2019年4月14日 更新

押し貸しの巧妙な手口と対策は?闇金の危険性と警察への相談も

押し貸しとは、勝手に口座にお金を振り込み法外な高金利の取り立てや嫌がらせをしてくるという闇金の手口です。口座の身に覚えのないお金が増えていたら、ラッキーだと思わずその被害を疑ってください。警察に相談すべきなのか等、対応や対策についてご紹介します。

自分の口座にある日突然、身に覚えのない振込がある

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押し貸しは、申込も融資審査もないままに銀行口座に突然お金が振り込まれてくるというものです。振り込まれた人は通帳を記帳して「これは何の振込だろう?」と不審に思うことになります。また、押し貸し業者から取立ての連絡が来て初めて気づくということもあります。

ヤミ金の金利は法を無視した超高金利であり、10日で3割~5割というのがよくあるパターンだそうです。つまり取立てが来る頃には、元金の倍くらいの金額を請求されることがあります。

押し貸しの手口に対する対策

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押し貸しに合いやすい人の特徴とよくある手口をご紹介しましたが、押し貸しに合わないためには日頃どんな対策をしておくべきなのでしょうか?

少しの用心で被害に合う確率は大幅に下げられます。日頃うっかりしてしまっていることはないか確認しながら、見ていきましょう。そして押し貸しに合わないためにも、今後気をつけるようにしましょう。

ヤミ金融に手を出さない

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これはもう言語道断ですが、ヤミ金にはまず関わらないのが一番です。先ほど「以前ヤミ金融にお金を借りたことがある人」や「ヤミ金融に口座が知られた人」は押し貸しに合いやすいとご紹介したとおり、一度少しでも関わってしまうとその時に提示した情報は、もうヤミ金業界全体に回ってしまっていると言っても過言ではありません。

お金に困ってヤミ金に手を出すと、よりお金に困ることになってしまいますから、決して手を出さないようにしましょう。お金のことは家族や友人に相談するのが一番ですが、それができない場合はせめてテレビCMで目にするような、ちゃんとした金融機関に借りるようにしましょう。

口座番号をネットに書き込まない

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口座情報は絶対にネット上でさらさないというのが一番無難ですが、ネットショップや仕事でのやりとりなど入力せざるを得ない状況も多々あるかと思います。

不慮の流出を防ぐために、ネットショップは楽天やアマゾンなどの信頼できる大手サイトを通したり、仕事でも本当に信頼できる相手のみへの提示だけにして、それ以外はクラウドソーシングサイトなどを通してのお金のやりとりにしましょう。

振り込まれた時は相談する

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不運にも押し貸しに合ってしまった場合は、すぐに弁護士または司法書士に相談しましょう。ちゃんとした消費者金融などとは違って非常に違法性の高い業者ですから、あらゆる方法で脅しをかけてくることが考えられます。そのため、素人が一人で太刀打ちするのは難しいことがあります。

さらにヤミ金のなかには、弁護士をかなり恐れているところも多くあります。その証拠に、弁護士の名前を出して、現在相談中であることを伝えるだけでも引き下がるというケースが報告されています。近年、相談だけであれば無料でできる弁護士はたくさんいますから、そういった無料相談できる専門家を探して、いち早く相談をしてみましょう。

通帳を定期的に記帳する

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押し貸しは、いち早く気づいて手を打つことが最も早期解決につながります。自分の口座に身に覚えのない振込があるのに気づいていなければ、取り立てで気づくため冷静な対応ができず、間違った対応をしてしまうことにもなりかねません。

通帳を定期的に記帳して自分の口座への入金にいつでも気づけるようにしておけば、身に覚えがない振込にもすぐにに気づけます。残高を確認するだけではなく、口座内でどういったやりとりがあるかを日頃から把握しておくようにしましょう。

押し貸しは警察に相談するべきか

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何かの被害に合ったら相談する先に「警察」がまず出てくる人が多いのではないでしょうか?先ほど弁護士に相談するべきだということをお伝えしましたが、警察は司法の判断が浸透しておらず、間違った対応をしていることがあります。

「利息は払わなくていいけど、元本くらいは返したらどうだ」などと被害者に説教をしてくる警察官もいますので、惑わされてはなりません。特に地域の警察署にこういった対応をされるケースが多いようです。
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ただ、解決したと思っていた後に警察から連絡がきて、ヤミ金に関与したという疑いをかけられて取り調べを受けさせられたということもあります。

事前に警察に相談しておくことで防げることですが、先ほどお伝えしたように地域の警察への相談が不安であれば、警視庁生活経済課の「悪質金融事犯取締本部」に「ヤミ金被害相談」をして、対処をお願いするという方法があります。

押し貸しでヤミ金融がする嫌がらせの内容

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押し貸しの際のヤミ金からの嫌がらせにはいくつか種類があります。知らずに合ってしまうと、どれも不安になったり焦ったりするものばかりです。また、自分だけではなく周りの人も巻き込んで仕掛けてくるところが、非常に悪質です。

自分以外の巻き込まれた人に、自分が押し貸しの被害に合っていることを説明できなかった場合に、自分が悪者になってしまってその人から縁を切られてしまったり、最悪の場合職を失うことにもなりかねません。
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しかし、冷静に「押し貸しの被害に合っている」と説明ができれば大きな問題にはなりません。嫌がらせを受けた時に「これがヤミ金からの嫌がらせだ」と理解できるように、最低限よくある嫌がらせは知っておいてください。

会社や自宅に電話

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