2020年12月23日 更新

最近涙もろくなったのはなぜ?涙もろくなる原因やうつとの関係性とは

20代の男性では社会経験が浅くストレスを感じる機会が多くにあり、時には耐えられなくなって泣いてしまうなんてことがあります。その状況を軽視し放置しておくと、うつに発展してしまう可能性も大いに孕んでいます。最近涙もろくなった方は是非読んでみることをお勧めします。

うつ病になりやすい性格には、「メランコリー親和型」が従来から知られています。

このタイプの人は、人に気を遣うなど多くの長所がありますが、柔軟性に欠けるなど物事を一人で抱え込んで押し潰されてしまうといった弱点を持っています。

このメランコリー親和型の人に、持続的な負荷がかかると、うつ病を発症します。しかし近年では、20~30代でうつ病を発症した人に、メランコリー親和型と異なる病前性格が指摘されてきています。

うつ病に似た症状を起こす病気

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うつ病に似た症状を起こす病気は、うつ病の他にもいろいろ存在します。精神疾患として、不安症やパーソナリティ障害、適応障害などがあがります。

そして、うつ病と間違われることがとても多い認知症などもあがってきます。この認知症とを見分けるには、精密な問診や画像検査を行うとされ判断が難しいものと言われています。

うつ病は認知症に移行しやすく高齢者のうつ病の治療はとても大切なものとして捉えられています。それではうつ病に似た症状を起こす病気について、どんなものがあるのか詳しく見ていきましょう。

認知症

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うつ病に似た症例としての認知症ですが、会話で「あれ」「これ」「それ」など指示代名詞を用いた表現が多い場合は、認知症の疑いが強いので注意した方がいいでしょう。

認知症とうつ病の物忘れの違いについては、認知症は記憶障害と異なるところにあります。そして、うつ病の物忘れは新らしく何かを覚える力の低下を意味し、ニュースなどを聞いても頭に入らず内容を覚えていないという事に該当します。

また認知症は老化による物忘れとも比較されることがあり、老化は体験したことの一部を忘れていることに対し、認知症は体験したことそのものを忘れているという違いがあります。

脳梗塞

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脳梗塞とは脳の血管が詰まって起こる症状の事を言いますが、血管が破れることで起こるくも膜下出血などと併せて脳卒中と分類されています。

脳卒中で死亡する人の多くは脳出血でしたが、現在では脳梗塞が上回っているとされています。症状としては突然手足が動かなくなるといったように、最低限の日常を送るのも難しくなるといったように恐ろしい病気であることが分かります。

他にも突然しゃべれなくなる、ろれつがおかしくなるといったように、様々な症状を引き起こし他の病気と間違われる場合もないとは言い切れません。

甲状腺の病気

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甲状腺の病気には、バセドウ病という病気があがります。こちらの病気は甲状腺ホルモンが高い場合、思考能力の低下を伴い集中力が落ちるといった知的機能障害がみられます。

以前よりもイライラしたり、わがままになったと周囲も感じることが多く、外出する頻度が落ちるなど外に出ることを嫌うようになる傾向も多いとされています。

甲状腺ホルモン値が正常で症状が続く場合は、バセドウ病とは別の病気が合併していると考えられ、誤認するケースも多いとされています。症状が目立たないので、わがままや怠け、あるいは精神疾患と誤認されて、精神科を受診させられる場合が多くあります。

依存性物質

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依存症は、物質依存、プロセス依存、関係依存といったように大きく3つに分けられ、3つの共通点はコントロール障害にあるとされています。こちらの障害は、量・頻度・場所・状況を判断できなくなり、自分で制御出来ない状態のことを指しています。

物質依存とはある物質を摂取し、快楽や刺激を得て、その物質に執着・依存することを指します。物質の例として、アルコール、たばこ、薬物(違法薬物・脱法ハーブ・処方薬など)があげられます。

薬物依存症は、薬物を使ったかどうかにあり、どのような人間にでも起こりうる病気とされています。また慢性的な病気でもあり、薬物の快感を一度でも得た人は、その欲求を絶つことが出来ず生涯を通して解消することができなくなります。

異常に涙が出る病気がある

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異常に涙が出る、常に溜まっている感じがするといった違和感は、60才以上の高齢者が特に多いとされ、常に涙をふくための拭きものを常備している程の症状に至っています。

例としては、睫毛乱生(しょうもうらんせい)、眼瞼内反(がんけんないはん)、結膜炎、特殊なドライアイといった涙の分泌量が正常よりも多くなっている病気や、涙の分泌量は正常なのに涙が鼻へ抜けていく排水路が詰まり溢れてしまう鼻涙管閉塞という症状があります。

また新生児や乳児にも鼻涙管閉塞や涙嚢炎があり、先天的な発症もあるとされています。では、続いてHSPといった病気について見ていきましょう。

HSPについて

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HSPとは感受性が豊かで、敏感すぎる人のことを指します。物心つく頃から何かに共感する気持ちが強く、意思を持たない架空の存在でも気持ちを汲み取りすぎるなど、異常な執着を見せる人が多いとされています。

気分の浮き沈みも激しく、周囲の環境から受ける影響が通常の人よりも強く、日常的な生活を送るのに支障をきたす人もいる程にまで及びます。

行き過ぎた能力と捉えれば、自制する訓練で自分のものに出来る可能性もありますが、制御しようとして出来るものであれば誰も悩むことはありません。簡素ですが、皆あり得た話と考えれば少しは気持ちが楽になる、このような気休めも時には大切です。

涙もろくなった原因を探ろう

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涙もろいと感じていた方は、心境の変化はありましたでしょうか?こちらの記事を通して自分の解決へ向かう道に少しでも近づけたらと思います。自分で自分を見つめなおすのはとても大事なことであり、難しいことでもあります。

時には他の人に見てもらったりと、違う角度から見た自分を見つける必要もあります。目の前の生きる為の行動と、目標である将来を両立して考えることは、頭の中がごちゃごちゃと散らかり始め、何をしたいのか訳が分からなくなります。

そんなときも焦らずにゆっくりと一つずつ問題を片づけていき、片付き始めたらまた次の問題を解決していくといったように、自分の修正も積み重ねていってみて下さい。この訓練・習慣は生きる源、きっとあなたをいい道に導いてくれることでしょう。

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