2019年7月30日 更新

ほならね理論は最強?論破できない?ほならね理論への反論も!

新海誠さんなどで有名になったほらなね理論は、相手を論破する意味では最強の言葉だと言えます。しかし、ほらなね理論は正論かもしれませんが、使い方によっては正しい反論の方法ではないのです。詭弁とも言えるこのほならね理論について解説します。

しかし、ほならね理論が詭弁になってしまう理由はしっかりとあります。例えばこのほならね理論が広まる理由となったYouTubeの問題に関して言えば、批判している側と創作者との立場が全く違うということがあります。
 
つまりはそもそも立場が違うので、こうした議論を招いてしまうことになるということです。おそらく、お互いが批判している状況の場合には、批判者と創作者という立場は理解できないまま反論を繰り返してしまっているのです。

よく考えれば、立場の違いがあるため、こうした議論になるのはおかしいと感じるはずなのです。

使い方を間違えれば相手を見下してしまう

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また、ほならね理論は使い方を間違ってしまえば相手を見下したような言葉になってしまうのです。おそらく言われた側は、見下されたような気持ちになってしまいます。

こうした点も、本当の論点とは違う面から議論が進んでしまっているから起こるのです。あなたに批判だけをして、実際に作る能力はないということを言われている感覚になり、見下されたような気持ちになるのです。

こうした場面は、たくさんあるはずです。会社の会議の場などにおいても、度々こうした場面はあるでしょう。

批判者をまとめて黙らせるための詭弁

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ほならね理論は、つまりは批判している人に対して黙らせるような力があるのです。自分で作ってみろと言われると、これ以上言い返しようがありません。

また、これから批判をしようと考えている人に対しても、この一言で全ての人を黙らせる力があるのです。ただし、あくまでもほならね理論は詭弁です。

詭弁によって相手を黙らせているだけなので、よくよく考えれば、論点から大きくずれたことろで論破されていることがよく分かるはずなのです。このYouTubeの問題はそこまで考えられたことなのかは分かりませんが、論点からずれていることは間違いありません。

新海誠のほならね理論

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新海誠さんのほならね理論もとても有名です。新海誠さんは、自分の作品にバッシングを行ってくる人に対して、ほならね理論を出してきたのです。

この新海誠さんの発言については、賛否両論ありました。

君の名は。

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新海誠さんの作品と言えば、君の名はでしょう。世界でもこの作品は高く評価され、興行収入が100億を超えたとも言われています。

おそらく、一度は見たことがあり、見たことがなくてもこの君の名はという題名は聞いたことがあるでしょう。これだけ有名な作品になったのは、間違いなく新海誠さんの力ではありますが、そうしたことに対するネットでの批判はとても大きく、結果的に新海誠はほならね理論を出したという結果になったのです。

おそらく、君の名はに詳しい人であれば、また新海誠さんに詳しい人であれば、この問題については知っているでしょう。

君の名は。に寄せられた批判

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では、君の名はには実際にどのような批判が寄せられたのでしょうか。新海誠さんによれば、君の名はに寄せられた批判の中には、単純でありがちなモチーフで描かれているといった批判があります。

こうした批判にさらされることになったのは、やはり君の名はが大ヒットしたからということもあります。これだけ注目された作品だからこそ、批判が集中したのです。

また、批判の中には、新海誠は作家性を捨てたなどの批判もありました。作家として活躍している新海誠さんにとっては、辛い批判だったはずです。

批判に対する新海誠の発言

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では、こうした周りからの批判に対して、新海誠さんはどういった反論をしたのでしょうか。新海誠さんの反論は、にほならね理論です。

そんなに簡単に批判をするのであれば、自分で作ってみろというのが、新海誠さんの反論なのです。この反論を行ったことで、さまざまなことがインターネットで議論されることになりました。

新海誠さんのこのほならね理論は間違ってはいませんが、確かに論点をずらしたような言葉に聞こえます。今でもこの議論の答えは出ていません。

むしろ一部の掲示板などでは加熱している傾向もあります。

クリエイターとほならね理論

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クリエイターとして、このほならね理論は行うべきことなのでしょうか。プロとして活躍しているクリエイターが使う言葉ではないのかもしれません。

ほならね理論が過激に議論されているのは、こうしたクリエイターが簡単にほならね理論を打ち出してしまうからなのです。

本来であれば批判は真摯に受け入れるべき

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まず、本来であればクリエイターであればこうした批判は真摯に受け入れるべきことなのかもしれません。簡単にほならね理論を使ってしまえば、プロとしてどうかと思うのは当たり前かもしれません。

おそらく、ほならね理論を否定している人達は、プロとしてこうした言葉を簡単に使ってしまうクリエイター達に苛立ちを感じているのかもしれません。

プロであれば、まずはこうした意見を持っている視聴者を真摯に受け止めて、それから自分の意見を語るのが正解なのかもしれません。

新海誠の事例では正論である

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しかし、新海誠さんの言葉は例外です。新海誠さんは、あくまでも一度、こうした視聴者の意見を飲み込んだ上で反論をしているのです。

何が何でも自分は正しいと言っているのではなく、まずは相手の言葉を一度受け入れた上で反論をしてるため、多くの人が否定しているほならね理論とは少し違う意味合いがあります。おそらく、ほならね理論をしっかりと理解している人であれば、新海誠さんは正しい議論をしているということが理解できるはずです。

受け入れずに一蹴するのは論点のすり替え

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