2019年7月22日 更新

学歴フィルターはどこまで?就活でできる対処法はある?

学歴フィルターという言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。就活をする際、企業によっては学歴の基準を非公開で設けていることは少なくありません。国立大学出身でも安心はできません。では、この学歴フィルターはどこまであり、どう対処したらいいのでしょうか。

MARCHとは、明治大学・青山大学・立教大学・中央大学・法政大学のことで、関東地方では早稲田大学や慶応大学、上智大学の次に来る有名な私立大学です。

超大手企業や応募者がかなり多い企業では、早慶上智出身者も多く応募するため、不利になることはありますが、一般的な企業を受ける際には有利となることが多いです。

MARCHは全国の大学レベルから見ると名門大学で偏差値も高いと認識されますが、超大手企業ではとても厳しい戦いが繰り広げられており、旧帝大や早慶上智のレベルでなければ入れない企業もあります。

日東駒専も有利

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日東駒専は、日本大学・東洋大学・駒沢大学・専修大学のことを指し、関東地方では中堅レベルの私立大学です。学歴フィルターを設置している企業の内、大学名だけで書類審査を落とすのは日東駒専未満という大体の基準があるようです。

早慶上智やMARCHよりもレベルは下のため、関東地方で就職活動を行う場合には学歴フィルターに引っかかる場合もあります。しかし、一般的な企業を受ける際には、就職活動において有利であると言われています。

ただ、近畿地方の企業を受ける際にはMARCHほどの知名度がないため、中堅レベルの私立大学であると認識されないこともあります。

Cランク以内を求める企業が多い

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大学は学部によっても偏差値が異なりますが、平均の偏差値で大学のランクが決まっています。Sランクは旧帝大や早稲田慶応の上部学部、Aランクは早稲田慶応の下位学部と上智、中央法、Bランクは東京理科大が苦やMARCHの上位学部が入ってきます。

そしてCランクと言われる大学は、上位30%未満の大学であり私立大学で言えばMARCH以上です。偏差値で言うと50~54くらいが多いようです。

学歴フィルターの基準を下げればそれだけ選考基準を満たす学生が多くなるため、これくらいが下限のようです。しかし大学のランクが下がれば下がるほど、学歴だけでは不十分であり、人間性や経験、能力が重要視される傾向にあります。

国立大学でも学歴フィルターにかかることある

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国立大学出身だから、学歴フィルターがあっても大丈夫だと安心はできません。国立大学と一口に言っても、地方は都心に比べてレベルが低いイメージが強いため、他の無名大学出身者と同じ扱いを受けることもあります。

よほどの有名企業や外資系を受けない限りは経験しないかもしれませんが、国立大学でも学歴で落とされることがあると覚悟しておくことでショックが軽減されるでしょう。また、何よりしてはいけないのは、自分は国立大学出身だからと高を括って、準備を怠ることです。

学歴フィルターへの対処法

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時代の流れとともに、学歴だけで採用を決める企業は無くなってきました。しかし、今でも学歴が1つの選考基準として設けられていることは珍しくありません。

そして今後も学歴フィルターを全く利用せず、実力だけで全ての企業が選考を行う未来はすぐには来ないと予想されます。それでは、この学歴フィルターに対して、どのように対処したらよいのでしょうか。

多くの数の就活をこなす

Hiring Business Job Interview - Free photo on Pixabay (502449)

まずは多くの数の企業を受けることから始めましょう。最初から受ける企業を絞りすぎては、学歴フィルターがあった場合、太刀打ちできなくなってしまいます。

また、特に希望していない企業でも受けることで経験を積み、実践的な面接練習にもなるでしょう。もちろん、採用担当者は真面目に選考を行っているので、自身の希望の企業でないとしても真摯な態度で臨みましょう。

企業を受ければ受けるほど、会社によって異なる雰囲気や面接の傾向などが掴めてきます。それを頼りに企業を選べば、入社してから失敗した・・・と後悔する可能性を下げることができます。

学歴フィルターがあることを把握しておく

Checklist Check List - Free photo on Pixabay (502451)

自分の能力や経験ではなく、出身の大学名で選考を落とされるのは納得がいかないでしょう。しかし、実際に学歴フィルターを用いている企業は多いため、名門大学出身ではない場合は、ある程度学歴フィルターで落とされることもあることを覚悟しておきましょう。

多くの学歴フィルターは、最初のエントリーシートで用いられているため、それ以降の面接は後に行けば行くほど学歴ではなく個人の能力を問われることになります。

エントリーシートの時点で落とされてしまった場合は、その企業が学歴フィルターを用いたのかもしれません。多く受ける中でいちいち落ち込んでいては、本当に希望する企業の選考にも影響を与えてしまいます。すぐに気持ちを切り替えるように努めましょう。

人間性をアピールする

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就職活動に不利だからといって急に大学を変えることはできません。そのため、学歴に自信がない場合は人間性をアピールすることが大切です。そのためにも、就職活動を始める段階で自分史を細かく分析したり、自分の強みをしっかりと把握したりしましょう。

急に面接で聞かれると、答えに詰まったり本来の自分の強みでないことを言ってしまったりします。極度の緊張状態では上手くいかないことの方が多いのです。そのため、自身の人間性を最大限アピールできるように準備に手を抜かないようにしましょう。

また、どうしても面接では上手く人間性をアピールするできないという人は、インターンシップや社員との座談会などに積極的に参加し、その姿勢を見てもらうようにしましょう。

エントリーシートを完璧に仕上げる

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就職活動を行う際、エントリーシートは選考の第一歩です。そこから面接に進む入社希望者を選考するため、エントリーシートのクオリティーは高ければ高いほど有利になります。

完璧に仕上げることはとても時間がかかり、骨の折れる作業ですが、1つ完璧なものを仕上げれば、どの企業を受けるにしても楽になるでしょう。面接対策に力を入れる人が多いですが、エントリーシートをおろそかにし、面接の段階に進めなければ元も子もありません。

また、エントリーシートをレベルの高いものに仕上げることで、印象に残り面接の始めから良い雰囲気で始められるでしょう。

早いうちから就活対策をする

Calendar Wall Days - Free photo on Pixabay (502456)

就職活動の時期はある程度決まっていますが、就職活動を早くから始めることは可能です。早い時期にどうしても行きたい企業が見つかった場合には、インターンシップや説明会に積極的に参加することで、一般の選考ではなく、別ルートで選考を紹介してもらえることも多いです。

早い人では大学2年生の時期から長期でインターンシップに参加している人もいます。本格的に就活が始まってから長期のインターンをする余裕がないことも多いです。面接では緊張しているので自分の良さを発揮できなくても、インターンシップは場の雰囲気に慣れたら本来の自分をアピールしやすいです。

また、社員の方と触れる機会も多いので、企業について普段は聞けないことも聞けたり裏話を教えてくれたりしてくれます。早くから企業と関わることで、熱意が伝わりやすく、ライバルが少ない時期から自分のことを知ってもらえるのはとても大きな利点です。

大企業を諦める

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