2019年2月20日 更新

厭世的の読み方と意味は?厭世的な人の性格や特徴12選!

あなたは「厭世的」という言葉を知っていますか?どう読むのかわからない、と言う人も多い言葉だと思いますが、実は誰しも持っている考え方で、とても身近な感情なのです。ここでは厭世的の読み方や類語、意味をご紹介し、厭世的な人の性格や特徴についてご説明します。

目次

なぜ?厭世的な考えになってしまう心理

Beauty Outdoor Woman · Free photo on Pixabay (68172)

それでは、厭世的な考えを持つ人は、なぜそんな考え方になってしまうのでしょうか。失敗するくらいなら、最初からなにもしない方がいいと思っていたり、過去に、人に裏切られた経験がある場合が多いのです。

ここでは、そういう考え方を持ってしまう理由、その心理に隠された経験などについてご紹介していきます。

人に裏切られた経験があり人間不信になっている

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厭世的な考えを持つ人の特徴のひとつには、過去にあったできごとがトラウマのように抜けないという人がいます。過去に、人に裏切られた経験があって、人間不信になっているのです。

厭世的な考えを持つ人は、これまで説明してきた通り、物事を斜めに見ていたり、文句や愚痴が多くなってしまいます。それには、過去に、人に裏切られてきたから、そういう考えになってしまうのです。

かつては人のことを信じていたけれども、裏切られてしまい「もう信じない方がいい」「信じるとひどい目にあう」と思っています。「いまはいい顔をしているけれども、実は悪いことを考えているんじゃないか」と人間不信になってしまっているのです。

自分の環境が不遇に思えて仕方がない

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厭世的な考えを持つ人は、自分が世界一不幸な人間であると思い込んでいます。自分の環境が、不遇に思えて仕方がないのです。「自分だけにいろいろな不幸が舞い込んでくる」「不幸ばかりが自分のところにやってきている」と思っています。

ですから、他の人の不幸話を聞いていても、「自分の方がもっと不幸だ」と思い込んでいるのです。厭世的な人をはげまそうとおもって、不幸話をわざとらしくしても、逆効果です。

彼らはそれを聞いても、楽な気持ちにはなりません。「この人は自分よりましだ」「自分の方がもっと不幸なんだ」とより考え方を暗くしてしまいます。

失敗するくらいなら最初から何もやりたくない

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厭世的な考えを持つ人は、無気力です。なにか物事を始めて失敗するくらいなら、最初からなにもやりたくないと思っています。

何か物事を始める時、基本的には「どうせうまくいかない」と思い込んでいるのです。ですから、失敗するくらいなら、最初から何もやらない方がいいと思っているのです。厭世的な考えを持つ人は、失敗することを恐れているのではなく、成功するはずがないと考えています。

失敗するくらいなら何もする必要がないわけですから、なにか新しいことをはじめよう、とか、前向きに考えて行動することなどありません。厭世的な考えを持つ人は、失敗するとわかっているので、最初からなにもやりたくないのです。

自分の無力さに嫌気が差している

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そんなネガティブな自分自身にたいしても、本当はよくないことだとわかっています。厭世的な考えを持つ人は、自分の無力さ、自分が何も出来ないこと、何もしようとする気が起きないことにたいして、嫌気がさしているのです。

厭世的な考えの人は、なぜそのような考えを持つようになってしまうのか、その心理について自分自身でしっかりと考察しています。

しかしいくら考えても、前向きになろうなんて思えないですし、そんな何も出来ない自分自身がさらにきらいになって、嫌気がさして、ますます厭世的な考えになってしまうのです。

どんな人がなってしまう?厭世的な考えに行きつきやすい性格

Woman Portrait Girl · Free photo on Pixabay (68166)

それでは、厭世的な考えを持つ人は、どういうタイプの人がなってしまうのでしょうか。プライドが高く、世の中を下に見ていたり、自分自身に自信がもてなかったりします。

また、被害者意識がつよく、自分自身はなんて不幸な人間なんだ、と悲観的に物事をみています。
厭世的な考えに行きつきやすい人にはどのような性格の人が多いのか、ここではその性格について細かくご紹介していきます。

被害者意識が強い

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厭世的な考えに行きつきやすい人は、被害者意識が強いです。自分がこんなことをされた、だれかのせいでこういうことになってしまった、と常に思っています。

自分のせいで、とせめることはほとんどありません。常に、だれかのせいにしたり、特定の個人がいない場合には、「世の中の仕組みが自分をこんな性格にした」「親の環境でこうなってしまった」「会社のせいで自分は無気力だ」と思い込んでいます。

被害者意識が強く、厭世的な考えに行きつきやすい人は、常に誰かのせいにしていきています。そうしないと自分自身がもたないですし、だれかのせいにすることで、唯一、心が軽くなったり、ネガティブな考えをすこしだけ忘れられると勘違いしているのです。

プライドが高い

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厭世的な考えに行きつきやすい人は、プライドが高いひとが多いです。自分はわるくない、自分のせいではなく、誰かのせいにすることによって、自分自身を守っているのです。

それはプライドの高さによっておこるものです。プライドが高いからこそ、自分は悪くない、誰かのせいだと思っているのです。

プライドが高いからこそ、自分は特別な人間だと思っていて、世の中を全体的にしたに見ています。自分自身は評価されない人間だとわかっていても、「こんな自分を評価しない今の日本がおかしい」と思っているのです。

自分に自信が持てない

Little Boy Hiding Sad · Free photo on Pixabay (68163)

なぜこのような考え方になってしまうのか、根本には、自分に自信がもてないという深層心理が隠されています。プライドの高さとは一見逆説的に感じると思いますが、自分に自信がもてないからこそ、プライドが高くふるまうのです。

厭世的な考えに行きつきやすい人は、自分に自信が持てないからこそ、少し違う角度から物事をみて、安心しようとします。

他人とは違う自分、ほかの人よりもすぐれた自分なんだと思い込むことによって、自分に自信をつけようとがんばっているのです。厭世的な考えに行きつきやすい人は、自分に自信がもてません。

正義感が強い

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厭世的な考えに行きつきやすい人は、実は正義感が強いひとが多いです。だれも気がついていないけれど、こんなことがおこっている、何か間違ったことがある、ということに対して、目をつぶることができません。

正義感が強いからこそ、世の中の色々なものにたいして、問題意識をもって考え続けているのです。だからこそ悲観的になって、世の中がおかしい、などと文句ばかりでてくるのです。

厭世的な考えに行きつきやすい人は、正義感が強い人が多いです。だからといって、自己犠牲のようなかたちで何か行動を起こすことができるとは、別問題です。正義感が強いからといって、行動に結びつくわけではないのです。

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