2019年4月14日 更新

押し貸しの巧妙な手口と対策は?闇金の危険性と警察への相談も

押し貸しとは、勝手に口座にお金を振り込み法外な高金利の取り立てや嫌がらせをしてくるという闇金の手口です。口座の身に覚えのないお金が増えていたら、ラッキーだと思わずその被害を疑ってください。警察に相談すべきなのか等、対応や対策についてご紹介します。

押し貸しの意味

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「押し貸し」とは、ヤミ金の手口の一つで、本人からの許可なく、勝手に貸し付けることです。 ヤミ金からお金を借りることを合意していないのに、勝手に口座にお金を振り込んできて、法外な利子を請求される(取り立てられる)というものです。

「口座情報を教えなければ大丈夫じゃないの?」実際に被害にあったことがない、または周囲に被害にあったことのある人がいなければそう思うのは無理ありません。
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では、被害にあってしまった人が口座情報をヤミ金へ意図的に漏らしてしまったのかというと、そうではないのです。そもそも「ヤミ金」という言葉だけで、普通の人であれば誰もが関わりたくないと思うはずですから。

要するに、知らないうちにどこからか個人情報が漏れて、被害にあってしまったということです。ではどういった人が押し貸しに合いやすいのでしょうか?被害に合いやすい人の特徴を見ていきましょう。

押し貸しに合いやすい人の特徴

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実際に押し貸しに合ってしまった人が、事前にどのようなことをしていたかというデータから、【押し貸しに合いやすい人の特徴】をご紹介します。まだ被害にあったことがなくても、自分にも当てはまることはないか、確認してみてください。

繋がりたいと思ってヤミ金と繋がる人は、なかなかいませんし、いつの間にか繋がってしまっていたというパターンがほとんどなのです。この特徴を知り日頃から気をつけておけば、押し貸しに合うことを未然に予防できます。

口座をインターネットに提示したことがある

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インターネット上で口座情報を開示する機会といえば、ネットオークションやネットショップ、クラウドソーシングサービス、有料サイトなど、意外にたくさんあります。

ネットオークションやネットショップでは、必要事項として当然のように入れた口座番号が悪質な利用者に渡ってしまうと、結果として押し貸しの被害に合ってしまうことがあります。インターネット上では取引している相手の情報があまり分かりません。場合によってはその取引相手がヤミ金であったり、ヤミ金の関係者である可能性があります。
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またクラウドソーシングサービスでは、専用サイトを通してではなくインターネット上で直接クライアントと契約して、仕事の報酬を振り込んでもらうというスタイルが増えています。その方がサイトに抜かれる手数料が少ない上に、やりとりもスムーズだというメリットがあります。

しかし、そうやって得た個人情報を悪用されるケースもあります。相手が実はヤミ金で、最初から仕事の依頼は実は目的としておらず、口座番号だけを抜き取っているのです。取引条件が良すぎる案件や、発注履歴がないようなクライアントに特に多い傾向があります。
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このような事例は、お金を支払ってメルマガ購読など何かを利用できるようになるという、有料サイトでも起こり得ます。
見た感じでは害がなさそうなサイトでも、あえてそう見せている「詐欺サイト」も多く存在しているようです。

悪用のために有料特典とうたって、口座番号や個人情報を入力させられる場合があります。そのサイトとヤミ金が繋がっており、押し貸しに利用されてしまうというわけです。

以前ヤミ金融にお金を借りたことがある

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以前、ヤミ金を以前に利用したときの銀行口座を今でも使用しているような場合、ヤミ金がその口座を利用して押し貸しをするというのはよくある手口です。

また、過去に利用したヤミ金から別のヤミ金へ個人情報が流出してしまい、まったく利用したことのない別のヤミ金から押し貸しされるケースもあります。ヤミ金利用経験者はヤミ金のあいだでは【カモな利用者】であるため、個人情報が売買されているのです。

口座番号などの個人情報を捨てた覚えがある

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口座情報の書かれた用紙などを捨てる時に、シュレッダーにかけるなどして不正利用されないようにしていますか?「暗証番号がわからないと引き出されたりはしないし」と、適当に捨ててしまっていませんか?

ヤミ金やヤミ金関係者からすれば、正直誰の情報でもいいから欲しいものです。無意識で捨ててしまったものから口座情報を得て、そこに押し貸しをするという手口も存在します。ただの口座情報といえど、不用心に個人情報を扱ってしまうのは大変危険です。

ヤミ金融に口座が知られた

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ヤミ金へ申込むときに口座情報を一度入れてしまうと、実際にはまだ契約をしていないのに勝手に振り込んでくるというケースもあります。あるいは「なんかこの業者怪しいな」と思って途中で手続きを止めたのにもかかわらず、手続き途中に入力された口座情報を元に勝手に振り込んでくる業者もいます。

申込を利用した押し貸しの場合、ヤミ金から「口座に振り込んだ」と電話がかかってきた時には、もう実際に振り込まれてしまっていることが多いようです。申込の際にターゲットを見極めて、「こいつなら押し貸ししてもわからずに払うだろう」と思われているからだと思われます。
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申し込みや入力した後数日間以内であれば、その口座情報が解約されていることはほぼないので、ヤミ金側としても安心して押し貸しできるのです。

ヤミ金といえば「闇金ウシジマくん」という映画が有名ですが、そのウシジマくんに関するこちらの記事も読んで、ヤミ金の恐ろしさを少しでも理解しておいてください。

よくある押し貸しの手口

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押し貸しに合ったことがない人は、これが押し貸しだと気づかないことがあります。そこであらかじめ押し貸しの手口を知っておき、自分の身に起こったときにできるだけ早く気づいて対応ができるようにしましょう。

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