2019年10月21日 更新

ポンコツの意味と語源は?ポンコツの特徴とかわいいと言われる理由

「ポンコツ」という言葉はどういう意味で言われるのでしょうか。「ポンコツな人」というと、どんな人のことを指すのでしょうか。「ポンコツ」という言葉の意味や語源、そして同じ「ポンコツ」でもダメな人と愛される「ポンコツ」の特徴を紹介します。

目次

ポンコツとは?

Robot Disassembled Blue · Free vector graphic on Pixabay (74966)

時々耳にする「ポンコツ」という言葉ですが、そもそも「ポンコツ」という言葉にはどういう意味があり、何を指して使われているのでしょうか。今回POUCHSは、ポンコツ意味と語源などについて詳しく紹介します。

ポンコツの意味

Demolition Derby Cars Crash · Free photo on Pixabay (74971)

「ポンコツ」というのは、辞書によると、自動車の解体のことを指す言葉です。そして、そこから転じて、壊れかかった車や、車だけではなく使い古して壊れかかったものを指すこともあります。

また、げんこつで殴ること、または殴り殺すこと、という意味もあると書かれています。言葉としては、この殴るという意味が先のようで、殴るという意味から、自動車の解体の時に大きなハンマーを使って車を壊す、自動車の解体を指すようになりました。

今では、ポンコツといういうと、「どうしようもなく役に立たないもの」という意味で使われている例が多くあります。

ポンコツの語源

Hammer Tool Metal · Free vector graphic on Pixabay (74977)

では、なぜげんこつで殴ることを「ポンコツ」と言うようになったのでしょうか。一つには、「げんこつ」という言葉を聞き間違えて、「ポンコツ」という言葉になったという説があります。

また、げんこつで殴るときの「ぽん」と「こつ」という音から、「ポンコツ」という言葉になったという擬音語説もあります。どちらにしても、もとは「殴る」という意味の言葉でした。

この「ポンコツ」が一般的になったのは、阿川弘之という作家が、「ポンコツ」という題の小説を書いており、そこから世間一般に広まったのではないかとも言われています。

「ポンコツ」は人に使うこともできる?

Cartoon Fail Head · Free vector graphic on Pixabay (74982)

古くなった車や機械を指していた「ポンコツ」という言葉でしたが、「どうしようもなく使えない」という意味から最近では、「役立たずな人」を指して使うことも多いようです。

しかし、「ポンコツ」を人に使う場合には、完全な悪口として使うというよりは、少し愛嬌のある抜けた人や、可愛い女の子の萌えキャラを指して使われることが多いようです。

もちろん人を褒める時に使う言葉というわけではありませんが、「ポンコツ」という音の響きにも、なんとなく可愛らしさがあるからでしょう。

また、POUCHSは恋愛やライフスタイルを応援する記事を多数取り扱っています。こちらの記事も、ぜひ一緒にご覧ください。

どんな人を言う?ポンコツな人の特徴とは

Sad Woman Upset · Free photo on Pixabay (74983)

では、「ポンコツな人」というように、「ポンコツ」という言葉を人に使った時には、どんな人を指して言うのでしょう。具体的に紹介します。

仕事ができない

Mistake Error Question Mark · Free photo on Pixabay (74991)

仕事ができない、と周りに思われている人は、「ポンコツ」と言われてしまうことがあります。仕事ができない人、というと漠然としていますが、イメージは沸くと思います。

こういう人は、何か新しい仕事を振ると必ずミスをします。ですから、周りも極力難しい仕事を振らないようにするのですが、これくらいならできるだろうということでも、必ず何かやらかしてしまうタイプの人です。

周りとしても、この人に任せたのが失敗だった、と思う反面、これくらいこなしてくれよ、とガッカリしてしまう、典型的な「ポンコツ」タイプの人です。

単純なミスを繰り返す

Golf Practice Failure · Free image on Pixabay (74992)

「ポンコツ」と言われてしまう人は、何も難しい仕事を失敗するから周りを呆れさせるわけではありません。いつもやっている仕事なのに、単純なミスを繰り返してしまうのです。

毎回同じところで計算を間違えたり、必要な資料を忘れてきたり、コピーを取ると部数が足りなかったり、会議室の予約を頼むと必要な人数が入らなかったり、とちょっと確認すれば防げるミスをしてしまいます。

頼む方も、「確認してね」と念を押すことも多いのですが、念を押したのに間違えたり、念を押し忘れたところでミスをしたりと、毎回のように何かやらかしてしまうタイプの人は、「ポンコツ」と呼ばれてしまいます。

とんでもない勘違いをする

Mistake Error Mathematics Outside · Free image on Pixabay (74998)

「ポンコツ」と呼ばれてしまう人は、周りの人が思いもしない勘違いをしたりします。10個発注しなければならないものを、10箱発注してしまい、大量にコピー用紙が届いてしまう、なんてことをやらかします。

取引相手の名前を間違えてしまったり、出張の場所を聞き間違えていたり、と周りからは予想もつかない勘違いをするので、それによって被害を受ける上司や同僚からすると「いい加減にしてくれ!」とと言いたくなってしまいます。

しかし、直接被害を受けない人からすると、あまりにもびっくりするポカをするので、ある意味笑いを提供してくれる存在でもあります。

要領が悪い

Blind Target Aim · Free image on Pixabay (74988)

また、要領が悪い人も「ポンコツ」と言われる可能性が高いです。手際よく仕事を片付ける人がいる一方、同じ量の仕事をやっているのに何倍も時間がかかっていしまう人がいます。

そういう人は、例えばちょっと工夫すれば一度で済む計算を、毎回一からやっていたり、やるべきことを順序立ててやっていけばすんなり終わることをテキパキとこなせません。

Pieces Of The Puzzle Mix Hands - Free photo on Pixabay (84977)

仕事の面でもそうですが、例えば料理をさせてみても、手順がめちゃめちゃで出来上がりが失敗してしまったり、料理は作れたけれど乗せるお皿を用意していなかったり、使った洗い物がシンクに山積みになっていたりします。

周りが見ていて、「あー、こうすればもっとサクサクいくのに!」とじれったくなるタイプの人です。

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