2019年2月26日 更新

「テンパる」の意味と語源は?テンパる人の特徴と治す方法

テンパってしまったことは誰しも経験がありますが苦い思い出ばかりの方はいませんか。テンパる人の特徴や対処法、そしてテンパらないために明日からできることをご紹介します。テンパることばかりに着目せず、テンパる癖をどう理解し自分とうまく付き合うのかを考えてみましょう。

視野が狭い

Buffer Stop End Of Track Rails - Free photo on Pixabay (77417)

価値観は人それぞれ異なります。よって仕事に対する評価や姿勢も異なります。仕事においては特にそのことを感じます。
仕事は同じ価値観の人で働いておらず、たくさんの価値観を寄せ集めてよりよい結果を生み出す、利益を生み出すために組織されています。

その中で、自分とは異なる意見や全く反対の価値観を持っている人もいます。そしてその意見に対して、真向から反論すると仕事はうまく進みません。決裂してしまい、組織としての目標を達成できず最悪の場合は仕事を辞めなければいけない状況が生まれてしまいます。

テンパる人は異なる意見や価値観を聞くと自分自身の価値観を否定されたと思い込みやすのが特徴です。否定されたからこちらも否定するという具合です。視野が狭く、新しい価値観を取り込むのが苦手です。

仕事でテンパらないための対処法

Business Office Contract - Free photo on Pixabay (77434)

大きなミスが許されない仕事でどのようなことに注意すればテンパりにくいのでしょうか。

とにかくメモを取る

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メモを細かく取ってみましょう。仕事においては何がヒントになるか分かりません。学校と違い「ここが重要ですよ。」と教えてくれる人ばかりでもありません。もしかすると仕事の依頼人ですら、どうすればいいのか悩みながら依頼をしてくることがあります。その答えを仕事の受け手であるあなたが考えることで価値、利益が生まれます。

もちろん、上司や同僚や後輩など立場は関係なく仕事中はこまめにメモを取ってみてください。そうすることでその人の価値観や仕事に対する優先順位を知ることができます。もし、あなたが「この人は仕事ができるな。」と尊敬している人がいれば、なおさらメモを取ることを実行してみましょう。

テンパる状況を回避できるヒントがあるかもしれません。もしかすると尊敬している人もテンパりやすい人だったかもしれません。

準備をしっかりして自分に自信を持つ

Woman People Coffee - Free photo on Pixabay (77457)

仕事における準備の必要性は先ほど述べました。やはり準備をすることを仕事の中のルーティンとしてしっかり位置づけることが必要です。そしてその準備の仕方は人により様々です。あなたがテンパってしまいやすい場面や「こうなったら面倒だな」と思うことを挙げてみましょう。そしてその1つ1つに対して何を準備として行いますか。

何を準備したらいいか分からない時もあります。そんな時は上司や同僚などに相談しましょう。相談することで問題点が整理されます。そして出来る限りのことをしたら落ち着いてその時を待ちましょう。

シュミレーションを心がける

Whiteboard Man Presentation - Free photo on Pixabay (77458)

シュミレーションは準備に含まれます。出来上がったものを誰かに見せる前に自分自身で時間を測ったり説明文を声に出しながらプレゼンテーションをしてみましょう。盲点だった箇所が必ず出てきます。自分自身で発見できるようになるとテンパる場面がよりはっきりと分かるようになります。「いつもこの説明をする時に焦ってしまう。どうしてだろう。」と原因究明する思考に頭が切り替わりやすくなります。

実は焦ってしまう時というのは、その物事事態に疑問や不安を抱いていたり気乗りしないことが深層心理の中で働いていることがあります。故に理解をせずに仕事をすすめてしまっていることもあります。その疑問を深く掘り下げるとテンパる場面の回避に繋がるでしょう。

周りとコミュニケーションをとる

Workplace Team Business Meeting - Free photo on Pixabay (77460)

周囲とのコミュニケーションは仕事の話だけではありません。無理にプライベートの話題をするということではなく、その人となりを理解するためには仕事の内容だけ話していては人間性を理解することは困難です。そしてあなた自身のことを理解してもらうことも同様です。仕事に対する姿勢や価値観を理解してもらうためにはコミュニケーションを図ることが必要不可欠です。

根掘り葉掘り聞きだすことをコミュニケーションとは言いません。そのことについてどう思うのか、どうしてそのような考えに至ったのかというプロセスに着目してみましょう。相手も知らず知らずのうちに進めていた仕事への価値観に気づくことがあります。そしてそれを聞いたうえで自分自身はどう考えているのか、また不安に思っているのかを共有しましょう。

テンパる癖を治す方法

Afternoon Beverage Break - Free photo on Pixabay (77465)

テンパりやすい特徴を聞いて「自分自身のことかもしれない」と気づいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。ではそのテンパる癖をどうすれば出来るだけ出さずに過ごせるのか解決策を見てみましょう。

テンパりやすいことを自覚する

Blur Close-Up Girl - Free photo on Pixabay (77466)

自分自身の性格をまず理解しましょう。テンパりやすいというのはどちらかというと短所に近い性格かもしれません。しかしまずは自分自身が「極度に緊張する場面では焦ってしまう、うまく喋れなくて悔しい思いをする」ということを認めましょう。案外、自身のマイナス部分を認めることで気持ちが落ち着くことがあります。

そしてテンパりやすい自分を受け止めましょう。改善したい気持ちが前に出てしまうと今の自分が許せず苛立ってしまいます。テンパる自分もあなたです。何も悪いことをしているわけではないことをまずは理解してみましょう。

完璧を目標にしない

Girl Looking Away Portrait - Free photo on Pixabay (77468)

物事を手際よく進めている人、大勢の前で堂々と意見を発言している人、正確な判断力で重要な仕事を任されている人を見ると羨ましい気持ちが芽生えます。「それに比べて自分は…」と落ち込んでしまうことは誰しも経験があります。テンパりやすい人はそういった自分の対極にあるような人に対して劣等感を感じてしまいやすいです。

しかし、完璧に見えても物事に完璧はありません。見る人や角度を変えると間違っていること、足りない部分が必ずあります。それでいいのです。そうでなければ独裁的な物事の進め方が主流になってしまい、コミュニケーションは図れません。

あなたが目指すべき位置を高く設定することは大切です。しかしその目標に近づけない自分に苛立つようであればステップアップできるような小さな目標から設定しましょう。

ポジティブに考える癖をつける

Person Human Joy - Free image on Pixabay (77470)

仕事が出来る人、私生活が充実している人とテンパりやすい自分を比べるとどうしても悲観的になりやすいでしょう。悲観的に物事を捉えること、そのものは悪いことではありません。マイナスな面も含めて判断することは必要です。しかし、マイナス面ばかりに着目していては現状の悪い思考ループから抜け出すことは困難ですし精神的にも辛いでしょう。

ポジティブな面を見るように意識してみます。マイナス面を考えたあと、その反対の意味合いを持つことを考えてみましょう。そうすることで同じものを見ていますが対極の味方を知ることができます。そしてプラスに転じることができるとテンパる要因に対して前向きに対処しようと心が落ち着きます。

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