2019年8月17日 更新

寝ゲロは危険?病気の可能性も?寝ゲロの原因や対処法とは

病気が原因だったり、暴飲暴食により引き起こされたりと就寝中に嘔吐してしまう「寝ゲロ」の原因はさまざまです。起きた時に正しい対処をしないと死亡してしまう危険な症状でもあります。事前に防げるように原因を突き止めて対策をたてておきましょう。

寝ゲロは死と隣り合わせの危険がある!?

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「寝ゲロ」という単語を聞くだけで、あまり良い印象を抱かない人も多いでしょう。その場に突然出くわすと、相手によっては関わりたくないという気持ちが働いて、逃げ出してしまう人もいるかもしれません。

しかし嘔吐した時の体勢や原因によっては、命の危険を脅かす場合もあります。寝ゲロをしてしまう原因や対処方法、未然に防ぐための対策を紹介します。

相手や自身に万が一のことが起きないためにも、正しい知識を身につけて対応していきましょう。

寝ゲロとは

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寝ゲロとは眠りについた時、意識が薄れている時などに横になった体勢で嘔吐をしてしまうことを指します。どうしても食べ過ぎや飲み過ぎによる寝ゲロをイメージしてしまいますが、これに限ったものではありません。

逆流性食道炎などの病気が原因により発生してしまったり、思わぬ誤飲で発生してしまったりすることもあります。

そのため、寝ゲロは幅広い年代の人が起こりうる症状のひとつです。原因によっては周りの人の理解も必要となります。

急性アルコール中毒と関係がある

Beer Mug Refreshment - Free photo on Pixabay (561330)

色々な原因により発生する寝ゲロですが、やはり最も身近で起きやすいのが飲酒によるものです。特に寝ている状態や意識が薄れている状態で嘔吐してしまったら、急性アルコール中毒になっている可能性が高くなります。

急性アルコール中毒は、短時間に大量のアルコールを摂取することで起きる症状です。肝臓でのアルコール分解が追いつかず、血中アルコール濃度が高くなり脳の働きが麻痺してしまいます。

意識が混濁したり呼吸困難になったりと、生命を脅かす症状がいくつも現れるので注意が必要です。アルコールの許容量は人それぞれなので、自身の適量を知っておきましょう。

寝ゲロをしてしまう理由や原因

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お酒を飲んでいなくても寝ゲロをしてしまうことがあります。また子供が寝ている時に突然、嘔吐をしてしてしまうこともあるでしょう。自身が寝ている時に嘔吐をしている形跡があったら、原因を追求しないと不安だけが残り解決策も見いだせません。

寝ゲロをしてしまった時に考えられる理由や原因を、いくつかピックアップしてみました。嘔吐は体への負担が大きい症状です。原因をなるべく早く追求して、治療へ踏み出しましょう。

食べ過ぎ状態でのお酒の飲み過ぎ

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急性アルコール中毒を発症していなくても、食べすぎてしまった状態でアルコールを多く摂取してしまうと寝ゲロを引き起こしてしまう可能性が高くなります。特に寝る直前まで飲食をしている生活を繰り返している人は、要注意です。

ストレスや飲み会続きで暴飲暴食が続くと、胃からの逆流を防ぐ括約筋の働きが緩み、嘔吐しやすくなります。逆流が続いて、食道が胃酸による炎症などが起きてしまうと逆流性食道炎と診断されます。

逆流性食道炎になると、胃の内容物が無くても胃酸がこみ上げてきたり胃がムカムカする状態が続いたりと、日常生活にかなり影響が出てきます。暴飲暴食が慢性化してしまわないように、早期対策が必要です。

酔っているのに激しく動いた

Despair Alone Being - Free photo on Pixabay (561339)

二日酔いを防ぐためにお酒を飲んだ後に運動をして、アルコールを出そうとする人がいますが、これは全くの逆効果です。体内のアルコールは汗で外に出ることはありません。水分だけが放出されるため、むしろ血液のアルコール濃度は高くなります。

また運動をするとアルコール分解をしている肝臓に集中するはずの血流が分散され、働きが弱くなってしまいます。アルコールが体内に回る速度も加速し、濃度も高くなるため、いつもと同じ量でも悪酔いしてしまう可能性が出てくるのです。

急性アルコール中毒とまではいかなくても、嘔吐しやすい状況に陥ってしまいます。

乗り物酔い

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乗り物酔いをすると生あくびが出てきたり、頭が痛くなったりするなどの症状が出てきます。それらの異変からさらに悪化すると、嘔吐などの症状が現れます。ここまでくると冷や汗が出てきたり、めまいに近い症状が出てきたりするので座っていられない人も多いでしょう。

大人に限らず子供も寝ゲロしてしまう可能性が高いので、見守っている人は注意深く見守ることが必要です。

乗り物酔いは人間の平衡バランスをとっている内耳が、揺れやスピードの変化によって起こる症状。想定外の揺れや加速が自律神経を乱し、体調に異変をもたらします。

異物の誤飲

Marbles Glass Toys Children - Free photo on Pixabay (561348)

寝ゲロの原因が異物の誤飲であれば、大人よりも子供であることが多いでしょう。ほとんどの誤飲は消化ができなくても、異常なく便として排出されます。

しかし消化器官で詰まったり傷をつけたりすると、嘔吐などの異変が見られます。誤飲したものが毒物であれば、体の拒否反応として嘔吐することもあります。

誤飲により嘔吐などの症状が見られたら、緊急性があるので自身では判断せず救急車へ連絡してください。唾液が増える、吐瀉物に血が混じっているなども異物誤飲の特徴のひとつです。

加齢

Hands Walking Stick Elderly Old - Free photo on Pixabay (561350)

普段通りの生活を送っているのにも関わらず、就寝中に突然嘔吐してしまった時は加齢が原因の場合があります。加齢が原因による嘔吐は、体内の老化により食道と胃の間にある括約筋が弱まっているためです。

蓋のような役割をしている括約筋が緩むことで、胃の内容物が逆流し嘔吐してしまうのが理由のひとつです。

また肝臓の働きも加齢と共に弱まってしまうので、アルコールの摂取量によっては寝ゲロの危険性を高めてしまうこともあります。

便秘

Abdominal Pain Appendicitis - Free photo on Pixabay (561353)

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