2019年6月1日 更新

「人それぞれ」は思考停止なのか?「人それぞれ」と正義や常識との関係

常識、正義、幸せは人それぞれ。しかしこの「人それぞれ」という言葉は、思考停止しているとも思われてしまう事もあります。この記事では人それぞれの言葉の使い方、どんな人がどのような気持ちで使うのか、またこの言葉が嫌われている理由を解説していきます。

目次

人生経験が豊富な人は、「人それぞれ」という言葉をよく使います。人生経験が豊富な人は、生きている年数が多いぶん、物事に対する「経験地」が非常に多いです。そして、たくさんの人と出会っています。いろいろな人の話を聞いたり、出会った数だけのそれぞれの人生があることを見てきているので、人生経験が豊富な人ほど、「人それぞれ」という言葉をよく使います。

周りとの違いを認める

Nature Animal World White Bengal - Free photo on Pixabay (322424)

周りとの違いを認めることができる人は、「人それぞれ」という言葉を使います。自分の考えが絶対的に正しい・自分が一番であるというような、勘違いをしてしまっている人は、「人それざれ」という言葉を使うことができないですし、人それぞれと思う事もできません。

自分と他人は違う、価値観も趣味も嗜好もみんなが異なって当然というように考えることができる人は、「人それぞれ」という言葉を使うことができます。また、生き方に対しても、「こういう生き方をしないといけない」「こういう働き方をしないといけない」と、思い込んでいる人は、人それぞれと使うことはできませんが、柔軟な思考をもって、自分と他人との違いを認めることができる人は、「人それぞれ」という言葉を使うことができます。

個性的

Blue Sunglasses Woman - Free photo on Pixabay (322427)

個性的な人は、「人それぞれ」という言葉を良く使います。個性的な人は、周りと一緒であろうとしません。「周囲と同じ考えていないと不安、周囲と同じ行動をしていないと不安」という気持ちを持ち合わせていません。自分の世界をもっており、それをとても大切にしていうので、他人の世界も大切にすることができます。そういう人は、「人それぞれ」という言葉を使うことができますし、そのように考えることができます。

「周囲と同じ思考をもち、同じ行動をしていないと不安だ」という人もいますが、そういった人は、自分の世界観をもっていないので、「人それぞれ」という言葉を使うことができません。

「人それぞれ」となんとなく使う人の特徴

Question Mark Pile Questions - Free image on Pixabay (322435)

「人それぞれ」という言葉を、なんとなく使う人がいます。それはどのような意味があるのでしょうか?そして、どのような特徴があるのかを、ここから解説していきます。

考えるのがめんどくさい

Stop Shy Cover - Free photo on Pixabay (322438)

「人それぞれ」という言葉を、なんとなく使う人がいます。「考えるのがめんどくさい」という気持ちが出た時に、「ひとそれぞれだよね」という言葉を使って、逃げてしまいます。これ以上、話をしたくない・会話をしたくない時にも「人それぞれ」という言葉を使って、話題を切り上げようとしているのです。

会話の中で、答えが見つからない時には「人それぞれだしね!」といってしまえば、それで会話は終わります。コミュニケーションを取るのがめんどうな時にも「人それぞれ」という言葉を使うことができるのです。

他人の価値観を理解しない

African Lion Male - Free photo on Pixabay (322442)

「人それぞれ」という言葉を、なんとなく使う理由として、「他人の価値観を理解しないから」という理由を挙げることができます。「人の価値観は、それぞれだから、あなたのその価値観は理解しません。」という意味で使われるのです。

価値観が人それぞれで、それを受け入れる場合には、その価値観に共感したり、コミュニケーションをとって理解しようとするのですが、それを「人それぞれだからね」と、なんとなく使ってしまう人は、「人それぞれだから、私はあなたの価値観を理解しませんよ。これ以上会話を続けませんよ。」という意味で使っているのです。

なんとなく「人それぞれ」という言葉を使う人の特徴や、コミュニケーションを拒絶しているという心理も、実は隠れているのです。

深く人と関わらない人

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「人それぞれ」という言葉をなんとなく使う人は、「深く、人と関わらない人である」という特徴があります。これまで解説してきたように、「人それぞれ」という言葉には、「これ以上考えたくない、これ以上会話をしたくない」という心理が隠されています。

「人それぞれ」という言葉を、「人それぞれだから、相手を尊重する」というように使うのであれば、深く人と関わらない人とは言えないのですが、なんとなく会話の途中で「人それぞれ」という言葉を簡単に使うという事は、これ以上人と深く関わりたくない・人を理解したいと思わないい・あまり気にならない・他人の事はどうでもいい、というような心理があります。

人それぞれという価値観が理解できない人の心理

Heart Card Pastels - Free photo on Pixabay (322446)

たくさんの人間がいますから、「人それぞれ」という価値観が理解できない人もいます。そのような人はどういった心理を持っているのでしょうか?ここからくわしく解説していきます。

自分が正しいと思っている

Tie Necktie Adjust - Free photo on Pixabay (322447)

人それぞれという、価値観が理解できない人の真理として、「自分が正しいと思っている」という心理があります。自分が一番正しいと思っているので、他人の意見を受け入れることができず、「人それぞれ」という価値観が分からないこともありますし、自分が一番正しいと思っているので、周囲も自分と同じようにしていないとイライラしてしまうのです。

例えば、自分が休日であっても朝は早く起きるのが絶対に正しいと思い込んでいるとします。すると、休日に朝にシャキっと起きれない人をみて、「何であの人はできないんだろうか?」「自分ができているのだから、できるはずだ」「休日であっても朝にゆっくり起きるなんて信じられない」という気持ちになり、休日の朝をどのように過ごすかは、人それぞれなのですが、自分が正しいと思っていると、それさえも理解する事ができなくなってしまうのです。

相手の意見を受け入れられない

Domino Hand Stop - Free photo on Pixabay (322450)

人それぞれという、価値観が理解できない人は、「相手の意見を受け入れることができない」という心理があります。前述しましたが、自分の意見や行動が一番正しいと思っており、それ以外の意見を受け入れることができません。そういう人は、他人が自分と違った言動をするたびに、イライラしてしまいます。

自分との違いを見たときに、それを受け入れる事ができないので当然ですが「人それぞれ」と思うこともできないですし、他人の意見を尊重する事もできません。自分の世界観だけで生きており、それ以外のものは排除してしまう人は、相手の意見を受け入れることができないですし、人それぞれという価値観も理解することができません。

「人それぞれ」と使う時の心理

Fruit Watermelon Fruits - Free photo on Pixabay (322453)

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