2019年7月13日 更新

ナンバ歩きの効果やメリットとやり方!腰痛や骨盤矯正に効果アリ?

ナンバ歩きは、実は体にさまざまな効果を与えてくれるのです。あまり知られていないナンバ歩きをまずは練習してみることをおすすめします。実は有名なアスリートも、このナンバ歩きをトレーニングに取り入れていたのです。ぜひナンバ歩きを極めてみましょう。

現代に日本においては、このナンバ歩きを行っている人はほぼいません。ほぼというよりは、日常的にこのナンバ歩きを行っている人はいないと言っても良いでしょう。

江戸時代にはナンバ歩きが行われていたとして、なぜ現代に日本人は今に至るまでナンバ歩きが引き継がれなかったのでしょうか。江戸時代で行われていたとされるナンバ歩きに大きな意味があるのなら、現代においてもその歩き方が引き継がれても良かったはずです。

元々西洋人と日本人は歩き方が違う

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元々、西洋人と日本人とでは歩き方が違うのです。これはよく観察をしなければ分からないかもしれませんが、よく見れば西洋人と日本人とでは明らかに違う歩き方になっています。

日本人は少し前かがみになっているのに対して、西洋人は体の重心を極端に後方へ移して歩いているのです。これは、西洋人が昔から椅子を使って姿勢を保っていたということがあります。

日本では椅子に座る文化がなかったため、体の重心は自然と前方になってしまうのです。この違いは、歩き方に大きく影響するのです。

軍事教育の影響も考えられる

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ナンバ歩きがされなくなった理由には、軍事教育も大きく影響しています。元々日本人は走るということをあまりしなかったと言われていますが、この軍事教育によって俊敏な行動が求められるようになり、ナンバ歩きがなくなったとも言われています。

確かに、ナンバ歩きは歩くことはできるかもしれませんが、走るということにおいては不利です。とくに軍事という緊急的な場面において俊敏に動けないこのナンバ歩きは致命的になるでしょう。

そのため、軍事教育によってナンバ歩きが改善されたとも言われています。

道路環境が変わった

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現代の日本においては、このナンバ歩きはほとんど見かけません。その理由に、道路環境が変わったということもあります。

現代の道路環境はとても歩きやすく、規則正しい階段も整備されています。しかし、昔はこれほどまでに道路環境は良くありませんでした。

さまざまな道があり、当然歩きにくい環境だったのです。こうしたさまざまな道路環境が広がっていた江戸時代などは、ナンバ歩きが適していたのです。

臨機応変に歩くことができるナンバ歩きは、道路環境が変わったことで廃れたとも言われているのです。

着るものが変わった

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江戸時代に比べて、現代では着るものも大きく変わってきました。とくに女性においては昔に比べて歩きやすい動きやすいスタイルになってきました。

しかし、昔は女性も男性も歩くことはできても走りにくい着物だったのです。こうした格好では歩くときにはナンバ歩きが最適だったのです。

とくに女性は着物が大きく複雑な形状になっていたので、右手右足を同時に出して、すり足のようなスタイルで歩くこのナンバ歩きが最適だったのです。つまり、着るものによってナンバ歩きは廃れていったとも言えるのです。

ナンバ歩きの効果とメリット

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ナンバ歩きのメリットは、どういったところにあるのでしょうか。ナンバ歩きは廃れてしまいましたが、ナンバ歩きにはさまざまなメリットがあるのです。

次にご紹介するナンバ歩きのメリットを理解すれば、これからナンバ歩きを試してみたくなるかもしれません。決して簡単ではありませんが、ぜひナンバ歩きを練習して見てください。

長時間歩いても疲れない

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実はナンバ歩きは、長時間歩き続けても疲れにくいという特徴があります。ナンバ歩きは、その格好を見れば分かりますが、同じ向きの足と手を同時に出すため体を無理にひねることのない、楽な姿勢で歩くことができるのです。

無駄のない歩き方なので、長時間歩き続けても疲れは感じにくいのです。また、アップダウンがある道でも、空中を這うようにして歩けるナンバ歩きはム有利です。

昔の人が長距離を歩くことが得意だったという理由が分かるでしょう。

坂道や階段が楽

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また、ナンバ歩きは坂道や階段がとても楽に感じます。実際に歩いてみれば分かりますが、ナンバ歩きで坂道や階段を歩くと、体重移動がとても楽に感じられます。

そのため、無理なく登っていくことができるのです。また、ナンバ歩きは意外と安定感がありますので、坂道や階段でも余計な体力を消耗することなく、安定した歩きを使用時間行うことができるのです。

最初は慣れないかもしれませんが、練習すれば楽だということがすぐに分かるでしょう。

腰への負担を最小限にする

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また、ナンバ歩きは腰への負担を最小限に留めることができます。ナンバ歩きは、足と手を逆に出す歩き方とは違い、腰への負担がとても小さいのです。

一般的な歩き方は、体をひねるようにして歩きます。体をひねりながら歩くので、同然、腰への負担も大きくなってしまうのです。

しかし、ナンバ歩きはこうしたリスクはほとんどありません。もちろん、ナンバ歩きに慣れるまでは反対に疲れやすく、さらには体への負担も大きくなってしまうと感じますが、慣れればとても楽な歩き方だということが分かるでしょう。

飛脚や馬丁は高速で走る

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江戸時代においては、ナンバ歩きが当たり前だったとされていますが、あくまでもこれは歩いているときだけだったという説もあります。しかし、飛脚や馬丁などの昔の絵を見ると、ナンバ歩きならぬ、ナンバ走りをしていた絵が残っているのです。
 
こうした走ることにたけていた人は、ナンバ走りを取り入れていたことが分かります。ナンバ歩きを取り入れれば、体が安定して疲れにくくなりますので、長時間、早く走ることもできたのです。

こうしたメリットを飛脚も馬丁も知っていたのです。

筋肉の左右のバランスを均一にする

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