2019年10月21日 更新

幼児退行の症状と原因は?セルフチェックする方法と治し方

子供だけではなく大人でも赤ちゃん返り、幼児退行してしまうことがあります。幼児退行の症状や原因を大人、子供と別にご紹介していきます。セルフチェックできる4つの項目と症状を緩和させる方法も合わせてご紹介しますので参考にしてみてください。

不安からくるもので、夜泣きやおねしょに繋がり、しっかりと寝られなくなったりもします。それまでできていたことができなくなってしまうのです。

夜泣きやおねしょは愛情を注いで不安を取り除くことで減ってくることがほとんどです。赤ちゃんの使っているものを使いたいと言ったり、自分でできていた食事や着替えなどを、できないから手伝ってほしいと言ったりすることもあります。

子供の幼児退行への対応の仕方

Persons Family Parents - Free photo on Pixabay (81330)

子供の幼児退行は発達過程でとても重要で、成長するためにとても大切な発達過程です。このときの対応がこれからの成長に必要な自己肯定感を育み、その子の性格や根本となる考えを養っていくのです。

どのように対応するのが良いのか、言われていることを紹介していきます。

たくさん甘えさせてあげる

Family Kids Baby - Free photo on Pixabay (81335)

子供は、こちらに関心を向けさせよう、かまって欲しいと思ってやっているわがままや甘えで、決して親を困らせたいわけではありません。

ですので、怒ってしまうと余計にエスカレートしたり、心を閉ざしてしまうので、できる限りたくさん甘えさせてあげましょう。甘えさせるといっても、なんでも買ってあげる、言うことを聞くという対応をするのではありません。

甘えを受け止めて、スキンシップをとる時間を作ったり、抱きしめて子供を愛していることを伝えてあげるのです。今までできていた食事や着替えを手伝ってほしいと言って甘えた時には、できるだけ一時的に助けてあげましょう。

実際の年齢より下だと思って対応する

Baby Child Daughter - Free photo on Pixabay (81339)

第1子や大きくなった子供に赤ちゃん返りの行動が出た時、「もう○歳なのに、赤ちゃんみたいだね」と言って、恥ずかしいことだと分からせようとしてしまいがちです。

下の子ができた時期の赤ちゃん返りは、上の子の気持ちが落ち着いたり、時間が経てばおさまりますし、愛情を感じることができれば改善します。

なので、この時期だけだと思って実際の年齢よりもずっと下の年齢だと思って接してあげるのも効果的です。子供も気持ちが満たされていきますし、対応する大人も気持ちが楽になるはずです。

一時的なものだと割り切る

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赤ちゃん返りは成長する上でその子にとっては大切な成長過程なので、一時的なもので長くは続かないと割り切って、とことん付き合ってあげましょう。

怒ったりこちらが焦っても、かえってエスカレートしたり、心を閉ざしてしまい、その後の親子関係にも悪影響を及ぼすことになってしまう恐れがあります。

たくさん褒めてあげる

Girl Father Portrait - Free photo on Pixabay (81360)

「もうお姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから」とつい言ってしまいたくなりますが、その言葉をかけられても子供は自分の気持ちに整理はつけられませんし、納得できません。

ちょっとしたことでも、「とっても頑張ってるね」「ありがとう」と伝えてみたり、手伝いができた時などには「こんなこともできるようになったんだね、すごいね」とたくさん具体的に褒めてあげましょう。

褒めてもらうと大人でも誰でも嬉しいですし「もっとがんばろう」「これでいいんだ」と自分を認められます。手伝いができたときの「ありがとう」という言葉はちゃんと見ていてもらえたと思え、子供も嬉しい気持ちになります。

人はときには甘えることも大切!

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楽観的な人でも、幼児退行してしまった人でも、大人でも子供でも、人は誰でも甘えることで自分を保っている時があります。甘えることで、気持ちが安らぎ、自分の存在を肯定できたりします。

甘えることは恥ずかしいことと思われがちですが、甘える行動は自分や自分の心をを守るために必要な行動なので、押さえつけないようにした方がいいでしょう。

かと言って、自分の甘える行動に悩む人もいれば、恋人やパートナーや家族の幼児退行とみられる行動に困って悩む人もいるでしょう。

生活に支障のでる行動や甘え、長期的にあらわれている症状は精神的な病からくるものもありますので、精神科や心療内科を受診し、医師の診断を受けましょう。

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