目次
- セクシャルマイノリティの意味
- LGBTとの関連性
- 「セクシュアル」とは
- セクシュアルは4つの項目からみることができる
- 1つめは生物学上の性別
- 2つめは自分の性に対する自認
- 3つめは誰を好きになるのか
- 4つめは性をどう表現していくか
- セクシャルマイノリティの分類
- レズビアン
- ゲイ
- バイセクシュアル
- トランスジェンダー
- クエスチョニング
- Xジェンダー
- アセクシュアル
- パンセクシュアル
- アブロセクシュアル
- リスロマンティック
- セクシャルマイノリティはかなり複雑
- 当てはまるものが1つとは限らない
- 近年になってセクシャルマイノリティは増加した?
- 日本では昔から男色の文化もあった
- セクシャルマイノリティの現状
- 学校でのいじめの対象になってしまう
- 差別もまだまだある
- 法的なものもまだ不十分
- カミングアウトをするときの膨大な不安
- 家族の理解が得られないことへの不安
- SOGIハラスメントに苦しめられている
- 世間の認識や誤った見解と本人たちのすれ違い
- 一時期話題に上がったLGBTトイレ
- SNS上ではこのような意見に共感の声
- 世界的にもセクシャルマイノリティへの理解は進んでいる
- ゲイパレードが行われる
- インドでは性別が男女だけではない
- ベトナムでも同性婚が認められた
- アメリカ全体で同性婚が認められる
- コスタリカで同姓婚が認められる
- 日本では性同一性障害の保険適用
- アライと宣言する人が増えた
- セクシャルマイノリティはいろいろな種類がある!
via pixabay.com
SOGIハラ(ソジハラ)と呼ばれているハラスメントを知っていますか?「SOGI」とは、好きになる人の性別(Sexual Orientation)と、自分がどの性別かという性自認(Gender Identity)の頭文字を取って作られた言葉です。
SOGIに関して差別的な言動や嘲笑・差別的な呼称、いじめや暴力などの精神的・肉体的嫌がらせ、望まない性別での生活を強制させられたり、差別を受けて社会生活上の不利益を被ること、人のSOGIを本人の許可なく公表するなどがSOGIハラスメントにあたります。
SOGIハラによって人権侵害を受け、命を落とす方もいるのが現状です。
SOGIに関して差別的な言動や嘲笑・差別的な呼称、いじめや暴力などの精神的・肉体的嫌がらせ、望まない性別での生活を強制させられたり、差別を受けて社会生活上の不利益を被ること、人のSOGIを本人の許可なく公表するなどがSOGIハラスメントにあたります。
SOGIハラによって人権侵害を受け、命を落とす方もいるのが現状です。
世間の認識や誤った見解と本人たちのすれ違い
via pixabay.com
セクシャルマイノリティの中でも特に身体的性と自認する性が違うトランスジェンダーの方は、外出した際のトイレに入る際の周囲からの視線や指摘にストレスを感じていることが多いことが明らかになり、社会問題になっています。
当事者に対する世間の認識不足から起こってしまった問題について解説していきます。
当事者に対する世間の認識不足から起こってしまった問題について解説していきます。
一時期話題に上がったLGBTトイレ
via pixabay.com
身体や心の性に関係なく誰でも自由に利用してもらいたい、というセクシャルマイノリティへの配慮として多目的トイレにLGBTを象徴としているレインボーマークの掲示を自治体が行っていました。
しかし、レインボーマークが掲示されていることによって、周囲の人にLGBTと気付かれる恐れを感じるといった声が非常に多く、レインボーマークの掲示は中止になりました。
一部の企業や自治体、学校などで、どんな人でも気軽に使える多目的トイレの設置や、学校の制服のスカートとパンツを自由に選択出来るなど、セクシュアリティにも寄り添った取り組みは少しずつ進み始めています。
しかし、レインボーマークが掲示されていることによって、周囲の人にLGBTと気付かれる恐れを感じるといった声が非常に多く、レインボーマークの掲示は中止になりました。
一部の企業や自治体、学校などで、どんな人でも気軽に使える多目的トイレの設置や、学校の制服のスカートとパンツを自由に選択出来るなど、セクシュアリティにも寄り添った取り組みは少しずつ進み始めています。
SNS上ではこのような意見に共感の声
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セクシャルマイノリティの方がトイレに困っている事に対して、LGBT専用トイレを設置したことが裏目にでてしまい、当事者を傷つけてしまっているケースも中にはあります。
トイレの入り口の表記がLGBT専用だと分かるように書かれてしまうと、そのトイレに入ったことによって自分が秘密にしていることが他人に知られてしまうからです。
セクシャルマイノリティの当事者に寄り添って設置したつもりが、返って逆効果になってしまったのです。
この件についてSNSでは「オープンにしていない人は利用できないし知識と理解が追いついていない」「過剰に反応しすぎるのも差別のようになってしまう」「LGBT専用じゃなく誰でも利用できる多目的トイレを増やせばいい」など、共感の声が多数あります。
トイレの入り口の表記がLGBT専用だと分かるように書かれてしまうと、そのトイレに入ったことによって自分が秘密にしていることが他人に知られてしまうからです。
セクシャルマイノリティの当事者に寄り添って設置したつもりが、返って逆効果になってしまったのです。
この件についてSNSでは「オープンにしていない人は利用できないし知識と理解が追いついていない」「過剰に反応しすぎるのも差別のようになってしまう」「LGBT専用じゃなく誰でも利用できる多目的トイレを増やせばいい」など、共感の声が多数あります。
世界的にもセクシャルマイノリティへの理解は進んでいる
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近年、性別にとらわれない自分らしい生き方が徐々に見直されています。日本では性同一性障害の性転換手術が保険が適用になりました。
海外では同姓カップルの結婚が法的に認められたり、男性女性以外の第3の性別が認められるなど、世界的にも様々な性に対する制度や理解が進み始めています。
海外では同姓カップルの結婚が法的に認められたり、男性女性以外の第3の性別が認められるなど、世界的にも様々な性に対する制度や理解が進み始めています。
ゲイパレードが行われる
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ニューヨークで起こった「ストーンウォール事件」をきっかけに、セクシャルマイノリティの差別や偏見を無くして、異性カップルと同等の権利を求める活動としてパレードが行われるようになりました。
現在では世界各都市で毎年行われており、誰でも参加できる楽しいパレードとして有名です。始めはゲイパレードと呼ばれていましたが、近年ではプライドパレードと呼ばれています。
LGBTの象徴とされているレインボーカラーは、虹の色の様に生と性の多様性を意味しています。
日本国内でもプライドパレードが開催されていて、2018年に行われた東京プライドパレードには過去最高の約15万人が参加し、200以上の飲食店などのブースも出展され、非常に盛り上がりました。
今年も渋谷・原宿で東京プライドパレードが開催されました。パレード以外にもアーティストによるステージパフォーマンスが行われたり、多数の飲食店やキッチンカーなどが出展されていました。
プライドパレードはセクシャルマイノリティの有無に関わらず、全ての人が自分らしく楽しく生きていける社会を願う大きなイベントなのです。
現在では世界各都市で毎年行われており、誰でも参加できる楽しいパレードとして有名です。始めはゲイパレードと呼ばれていましたが、近年ではプライドパレードと呼ばれています。
LGBTの象徴とされているレインボーカラーは、虹の色の様に生と性の多様性を意味しています。
日本国内でもプライドパレードが開催されていて、2018年に行われた東京プライドパレードには過去最高の約15万人が参加し、200以上の飲食店などのブースも出展され、非常に盛り上がりました。
今年も渋谷・原宿で東京プライドパレードが開催されました。パレード以外にもアーティストによるステージパフォーマンスが行われたり、多数の飲食店やキッチンカーなどが出展されていました。
プライドパレードはセクシャルマイノリティの有無に関わらず、全ての人が自分らしく楽しく生きていける社会を願う大きなイベントなのです。
インドでは性別が男女だけではない
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日本のパスポートの性別欄には男と女しかありませんが、インドでは身体的性と性自認が一致していないトランスジェンダーの方々を「第3の性」として認められました。
パスポートにはT(トランスジェンダー)、選挙の時の有権者カードにはO(その他)の記載が設けられました。
しかし、法律上では同姓愛は犯罪とされており、多様な性のあり方に対する理解は進んでないことから、偏見や差別の問題はまだたくさん残っているのが現状です。
パスポートにはT(トランスジェンダー)、選挙の時の有権者カードにはO(その他)の記載が設けられました。
しかし、法律上では同姓愛は犯罪とされており、多様な性のあり方に対する理解は進んでないことから、偏見や差別の問題はまだたくさん残っているのが現状です。
ベトナムでも同性婚が認められた
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元々ベトナムでは同姓婚が禁止されていたため、結婚式を行うことさえも罰金の対象とされていました。
その後一部法改正されましたが、同姓カップルの結婚式やパーティーを行ったり一緒に住むことが罰金の対象にならなくなっただけなので、法的な権利保障は未だありません。
その後一部法改正されましたが、同姓カップルの結婚式やパーティーを行ったり一緒に住むことが罰金の対象にならなくなっただけなので、法的な権利保障は未だありません。
アメリカ全体で同性婚が認められる
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アメリカはキリスト教信者が多く、同性結婚を反対する方が多くいました。しかし、同姓結婚を禁止している州に住んでいるカップルが長年起こしていた裁判の結果、同姓結婚がアメリカ全土で法律的に認められることになりました。
この判決に関して、レディガガやマドンナなどの多くの著名人がTwitter上にコメントを投稿し、祝福しました。
また、同性カップルが養子を迎えることもアメリカ全50州で法律で認められました。
この判決に関して、レディガガやマドンナなどの多くの著名人がTwitter上にコメントを投稿し、祝福しました。
また、同性カップルが養子を迎えることもアメリカ全50州で法律で認められました。
コスタリカで同姓婚が認められる
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コスタリカでは人権問題や同性婚などの社会問題を扱う裁判所が設置されており、この裁判所が同性婚の禁止は差別であると判断し、18ヶ月以内に法改定することを指示しました。
そのため、法改定が予定されており、2020年5月から同姓婚が認められることが発表されました。
また、性別の変更も社会的に認めるべきとの判決もされています。
そのため、法改定が予定されており、2020年5月から同姓婚が認められることが発表されました。
また、性別の変更も社会的に認めるべきとの判決もされています。
日本では性同一性障害の保険適用
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