上での妊娠リスクは、流産だけではありません。ダウン症などの染色体異常を持った子供が生まれる確率も、年齢が上昇するごとに増えていくと言われています。
妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群になる可能性が高くなる
via pixabay.com
高齢の妊娠では、妊娠糖尿病や、妊娠高血圧症候群になる可能性も高くなるといわれているのです。。妊娠中は、血圧が上昇しやすくなりますが、妊娠20週以降も高血圧が続く状態を、妊娠高血圧症候群と呼びます。
妊娠高血圧症や妊娠糖尿病になると、胎児に影響があることはもちろん、母体にも危険が及ぶ場合があるのです。高齢出産では、この他にもさまざまなリスクが考えられます。
妊娠高血圧症や妊娠糖尿病になると、胎児に影響があることはもちろん、母体にも危険が及ぶ場合があるのです。高齢出産では、この他にもさまざまなリスクが考えられます。
3 / 5