2019年8月5日 更新

シュリンクフレーションとは?理由は?実質値上げした商品まとめ!

シュリンクフレーションという言葉を聞いたことがありますか?実質的な値上げを意味するもので、日本ではアベノミクスが原因だと言われています。シュリンクフレーションの理由やアベノミクスについて、実質値上げした商品のまとめをご紹介します。

Mineral Water Lime Mint - Free photo on Pixabay (535892)

キリンレモンは500ml140円で発売されましたが2018年4月に450mlで140円に値上がりしました。ホームページではリニューアルについてのみ言及して値上げについて触れていません。

キリンレモンは人工甘味料不使用、人工着色料不使用、無色透明の瓶の3つにこだわって1928年に発売されています。リニューアル内容として掲げているのは「現代のライフスタイルにふさわしい、ますます爽やかなおいしさに進化させた」とするものです。

値上げにともないパッケージも変更しています。

ドロリッチ

Jam Jars Fruit - Free photo on Pixabay (535893)

ドロリッチは2008年に220g150円で発売されました。2014年に200gで150円に値上がりをして、2015年には180gで150円になりました。

2017年には120gで150円と大幅な値上げをしましたが2018年に180gで150円に戻しています。2019年には生産を終了してしまいました。

2017年に値上げした際にはパッケージを女性の手にフィットしやすいように形状を変更して仕事中にもスイーツとして楽しめるよう120gにしたと言います。2018年には内容量と味わいを見直して180gに戻しました。

スプライト

Cans Drink Pollution - Free photo on Pixabay (535894)

スプライトは500ml147円で発売されましたが2013年に470mlで147円に値上げしています。値上げにともないパッケージを刷新しました。

スプライトを発売しているのはコカ・コーラ株式会社で、「Qoo」も2009年に470mlで147円に値上げをしています。他にも2012年に「紅茶花伝ロイヤルミルクティー」を470mlで147円にしました。

缶コーヒーとして人気のある、「ジョージアエメラルドマウンテンブレンド」も2009年に190g120円で発売されたものが2017年に185gで130円になっています。いずれも値上げについての説明はありませんでした。

ペプシコーラ

Background Beverage Bubble - Free photo on Pixabay (535895)

ペプシコーラは500ml140円で発売されましたが2018年に490mlで140円となりました。値上げと合わせてパッケージや味を変えています。

サントリーホールディングス株式会社では他の飲料も値上げをしています。「伊右衛門」は500ml140円で発売されましたが2012年に435mlで140円となりました。

「なっちゃん」も500ml140円で発売されているものの2011年には470mlで140円、2014年には450mlで140円、2015年には430mlで140円、2017年には425mlで140円と徐々に実質値上げをしています。

野菜生活100

Carrot Juice Carrots - Free photo on Pixabay (535896)

野菜生活100は900ml340円で発売されました。2008年に900mlで372円となり、2014年に720mlで372円となっています。カゴメ株式会社は値上げについてホームページで言及し、理由については次のように述べました。

「昨今の原油価格の高騰、BRICs諸国の経済成長による食料需要の急増、バイオ燃料の需要増加や世界的な異常気象などにより、農産物の原材料価格の高騰や資材価格、エネルギーコスト等が大幅に上昇しており、この状況はしばらく継続するものと見込まれます。」

続いて、「弊社では、これまで、物流の効率化や製造コストの削減など、自社内で様々なコスト吸収に努めてまいりましたが、これ以上のコスト吸収は困難との判断から、今後ともお客様に高品質で、安心・安全な商品をお届けしていくために」として値上げするに至ったとしました。

内容量が減った商品のまとめ【日用品】

Ironing Press Clothing - Free photo on Pixabay (535897)

シュリンクフレーションにより内容量が減った日用品をご紹介します。日用品は毎日使うものだからこそ値上げをすると家計に響きます。

キュキュットなどの台所洗剤やボールドやアリエールなどの洗濯洗剤も値上げをしています。

薬用石鹼ミューズ

Soap Rose Oil - Free photo on Pixabay (535899)

薬用石鹼ミューズは150g475円で発売されましたが2018年に135gで475円になっています。バスサイズも同様に、100g330円から2018年に95gで330円となりました。

発売しているのはアース製薬株式会社で値上げに関して公表はしていないため、値上げの理由はわかりません。しかし他の会社でもボディーソープの値上げが見られます。

「ビオレuボディウォッシュ」は2015年に530ml357円で発売されましたが2017年には480mlで357円となっています。

キュキュット

Kitchen Decoration - Free photo on Pixabay (535901)

キュキュットは2014年に250ml190円で発売されましたが2017年に240mlで190円に値上がりしています。値上げについては言及しておらず、商品を改良したとして発売しています。

改良した点は洗浄力をパワーアップさせてプラスチック容器に付着した取れにくい脂まで洗い流すことです。キュキュットを発売しているのは花王株式会社で他の製品も値上げをしています。

例えば「メリット」は2013年に220ml300円で発売されましたが2016年には200mlで300円となっています。また、シャンプーの「ASIENCE」は530ml625円で発売されましたが2016年に450mlで625円となりました。

ボールド

Laundry Dry - Free photo on Pixabay (535902)

ボールドの液体の内容量は発売当初1kgでしたが2011年に900g、2013年からは850gとなりました。内容量にあまり変化は見られないものの、商品についてはたびたび刷新しています。

2011年には香りのマジックビーズを配合、2013年には香りのサプリを配合、2015年には天気で香りが変わるとして香りのサプリを変更、2018年には無臭化成分を配合しました。

ボールドには粉末タイプもあり、発売当初は1.1kgでしたが2008年に1kg、2011年に900g、2013年に850gとなりました。

アリエール

Laundry Washing Machines Housewife - Free photo on Pixabay (535903)

アリエールの液体タイプは2011年に1kg211円で発売されましたが2017年に910gで211円となりました。詰め替え用も値上がりをしていて、発売当初は900g242円でしたが2012年に850gで242円に、2017年には720gで242円になっています。

アリエールを発売しているのはP&Gジャパン株式会社で、実質値上げについては言及していません。P&Gはシャンプーやコンディショナーも値上げしています。

「h&sシャンプー」は2007年に530ml445円で発売されましたが2017年には370mlで445円となりました。コンディショナーも同様の価格となっています。

柔軟剤ソフラン

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