2019年7月14日 更新

メサイアコンプレックスとは?原因や治し方だけでなく対処法も!

メサイアコンプレックスという言葉を知っていますか?今回、そんなメサイアコンプレックスの原因や例をみながら、対処法やなってしまった時の治し方について紹介していきます。簡易的な診断もあるので、共依存や自己愛との関係についても見ながら、考えていきましょう!

目次

メサイアコンプレックスって?

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メサイアコンプレックスをご存知ですか。さまざまなコンプレックスがありますが、このメサイアコンプレックスはとても特殊なコンプレックスです。

メサイアコンプレックスとは、誰かを助けてあげなければならないという強い信念が働くことです。困っている人を見かけたら、助けなければという気持ちになれる人は、とても素晴らしい人だと感じることができるでしょう。

しかし、メサイアコンプレックスの人は、人を助けることは自分の利益になると考えてしまうのです。人を助けることで、自分は目立てる、人を助けることで自分はヒーローになれると思ってしまうのです。

こうしたメサイアコンプレックスについて、詳しく解説していきますので、じっくり確認してみてください。

メサイアコンプレックスの概要

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まずはメサイアコンプレックスの概要について解説します。メサイアコンプレックスを抱えている人は、実は特殊な考え方を持っているのです。

ただ単純に人を助けたいという気持ちの裏側には、どういった感情がうごめいているのでしょうか。

メサイアコンプレックスの意味

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メサイアコンプレックスとは、どういった意味を持っているのでしょうか。メサイアとは、救世主を意味しています。

救世主とは、人を助けるという意味を持っていますが、メサイアコンプレックスとなると良い意味では使われません。人を助けたいというその気持ちの裏には、自分がヒーローになりたい、自分が目立ちたいという、いわゆる偽善者のような考え方を持っている人なのです。

メサイアコンプレックスとは、そういった意味を含んでいます。

不幸の反動

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メサイアコンプレックスは、もともと不幸を味わったことがある人がなりやすいのです。メサイアコンプレックスを持っている人はとても複雑な感情を持っており、もともと不幸な人だけではなく、今も不幸な人が陥りやすいのです。

その不幸の反動によって、同じような苦しみになっている人を助けたいという気持ちになってしまうのです。ここまで聞けば良いイメージが強く残るかもしれませんが、メサイアコンプレックスの人の中には自分が不幸になっていることを救われたいという気持ちから行動に移している人もいるのです。

少し複雑な心境かもしれませんが、自分が救われるために他の人と救おうとする気持ちは、少し理解できるのではないでしょうか。いずれにしても、メサイアコンプレックスを持っている人は自分のアピールのための行動なのです。

自分は有能であると思い込みたい

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また、メサイアコンプレックスを持っている人は、自分は有効であると思い込むために行動を取っていることもあります。困っている人を見れば、助けずにはいられないという心境もありながら、周りの人にこうした行動が取れることはすごいこと、有能な人であることというイメージを見せているのです。

例えば交通事故の現場を目撃したときには、すぐに人名救助の行動が取れますか。多くの人は何もできないまま、その場に立ち尽くしてしまうでしょう。

しかし、メサイアコンプレックスの人は、有効であると思い込んでいますので、瞬時に人名救助の行動が取れるのです。一見すれば、とても良いことを行っているのですが、その心の中には複雑な気持ちがうごめいているのです。

メサイアコンプレックスの例

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それではメサイアコンプレックスの例をご紹介します。ここまで説明してきた中にも、メサイアコンプレックスについて疑問に感じてしまうことや、理解できないような説明が残っているはずです。

次にご紹介する例を確認すれば、よりメサイアコンプレックスについての理解が深まるはずです。これからご紹介する例はほんの一部ですが、この例を見ればよりメサイアコンプレックスについて理解できていくでしょう。

親切の押し売りをされる

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メサイアコンプレックスの人が起こしやすい行動として、親切の押し売りがあります。人が困っているときには助けたいという気持ちが働くメサイアコンプレックスですが、これはときとして親切の押し売りになってしまうことがあるのです。

もし、それほど困っていない状況で、無理に親切にされてしまうと面倒な人だというイメージを持ってしまうでしょう。まさにそうした人がメサイアコンプレックスを持っている人なのです。

メサイアコンプレックスを持っている人は、人を助けたいという気持ちは強いですが、その気持ちをどうしても押し付けてしまうのです。自分では良いことをしているという気持ちが強すぎるために、場合によっては相手とトラブルを起こしてしまうこともあります。

家庭内の例

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家庭内の例としては、母親が毎日受験勉強を頑張っている子供に対して夜食を作ってあげると、子供は今日は早く寝るから夜食はいらないと言われ、母親はその子供の態度に起こってしまうなどということです。メサイアコンプレックスは、相手がきっと喜んでくれるだろうということを、相手が求めていないにも関わらず、自ら行動に移すという特徴があります。

こうした行動は一見すれば、とても良い行動のように見えますが、相手によっては余計なお世話になってしまうこともあるのです。また、メサイアコンプレックスの人は、相手が喜んでくれない、そっけない態度を取られたときには憤慨してしまう特徴もあります。

恋人同士の例

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また、恋人同士の例としては、彼氏が彼女に欲しいと思っていたプレゼントを購入して彼女に渡したときに、実はそのプレゼントはとくに必要な物ではないと言われたようなときです。メサイアコンプレックスである彼氏は、その物を購入すれば間違いなく喜んでくれると確信をしていました。

しかし、実際は彼女はいらいない物であったということに憤慨してしまうことになります。メサイアコンプレックスの特徴として、相手が求めているかどうかを確認することなく自分の思いだけで突き進んでしまうということがあります。

メサイアコンプレックスの人は相手の気持ちよりも、自分が相手に対して何かをしてあげたという事実が喜びに変わるのです。

友人同士の例

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