2019年7月11日 更新

ピンチはチャンスは誰の言葉?ピンチに陥った時の心構え7つ

ピンチはチャンスという言葉を耳にされたことのある方も少なくないでしょう。ですがこの言葉の意味が良く分からない方もいらっしゃいますよね。今回はそんな方のために、ピンチはチャンスという名言は一体誰の言葉なのか、その意味とピンチをチャンスに変える方法をご紹介します!

Woman Sunflower Stored - Free photo on Pixabay (466934)

ピンチの時はチャンスも一緒にやってきます。ピンチとチャンスはセットのようなもので、ピンチの状態があるからこそ、チャンスに気づくことが出来るのです。逆に、何事もなく平穏な状態だと、チャンスがあったとしても気づきにくくなります。

なぜなら、人は本能的に楽をしたい生き物であり、問題の起こらない普通の状態に満足してしまうので、あえて苦労をしてまで自分の人生を変えたいと思わないからです。つまり、ピンチはチャンスと受け入れて行動している人というのは、前に進もうとしている人なのです。

ピンチはチャンスになる理由とは?

Head Beyond Clouds - Free photo on Pixabay (466990)

例えば会社をリストラされてしまった時、仕事で大きな失敗をしてしまった時、大きな病気が発見された時、そんな時多くの人は「どうしよう、どうしよう」と不安や焦りを感じ、次に「なんで私が」「あの時ああしておけば良かった」「こうしておけば良かった」と後悔するでしょう。

ですが、ここで「もう自分は終わりだ」と思うか「この状況をどう良くしていくのか」と思うかによって、その後の展開が変わってくるのです。もうお分かりでしょうが、ピンチをチャンスに変えることの出来る人と言うのは後者の人ですね。

つまりピンチは、その人がどう思うかによってチャンスにもなるし、ピンチのまま挫折したり、避けてしまったりするのですね。ピンチを避けてばかりいたら、成長も飛躍もありません。もちろん、そのピンチを乗り越えなかったとしても人生は何とかなる場合もありますし、逃げた方が良い場合もあります。
ですが、「神は乗り越えられる試練しか与えない」という言葉があるように、逃げる前にまずは乗り越えられる方法を考えて行動してからでも遅くはないでしょう。ピンチの中にチャンスを見出す意志を持てる人が、ピンチの中にあるチャンスを拾うことが出来るのです。

多くの成功者が体験しているのがピンチはチャンス

Man Woman Group - Free photo on Pixabay (467008)

私達は成功者という言葉を聞くと「自信に満ち溢れた姿」や「お金を沢山持っている」「逆境に強い」などのイメージを持ちますが、成功者というのは実は気の遠くなるような多くの失敗を経験した人なのです。多くの成功者はそうした場数を踏んでいるため、経験的にピンチはチャンスだということを知っています。

そのため多くの成功者は逆境に強く、ピンチはチャンスと捉えることが出来るのです。人生は楽あれば苦ありです。私たちは成功者たちの良い面だけを見て「いいな、羨ましいな」と思いがちですが、iPhoneで有名なアップル社のような大企業にも存続の危機がありました。

ですが彼らはいちいちへこまず、それらを成長の糧として前進してきたので今があるのです。

ピンチが人を大きくする

Environmental Protection Nature - Free photo on Pixabay (467073)

人は自分では予期せぬピンチに直面する時がありますが、そんな時は悩んだり、苦しんだり、このピンチから早く逃れたいと願ったりします。

戦国武将の豊臣秀吉は主君の織田信長に可愛がられ、他の誰よりも多くの仕事を与えられましたが、その仕事は常にピンチの連続だったと言われています。ですが、自分に信長のようなカリスマ性がない事を自覚していた秀吉は、人を動かすにはどうしたら良いか、人から人望を得る為にどうしたら良いのか常に考え努力をしていました。

その結果、秀吉は人を動かして様々なピンチを乗り越え出世したのですね。ピンチの時こそ、その人の人間性が見えるといいますが、「ピンチが人を大きくする」「打つ手はいくらでもある」「ピンチはチャンス」と考えて、主体的に物事に取り組んでいくと、本当に天が味方してくれるのでしょう。

ピンチを迎えてこそアイディアが出る

Creativity Idea Inspiration - Free photo on Pixabay (467113)

ビジネスではアイディアが利益と直結すると言われるように、閃きでビジネスに成功した例はたくさんあります。会議などでアイディアを出し合う事をブレーン・ストーミングと言いますが、複数の人を前にして頭脳を嵐のように掻きまわし閃きを絞り出そうとする行為です。

実は一人で悶々と考えるよりも、時間が迫ってくるなかで複数の人を前に危機感を感じている方が、アイディアが出やすいと言われています。例えば、相手と一対一で向かいあって真剣に交渉している場面や、締め切りなどの期限が迫ってきた時にアイディアが浮かんで危機を脱する事があります。まさにピンチはチャンスです。

これも相手を目の前にしていたり、危機が迫っていることから閃くものです。つまり危機的状況の中でチーム一丸となって必死に考えを巡らせている中から起死回生のアイディアが生まれてくるものなのです。どうしても乗り越えられない壁にぶつかった時こそ、新しいアイディアが生まれてくる可能性が高いのです。

ピンチはチャンスにまつわる名言

Person Human Joy - Free image on Pixabay (467146)

人生には様々なピンチがつきものですが、数々の困難を乗り越えて来た有名なスポーツ選手や経営者、芸術家などの言葉を聞くとなるほどど納得するものがあります。彼らは不屈の精神力で数々の困難を乗り越え、一流と呼ばれるまでに成長してきた実績があるからですね。

そんな、ピンチをチャンスに変えることができる視点を持っている成功者たちの名言をご紹介します。ぴったりだと思うものがあったら、是非ピンチの時に思い出して自分を勇気づけるのにお役立て下さい。

失敗ではなくうまくいかない方法を知れた

Laboratory Chemical Vintage - Free photo on Pixabay (467175)

「失敗ではなくうまくいかない方法を知れた」という言葉は、発明家トーマス・エジソンの名言です。エジソンは私たちの日常生活に欠かせない電球を開発した発明家で有名ですね。現在私たちが安い値段で電球を買うことが出来るのは、彼が何千回にも及ぶフィラメントの実験を行った結果です。

普通であれば気の遠くなるような数の実験に途中で諦めてしまいそうですが、エジソンは失敗をむしろ「うまくいかない方法を知れた小さな成功」と肯定的に捉えて、ネガティブに陥ることなく何度も挑戦しました。

その結果、電球の発明という大きな成功を収める事が出来たのです。失敗は大きな成功に繋がる小さな成功、そう考えると気楽に次の一歩を踏み出すことが出来そうですね。

PKを外せるのは蹴る勇気を持ったものだけ

The Ball Stadion Football - Free photo on Pixabay (467200)

「PKを外せるのは蹴る勇気を持ったものだけ」という名言は、イタリアサッカー界の至宝とも言われた名選手ロベルト・バッジョの言葉です。ロベルト・バッジョは数々の記憶に残る名プレイを残したスター選手です。そんな彼の名言が出てくる元となった大会が、1994年のワールドカップアメリカ大会でした。

対戦相手は強豪国ブラジル、熱戦が続くなかで決着がつかず、試合はPK戦にもつれ込みました。このPK戦でブラジルがリードし、バッジョは最終キッカーとして登場します。ここでゴールを外してしまうとイタリアの敗北が決まってしまうというプレッシャーの中、バッジョはイタリア中の期待を背負いボールを蹴りました。

しかしボールはゴールを外れ、はるか彼方に飛んでいってしまったのです。その瞬間イタリアの負けが決まりました。試合後、バッジョには慰めとバッシングの両方の声が向けられました。そんな重みのある経験がこの名言を生み出したのです。

Why?よりもHow?

Questions Board Blackboard - Free photo on Pixabay (467211)

人間ははピンチになると、感情がネガティブになって嫌な気持ちになったり、苦しみや怒りを感じたりします。そんな時、元プロテニス選手松岡修造さんの言葉に励まされた方も多いのではないでしょうか?この「Why?よりもHow?」も松岡修造さんの名言です。

私達は、ピンチに見舞われた時に「どうして私がこんな目に?」と思いがちですが、実際にピンチを乗り越えようと思ったら「この状況を打開するにはどうしたらいいの?」と考えて行動に移さない事には現状が良くならないのです。

このWhy?(なぜ)よりもHow?(どうやって)はピンチをチャンスに変えてきた、松岡さんのの経験から出た言葉なのです。

リスクを負わないのがリスク

Success Business Woman Career - Free photo on Pixabay (467245)

ビジネスや投資においてリスクは付き物です。でも世の中は行動することで成功するように出来ているので、リスクを恐れて何も行動しなければ、成功者にはなれないのです。アメリカの実業家ビル・ゲイツの言葉に「リスクを負わないのがリスク」という名言があります。

これは、人は本能的にリスクを恐れる生き物ですが、いざという時には思い切って挑戦することが大切だということを言っています。リスクを恐れることは人間の本能ですので、決して恥ずかしいものではありませんが、リスクを恐れて何もしなければ、危険を避けるのと同時に進歩や発見を得る機会も無くしてしまうのです。

もちろん世の中には進歩なんて無くても困らない、今のままで十分だと言う人もいるでしょう。しかし、常に変化している世の中で変化しないということは、取り残されてしまう危険性があるということです。私たちは例えるならば未開のジャングルにいるようなものです。

2 / 5

関連する記事 こんな記事も人気です♪