2019年8月19日 更新

エックスジェンダーとは?男女の枠に当てはまらない新しい性別?

近年、ジェンダーレスやLGBTなどの言葉も少しずつ浸透し、少しずつですが個人のセクシュアルの自由も受け入れられるようになってきましたよね。そこで最近話題の「エックスジェンダー」への知識と、エックスジェンダーかも?と思う人への診断も合わせてご紹介していきます。

エックスジェンダーとは

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巷ではジェンダーレス男子、女子などが最近は多くおり、世の中でも段々とセクシャリティの自由が出てきましたよね。
そして今回紹介する「エックスジェンダー」とは、生まれながらに持った性別にあてはまらないという性自認を持つ人々のことを言います。

日本でのエックスジェンダーの確率は、100万人を越えているといわれています。

実際海外の性別欄は男女のほかに「X」という項目もあります。
そもそもエックスジェンダーとは日本が作り出した造語なのですが、この海外でのXは、男性・女性にあてはまらない様々な性の総称とされています。

一般的にエックスジェンダーの性別には「中性」「無性」「両性」「不特定」の4つがあります。
ゲイやレズビアン、バイセクシュアル等の自分の性別を感じている上での性的趣向とエックスジェンダーとは異なります。

周りにエックスジェンダーの人がいたり、自分はエックスジェンダーかも?という人に読んでほしい診断や、エックスジェンダーの人々の悩みについてご紹介していきたいと思います。

【両性】エックスジェンダー診断

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先程ご紹介したように、エックスジェンダーの中にも、4つの特徴があります。
それが、「中性」「両性」「無性」「不定」です。
中性は、自分の性自認が男女の中間であると認識している状態です。
中性は基本になりますので、ここからはその他3つの両性、無性、不定についてご紹介します。

まず両性とは生まれた戸籍上の性別に関わらず自分の性自認が男性でもあり、女性でもあると認識している性自認のことです。
「自分の中には男性が◯割、女性が◯割」存在している」というように、男女両方に属しているという感覚であってこの割合は自分の中でほぼ変わることがないそうです。
ではこれから両性の特徴についてご紹介します。
もしいくつか当てはまったら、両性の可能性があるかもしれませんね。

男にも女にもなりたい

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エックスジェンダーは自分の性をコレと言って決めていません。女性になりたい日もあれば、男性になりたい日もあるのです。それは行動する男女比で決める場合や、その日の気分で決めるときもあります。

それは、エックスジェンダーの特徴とも言える、「環境、時間、気分に応じて、自分の性自認が変わる」という部分に当てはまります。
たとえば、何か大事なことがあって、本来の性別に沿った格好やふるまいをしなければならない時や今日がその性別の気分でなければ、違和感を感じながら過ごすことになるというような、自認があります。

どちらの気持ちもわかる

Love Heart Fantasy - Free image on Pixabay (337495)

男性や女性への性別の寄り具合や人によってこれは差があるかもしれませんが、自分の中の性別みたいなものが確立されていないために、女性として話すときもあれば、男性として話すときもある二面性のように、どちらの気持ちも考えながら話したりすることができる人も中にはいます。

エックスジェンダー自体もそんなに歴史のある言葉ではなく、小さい頃から自分はなんだろうと、苦しんでいた人は多いと思いますが、特に両性のエックスジェンダーは性別の垣根がなくどちらにもなれるため、両方の気持ちがわかる場合もあります。

性欲は男女どちらにも向いている

Hands Love Couple - Free photo on Pixabay (337550)

バイセクシュアルは、自分の性自認がはっきりとしている上での性的趣向ですが、エックスジェンダーの両性の場合はバイセクシュアルとは異なります。

自分が男性として男性を愛する、女性を愛する、女性として男性を愛する、女性を愛するという概念ではなく自分はこの人を愛する、それがたまたまこの人は女性もしくは男性だっただけ、というような表現が近いでしょうか。
ですがゲイや、レズビアン、バイセクシュアルに属さないのでどこに属していいかもわからないと感じて苦しんでいる可能性もあります。
そう感じたら両性のエックスジェンダーかもしれません。

日によって男女の変化がある

Symbol Gender Equality Man - Free image on Pixabay (337628)

先程もご紹介したように両性のエックスジェンダーは、日によっても気分によっても性自認が変わっていきます。

たとえば今日は男性が○%女性が○%というように、日々変わっていきます。
そして両性の特徴としては、その性自認が、今日は男性!女性!とはっきりしています。
周りから見ると今日は雰囲気がちがうなーくらいですが、本人はその○%の性自認の大きいパーセンテージを今日の自分として捉えている場合が多いです。

【無性】エックスジェンダー診断

Lgbt Gay Flag - Free photo on Pixabay (338430)

続いては無性のエックスジェンダーの特徴をご紹介していきたいと思います。
無性とは自身の戸籍上の性別にかかわらず、男性・女性どちらの要素も持たない性自認のことです。
「男女どちらとしての感覚(認識)にもあてはまらない」という自認をしている人がこれにあたります。

ほかの3つのエックスジェンダーにある、「男と女、2つの性別が自分の中に存在している」という認識があることが前提ですが、無性と自覚している人にはその認識ないようです。
自分にそのような感覚があるか、これから紹介する特徴に当てはまるか考えてみてください。

自分は男でも女でもないと思う

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この【無性】のエックスジェンダーは、他のエックスジェンダーと違い、自分の性自認がないことが特徴です。
男でも女でもないという自覚がはっきりとしていることが無性と言えます。

ですがそちらもまだ定かではなく、なんとなく男性寄り、女性寄り、体はこっちだからどちらかというとこっち、といったように人によってはその性自認がないことの度合いは違います。
性はグラデーションだとして、男性女性の限りなく真ん中の性自認の場合は無性といえるでしょう。

どちらの気持ちにもなりたいと思っている

Daisy Heart Flowers Flower - Free photo on Pixabay (340488)

無性の場合はどちらでもなく、どちらも存在していない状態で自分自身でも非常に悩んだり、逆に性にこだわらなかったりする方もいると思いますが、基本的にはどちらにも属さないことでどちらの気持ちにもなりたいもしくはなっているのが多いそうです。

ただ、なりたいと思っていてもなかなかどっちなのかと答えを出せない、あえて出さないのが無性で、両性のどちらもわかるというのとはまた異なってきます。
自分自身、ややこしいけれどあまり固執していないのが無性と言えるでしょう。

性欲は男女どちらにも向いている

Heart Card Pastels - Free photo on Pixabay (340571)

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