2019年10月19日 更新

45歳が妊娠する確率は?高齢出産のリスクや不妊治療の方法も

晩婚化が進み40代での初産や、高齢出産も珍しくありません。しかし、40歳以上の自然妊娠の可能性は低く、20代の妊娠確率よりは圧倒的に低いのです。40代での妊娠には体外受精や不妊治療が必要になることも。この記事では、出産リスクと治療についてご紹介していきます。

目次

45歳で妊娠できる可能性はどのくらい?

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結婚した女性だけではなく、結婚前の女性でも、妊娠について考えたことがあるでしょう。大切な男性との子供が欲しいと思うのは、当然のことです。現代は、女性の社会進出が進み、晩婚化してきていると言われ、それに伴い初産の年齢も、上昇傾向にあります。

数十年前までは、難しいと考えられていた年代での出産も、現代では珍しくありません。しかし、女性の体が変化して、年齢を重ねても妊娠しやすくなったというわけではないのです。確かに、医学の発展により以前よりも、さまざまな対処が可能になりました。

40代や50代での出産にたいしてのノウハウも形成されつつあり、サポート面は向上したといえるでしょう。それでも、体質的に大きな変化はなく、年齢を重ねてからの妊娠が難しいことや、出産に伴うリスクは今も昔も大幅に変わっていないのです。
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今回POUCHSでは、40代である45歳に注目した妊娠や、出産についてご紹介していきます。妊娠の確率や、不妊治療の流れなど、詳細に解説していきましょう。40代の妊娠や出産について知り、自身の状況と当てはめて参考にしてみてください。

「まだ若い」「不妊治療など考えていない」といった人たちは、先々の情報を知っておくことで、どういった状態になったとしても瞬時に対応することが可能になります。また、誤った情報に踊らされることなく、自身の決断の参考にもなるでしょう。

また、POUCHSは恋愛やライフスタイルを応援する記事を多数取り扱っています。ぜひこちらの記事も、一緒にお読みください。

40~44歳の自然妊娠確率と出産数

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まずは、40代の自然妊娠確率について、ご紹介していきます。「自然妊娠」とは、不妊治療など通院をせず、パートナーとのみ協力して妊娠する方法のことになります。同じ40代といっても、41歳と49歳では自然妊娠確率が大きく変化するのです。

ここでは40~44歳と45~49歳までに分けて、自然妊娠確率をご紹介していきましょう。まず、40~44歳までの自然妊娠確率は約40%です。正確には37%と言われています。意外に低い確率ではないと思うかもしれませんが、20代や30代と比べると、高い確率ではありません。

また、2017年40代前半の出産率は52,101となっています。総出生数は94万人のため、全体の約5%が40代前半の出産ということです。自然妊娠確率は決して低い数字とは言えませんが、総出生の割合を見てみると、40代の出産が多いわけではないことが理解できるでしょう。

45~49歳の自然妊娠確率と出産数

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40代前半の自然妊娠確率が、意外に低くなかったことから、40代後半の45~49歳自然妊娠確率もそこまで低下しないと考える人もいるでしょう。しかし、45歳をラインとし、自然妊娠確率は大幅な低下を見せるのです。45~49歳の自然妊娠確率は、約5%となります。

統計場所や統計方法によって、多少前後は見られますが、45歳以降の自然妊娠確が非常に難しいということは変わらないのです。2017年、40代後半の出産数は1,450人でした。全体の出生数の0.15%という、非常に低い出産数となってしまうのです。

また、50代ではさらに低くなり、出産数は62人と0ではないものの、自然妊娠確率は、ほぼ0%と言われています。

45歳からの不妊治療の成功率は0%に近い

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前項でご紹介した自然妊娠確率や、出産数を知り、慌てて40代から不妊治療を開始する人たちがいます。しかし、残念ながら45歳前後から不妊治療を始めた場合、成功確率は0%に近いと言われているのです。

20代や30代のうちに、こういった統計数を知っていれば、もっと早い段階から不妊治療を検討したり、人生プランを考えることができたでしょう。先々の情報を知っておくことで、こういった対策にたいして、後手に回るリスクを減らすことができるのです。

同年代でも経産婦の妊娠確率の方が高い

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「周囲の知人が2人目を40代で出産」「友人が40代で3人目を出産」といったことも、少なくありません。こういった事実を見ていると、40代でも妊娠し、安全に出産できると考えてしまう人がいます。しかし、同じ年齢や年代であっても、経産婦の自然妊娠確率と、初産女性の自然妊娠確率は異なるのです。

初産女性の方が、自然妊娠確率は低くなりますし、同じ年齢や年代であっても、出産経験を持つ経産婦の自然妊娠確率の方が高くなります。

なぜ?経産婦の自然妊娠確率が高い理由

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同じ年齢や、同年代の40代であっても、経産婦と初産の自然妊娠確率は異なるとご紹介しました。自然妊娠確率は、年齢や年齢に伴う体質の変化に、大きく影響されます。それではなぜ、同じ年齢や年代であっても、経産婦の自然妊娠確率が高いのでしょうか。

ここからは、経産婦の自然妊娠確率が、初産の女性より高い理由について、解説していきます。

もともと妊娠できる体質の人が経産婦になれるから

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経産婦とは、過去に一度または複数回出産を経験した女性です。40代で初産ということは、これまで一度も妊娠経験がないということになります。妊娠経験がない理由は、仕事や家庭の事情、または体質的な事が関係するなど、さまざまありますが、一度でも妊娠経験がある経産婦は、初産女性よりも妊娠しやすいと言えるのです。

出産後に体質が変わる場合もありますし、40代初産女性の妊娠しなかった要因が、全て体質に関係しているわけでもありません。しかし、数字的な意味だけで考えると、経産婦女性の方が妊娠しやすいと言えるのです。

妊娠・出産を機にホルモンバランスが整うことがあるから

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妊娠・出産では、女性の体内でホルモンが目まぐるしく変化します。妊娠・出産によって、これまで乱れがちだったホルモンバランスが整う女性もおり、そういった要因から妊娠しやすくなる場合もあるのです。

また、出産した女性と、一度も妊娠をしない女性の子宮では、状態が異なると言われています。出産後、子宮内が綺麗になり、受精卵が着床しやすい状態になるとも言われているのです。そのため、出産後、すぐに妊娠する人も、少なくありません。

一度でも出産を経験した女性は、ホルモンバランスが整い、子宮の状態も良好になる可能性があるため、40代の同年代初産女性よりも、妊娠しやすいと言えるのです。

子育て中は食生活など健康に気を遣うから

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妊娠するためには、生活習慣が非常に重要です。妊娠するためには、規則正しい生活や、バランスのとれた食事、適度な運動などが必要となります。出産後、子育てをしていると、子供に良質な生活を送らせるため、自らの生活習慣も整っていきますし、食生活や健康面にも気を遣うようになるのです。

自身が倒れてしまっては、子育てができませんし、子供への影響も考えると、独身時代や出産前よりも規則正しい生活スタイルとなる女性が多くなります。こういった食生活や生活スタイルによって、自然と妊娠しやすい体作りができ、自然妊娠確率が高くなるのです。

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