血液型遺伝の組み合わせ表！ありえない組み合わせと血液型別の相性も

意外と重要な血液型の組み合わせ

日本人は血液型占いが好きと巷ではよく言われています。確かに一時血液型占いが流行し、関連する本が店頭に沢山並んだり、テレビなどで取り上げられたこともありました。血液型占いとは、血液型と性格を関連付けてその人の性格や運勢などを判断するものですが、こうした占いの人気もあってか「あなたは本当真面目なA型よね」「あの人は本当マイペースなB型だよね」といった風に、相手の性格を血液型に当てはめて決めつけてしまう風潮が実際に存在し、ブラッド・タイプハラスメントなるものが社会問題にもなりました。

最近では血液型占いも下火にはなっていますが、それでも血液型と性格を結び付けたり、血液型と相性を気にされる方はいまだに多く存在します。ですが、普段血液型の組み合わせまで気にされる方は少ないのではないでしょうか？今日は意外と重要な血液型の組み合わせについて、相性がいい組み合わせから、輸血できる血液型、血液型別相性の良い組み合わせ・悪い組み合わせ、星座×血液型で見た相性、血液型の雑学まで幅広くご紹介します。

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知ってる？そもそも血液型とは？

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血液型とは、血液中にある細胞成分の表面または内部に存在する血液型物質の有無によって個人を区別する方法です。血液型が誕生した当初は、血液のみを識別するものでしたが、研究が進んだ昨今では、血液以外の細胞や体液、毛髪の組織にも血液型があることが分かっています。今日では多くの人が自分の血液型を知っているのが当たり前のことのようになりましたが、実は20世紀の初めごろまでは血液型という概念がなく、当時の輸血技術は血液型が運よく合えば助かり、合わなければ命を落とすと言う一種賭けのような治療方法だったようです。

発見と歴史

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血液型の発見と歴史は1900年にさかのぼります。オーストラリアの化学者であったカール・ラントシュタイナーは、他人同士で血液を混ぜると血が凝固して塊になってしまう「凝集反応」という現象に着目しました。ラントシュタイナーはその現象の原因を確かめるために、自分と弟子の血液を赤血球と血漿（血液の液体成分）に分離し、それぞれの血漿に別の人の血漿を加える実験をしました。

すると、血液が凝固するものと凝固しないものがあり、その組み合わせに規則性があることに気づいたのです。実はラントシュタイナーは、血液が凝固する原因について大方見当がついていました。ラントシュタイナーがこの実験を行う10年ほど前に、北里柴三郎が「抗体」という概念を発見していたからです。彼は血液が凝固する組み合わせをグループ分けしていきました。

そして、ラントシュタイナーが血液型を分類して以後、それまで血液型が合わずに発生していた死亡事故が激減し、ラントシュタイナーはその功績が認められ、1930年ノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

当初はＣ型だった

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現在私たちが良く知っているのがABO式の血液型です。ラントシュタイナーはB型の血液を凝固させる抗体を持つ血液をA型、逆にA型の血液を凝固させる抗体を持つ血液をB型としました。ここまでは今と同じですね。しかし特定の抗原を持たない血液（現在のO型）を当初はC型としていたのです。アルファベットでABと続いてCが来るのは確かに自然ですね。しかし1910年にAB型が発見されたことにより、O型へ変更されたのだそうです。

ちなみに、C型がO型と呼ばれるようになったのはAB両方の抗原を持っていない理由からとされ、実はアルファベットのOではなく抗原を持たない（ゼロ）という意味で数字の０を表していると言われています。

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【血液遺伝の組み合わせ表】組み合わせの確率・割合は？

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血液遺伝は、その形質や特徴が表面に現れにくいO型と現れやすいA型B型の組み合わせによって決まっています。さらに、A型、B型、AB型、O型という血液型はさらに細かく分けることが可能で、AA型・AO型・BB型・BO型・OO型・AB型の6種類に分類されます。つまり、両親の血液型の組み合わせによって、子供の血液型には何通りもの可能性があるということです。それでは、血液遺伝の組み合わせについて見ていきましょう。

Ａ型×Ａ型

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父親と母親両方の血液型がA型の場合、子供の血液型はA型かO型になる可能性が高いでしょう。両親のうちどちらか一方がAA型の血液遺伝を受け継いでいた場合、子供はA型に、両方ともAO型だった場合にはO型として生まれてくる確率が高いです。A型×A型の両親の間にA型の子供が生まれる確率は84％、O型の子供が生まれる確率は16％です。ちなみに日本人100人に対して、純粋なAA型の割合は8％、およそ100人に8人がこの型に該当すると言われています。

Ａ型×Ｂ型

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父親か母親いずれか一方がA型で一方がB型の場合、子供の血液型はA型・B型・AB型・O型のいずれかになる可能性があります。両親の一方がAO型一方がBB型の血液遺伝の場合、子供はA型・B型・AB型いずれかの可能性が高く、AO型とBO型の組み合わせであれば全ての血液型いずれかの可能性があり、AA型とBB型であればAB型、AA型とBO型であればA型かAB型のどちらかに生まれる確率が高いようです。

ちなみに、A型×B型の両親の間にA型の子供が生まれる確率は26％、B型の子供が生まれる確率は23％、AB型の子供が生まれる確率は34％、O型の子供が生まれる確率は17％です。日本人100人に対して、AB型の割合は10パーセント、およそ100人に10人がこの型に該当すると言われています。

Ａ型×Ｏ型

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父親と母親どちらか一方の血液型がA型で一方がO型の場合、子供の血液型はA型かO型になる可能性が高いでしょう。両親のうちどちらか一方がAA型の血液遺伝を受け継いでいた場合、子供はA型に、一方がAO型だった場合にはO型として生まれてくる確率が高いです。A型×O型の両親の間に、A型の子供が生まれる確率は60％、O型の子供が生まれる確率は40％です。ちなみに日本人100人に対して、AO型の割合は31％、およそ100人に31人がこの型に該当すると言われています。

Ａ型×ＡＢ型

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父親か母親いずれか一方がA型で一方がAB型の場合、子供の血液型はA型・B型・AB型のいずれかになる可能性が高いです。両親の一方がAO型でもAA型でも、A型×AB型の両親の間にA型の子供が生まれる確率は50％、B型の子供が生まれる確率は20％、AB型の子供が生まれる確率は30％です。

Ｂ型×Ａ型

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意外と重要な血液型の組み合わせ