2019年4月14日 更新

押し貸しの巧妙な手口と対策は?闇金の危険性と警察への相談も

押し貸しとは、勝手に口座にお金を振り込み法外な高金利の取り立てや嫌がらせをしてくるという闇金の手口です。口座の身に覚えのないお金が増えていたら、ラッキーだと思わずその被害を疑ってください。警察に相談すべきなのか等、対応や対策についてご紹介します。

ヤミ金から押し貸しを無視してしまうと、会社や家族に連絡すると脅してきます。それでも動きがないと判断されると、実際に自分が働いている会社や家族に嫌がらせの電話が入るようになります。

ヤミ金は悪質業者ですから、押し貸しの被害にあっている本人だけではなく会社の人にも関係なく暴言を吐くことがあり、職場に迷惑がかかってしまいます。さらにヤミ金と関わりがあると思われて、会社に居づらくなったり、最悪の場合辞職させられてしまうことにもなりかねません。
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また自分が一番大切に思っている家族という弱みにつけ込み、「自宅に放火するぞ」「子供を誘拐するぞ」などと脅してきたり、家族に暴言を吐いたりすることもあります。

お金だけではなく、職も家族からの信頼も失うことになってしまうなんて、これ以上の絶望はありません。

家まで来ることも

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電話での脅しだけであればまだしも、実際に家まで来られるとさらに困りますよね。家まで出向いての強引な取り立ては、警察沙汰を招いてしまう確率が高いため、警察への警戒が強いヤミ金はほとんど家への取り立てはしないようです。

しかし、過去に実際に家まで来られたケースは存在するため、絶対にないとは言い切れないのです。そうなれば、電話での脅しよりもさらに怖い思いを家族にさせることになってしまいます。

利子を高額にしてくる

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押し貸しは最初から利子を目当てにした手口ですから、返金に答えないでいると時間が経過するごとにどんどん高額な利子を請求してきます。

だからといってまだ利子が安い早いうちに返金に答えてしまうと、ヤミ金から「カモ」とみなされてその後も身に覚えのない請求が続くことになります。

押し貸しが入ってきたらラッキーと思ってもいいのか

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押し貸しに合った時に、押し貸しというものをあまり知らないがために「何かわからないけど臨時収入だ、ラッキー」と思ってしまう人も多いようです。

確かに自分の口座にお金が増えていれば、あまり深く考えないどころか、きっといつかの仕事や懸賞からの報酬なのだろうとプラスに考えてしまう傾向があります。果たして「ラッキー」だという考えはどうなのでしょうか?

少しは危機感を

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これまでご紹介してきたとおり、押し貸しは手口や内容を知っておいて、冷静に対応できるのが一番です。恐怖心がなければ押し貸しを知っていたとしても、実際自分にはヤミ金から連絡など来ないだろうと、全く根拠のない自信がでてきてしまいます。

結果、押し貸しを放置することになり、大きな被害に繋がってしまう可能性を高めます。

脅される恐怖もある

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「脅された経験」がある人の方が少ないのではないでしょうか?経験がなければ、いざ実際に合った時にとてつもない恐怖を感じます。正しい対応ができたとしても、脅されたことがトラウマになってしまい、その後人間不信になってしまったりすることもあります。

早く対応しなければ脅される可能性がありますからラッキーなんて思わず、そんな恐怖に合わなくていいうちに動きましょう。

押し貸しで警察が頼りにならない時に役立つ機関

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先ほども警察は押し貸しに対して、間違った対応をすることがあるとお伝えしました。では警察が頼りにならなければ、どんなところに頼るのがベストなのでしょうか?

消費者センター

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消費者センターとは、国民生活センターのことで全国に窓口が設置されており、ヤミ金被害の相談にものってもらえます。

必要であれば弁護士や司法書士を紹介してもらうこともできるため、そういった専門家の選び方や相談の仕方がわからない場合にも強い味方になってくれます。

専門家

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何度か登場していますが、押し貸しの相談の専門家といえば、「弁護士」か「司法書士」です。消費者センターに相談しても解決に至らなかった場合も、この専門家を紹介してもらうことになります。

知り合いにいればより心強いですし、いなくても調べれば容易に無料相談を行なっている専門家は探せます。仕方を知っていても、素人ではヤミ金への対応は難しいため、早い段階で相談できる専門家を見つけましょう。

押し貸しのお金は返す義務があるのか

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押し貸しで勝手に振り込まれたお金はそもそも返さなければならないのか、気になりますよね。言われた通りの利子をつけての返金、元本だけの返金、勝手に振り込まれたものだから一円も返金は不要、果たしてどれが正解なのでしょうか?

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