2019年8月17日 更新

寝ゲロは危険?病気の可能性も?寝ゲロの原因や対処法とは

病気が原因だったり、暴飲暴食により引き起こされたりと就寝中に嘔吐してしまう「寝ゲロ」の原因はさまざまです。起きた時に正しい対処をしないと死亡してしまう危険な症状でもあります。事前に防げるように原因を突き止めて対策をたてておきましょう。

ガンが原因で寝ゲロをしてしまう人は多くはありませんが、ゼロではありません。ガンそのものが脳や消化器官に直接ダメージを与える場合、治療薬の副作用により嘔吐や吐き気が出てきてしまう場合があります。

副作用による嘔吐は防ぐのが難しいかもしれませんが、対策をたてることは可能です。

ガンはあらゆる病気の慢性化により発症してしまうこともあります。発見時期が遅れるほど治療期間も長引き、治療は困難を極めます。定期検診などを欠かさず行い、早期発見できることが何よりも望ましい病気です。

寝ゲロをしてしまう場合の治療法

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飲み過ぎたり食べ過ぎたりした日以外でも就寝中に嘔吐をしてしまった時、なかなか暴飲暴食がやめられない時には一人で解決しようとはせずに他の人へ相談することが大切です。

寝ゲロを何度もしてしまう人に適した治療方法は必ずあります。適した治療を受けるためには、自身の生活習慣や現在の症状を細かく説明できるようにしましょう。

また自身が納得できる説明してくれる医師に出会えなければセカンドオピニオン・サードオピニオンを考えることもひとつの解決策です。早期であれば生活習慣の改善により、治療できることもあります。

専門医に相談

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寝ゲロが続き原因が明確でなければ、まずは内科や消化器科への受診がのぞましいです。原因がハッキリしていれば、それに応じた専門医へ相談することが大切です。

信頼できる主治医がいれば安心ですが、受診しても症状が改善されない場合には他の医療機関へ相談することも頭に入れておいてください。一番良くないのが、自身の知識のみで解決しようとして自然に治ると過信してしまうことです。

治るどころか悪化して、さらに別の病気を引き起こしてしまうこともあります。

手術療法

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治療方法のひとつとして、手術療法があります。例えば胃の出口が筋肉により厚みが出ることで発症する「肥厚性幽門狭窄症」や「腸閉塞」が改善されない場合に手術へ踏み切ることが多いです。

珍しいことですが、逆流性食道炎が薬や生活習慣の改善で症状を抑えられない場合にも、手術へ踏み切ることがあります。

治療方法が手術療法になると時間だけではなく心身ともに負担が大きくなるため、それ以前での完治が望ましいでしょう。

薬物療法

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治療方法の初期段階として行われるのが、薬物治療かもしれません。薬物を投与することで、胃の粘膜をケアしたり胃酸を抑えたりするのが目的です。

薬物治療を行いながら、生活習慣を見直すことが治療方法として一般的です。薬を投与していても、胃腸に負担をかける生活を続けていれば悪化してしまうこともあります。

この薬物療法を続けていても重症化したり改善が見られなかったりした時は、速やかに医師への相談が必要です。

食生活の改善

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初期段階であれば、食生活の改善で治療できることがあります。寝ゲロの原因が暴飲暴食や便秘であれば、まずは早急に食生活を見直すことが大切です。

香辛料などの刺激物や、脂っこいものを控えるだけで、症状が軽減されることがあります。食事内容だけではなく、量にも気をつけましょう。食事量は腹八分目がベスト。

夕飯は就寝2時間前に済ませると、胃への負担は少なくなります。見直す内容は食事内容・食事量・食事時間の3つです。

適度な運動

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寝ゲロの原因が便秘やストレスによるものであれば、適度な運動は治療法のひとつとして効果的です。便秘は腸の働きが弱まることも原因のひとつ。運動をすることで血行を良くし、腸に刺激を与えることで排便を促すことができます。

ウォーキングやヨガなどの全身運動なら、ストレス発散にも繋がるため一石二鳥となりそうです。運動する時間が無い時には、お腹をマッサージすると便秘解消に繋がります。

無理なく自身のペースで続けられる範囲でOKです。色々な運動にチャレンジして、自身に合った方法を見つけていきましょう。

寝ゲロした場合の対処法

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目の前で寝ゲロをしてしまった人がいる時は、初期対応を正しく行うことで症状の悪化を防げる場合があります。一番の対策は嘔吐してしまう状況まで暴飲暴食をさせないことが大切です。

嘔吐をしてしまった人に対しての対処方法を、いくつか紹介します。寝ゲロをしてしまった本人は、正しい対応ができる状況ではないことがほとんどです。

万が一のことが発生しないためにも、周りの人達で介抱してあげましょう。異変を感じたら、躊躇なく救急車を呼ぶことも必要です。嘔吐をしている人の介抱は容易なことではないので、防げる内容であれば初期段階でしっかりと対策をしましょう。

意識確認

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急性アルコール中毒などになると、意識レベルも低下することがあります。もしも嘔吐したままぐったりしているようであれば、意識があるか必ず確認をしてください。

その際決して体や頭を揺らすようなことをしてはいけません。肩や頬を軽く叩きながら、大きな声で呼びかけてください。もし何度繰り返しても反応が無ければ、意識が無い状態です。速やかに救急車を呼んで、措置をしてもらいます。

意識があっても無理やり立たせてしまうと、ふらついて頭を打つなどの思わぬ大怪我を招いてしまうので注意が必要です。泥酔している人は、なるべく一人の時間を作らないようにしましょう。

呼吸の確認

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意識と一緒に確認しておきたいのが、呼吸の有無です。寝ている時に嘔吐すると、体勢によっては吐瀉物が喉の奥に詰まっていることがあります。

それに気づかずに対処できていないと窒息して、命を落としてしまうので手で掻き出してあげることが大切です。呼吸が確認できれば、ネクタイや首周りのボタンを外して楽にしてあげましょう。

ウエストにベルトをしていれば、それも緩めておくとより呼吸がしやすくなるはずです。浅い呼吸をしていないか、呼吸が途切れていないかもこの時に確認します。

うがい

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