2019年7月11日 更新

インスタ蝿とは?インスタ蝿の行動とうざいと感じる理由

SNSで日常を投稿することが当たり前になった現代で、インスタでのいいねが欲しいために行き過ぎた行動をしてしまう人が社会的に問題となっています。あなたのインスタは周りにうざいと思われていませんか。今回は、そんなインスタ蠅の行動や心理に迫ります。

目次

インスタでより多くのいいねを稼ぐためには、多くの人が訪れた有名なところではなく、まだあまり知られていない場所の魅力的な写真が不可欠です。そのため、たとえ立ち入り禁止のところだとしても、こっそり侵入して写真を撮りたいと思うようです。

インスタ映えで人気になった愛媛県の下灘では、まるで千と千尋に出てくるような線路が海に続く写真を撮る人が多く居いました。しかし、実際には私有地であり、その線路は船を海に運ぶためのもので、作業の邪魔になることもあるようです。

他の人への迷惑や危険な場所への侵入を顧みないことも、インスタ蠅の特徴です。

購入後の商品を食べずに路上などに放置

Garbage Can Waste Bins - Free photo on Pixabay (465324)

インスタ映えが社会の流行となって以来、味よりも見た目を重視する商品が多く出回るようになりました。インスタでは、本当においしいものよりも写真に撮るとお洒落に見えるもののほうが人気です。写真を通して味を伝えることはできませんが、見た目の可愛さは伝わるからです。

そのため、写真を撮るだけで満足し、ごみ箱に捨てないどころか路上に放置してしまうケースもあります。衛生上良くないどころか、環境にも悪く、せっかく作った店の人にも悲しい思いをさせてしまいます。

インスタ蠅になってしまう原因

Laptop Business Aerial - Free photo on Pixabay (465319)

最初からインスタ蠅の人は少なく、日常の投稿をしている間により多くのいいねを稼ごうとした結果、本人も気づかないうちにインスタ蠅になってしまっていた人がほとんどです。

その一方でマナーを守り、ずっと1ユーザーとして正しい使い方でSNSを利用できる人も多くいます。では、インスタ蠅になってしまうのは、どのような原因が挙げられるのでしょうか。

「いいね」が欲しいだけ

Cheers Beverage Drink Booze Root - Free photo on Pixabay (465318)

インスタでは投稿にいいねを付けることができます。軽い気持ちでいいねする人が多いのですが、投稿している人にとっては、いいねの数でどれくらいの人が自分の投稿を気に入ってくれたのかを見られるツールでもあります。

インスタは、いわば自己承認欲求を満たす場であり、いいねの数だけ周りに認められている、人気者であると思いこんでいる人も少なくありません。そのため、ただいいねが欲しいがために、インスタ蠅になってしまう人もいます。

また、インスタで有名になったことがきっかけでインフルエンサーとなり企業と契約している人や芸能界デビューを果たした人もいるなど、いいねの数を多く得られることで生まれるメリットもあります。

皆がやっているから

Agreement Brainstorming Coffee - Free photo on Pixabay (465314)

日本人は特に集団で行動し、自分だけが目立つ行動は良しとされていません。そのため、誰かがやっていると、自分も同じようにしなきゃ!という心理が働きます。もちろん、それには良い面も悪い面も存在します。皆と違う行動を避けるために、悪い行動の抑止力となっています。

しかし、一方で、インスタ蠅のような周りに迷惑がかかることも、皆がやっているからと同調してしまうのです。自身の行動に疑問を持たず、誰かがやっているからとむやみに真似をすることは危険です。

自分だけがやらなければ周りから時代遅れとからかわれることもあるでしょう。しかし、皆がやっているからといってやらなければならないという決まりもなく、またその行動が正しいかは分かりません。今一度、自分のしている行動が正しいものであるか、チェックしましょう。

苦労して商品を手に入れてないから

Can Garbage Cocacola - Free photo on Pixabay (465311)

小さい頃、少しのお小遣いを一生懸命貯めたお金で買った物は特別でいつまでも大切にしていたでしょう。しかし、大きくなるにつれてお小遣いが自由に使えるようになったり、バイトや仕事で気軽にお金が使えるようになったりしたら物を買うありがたみが分からなくなってしまいます。

インスタ蠅で商品を買っても食べずに捨ててしまうことを繰り返せば、感覚は麻痺してしまいます。苦労して商品を手に入れていないため、すぐに捨てることにも罪悪感を感じなくなってしまうのです。

中にはインスタ映えするからと行列になっているお店もありますが、インスタ蠅にとってはそれは苦労ではなく、1つの過程に過ぎないのです。

お腹が減っていないのにインスタ映えを狙おうとしている

Piza Food Cheese - Free photo on Pixabay (465309)

何か食べ物を買う際、インスタ蠅はインスタ映えするかどうかを基準にしています。そのため、特にお腹が空いていない状況でもインスタ映えしそうな商品を見つけたら思わず買ってしまうのです。

その商品を買って写真に収めることができたら、インスタ蠅にとってはその商品は必要でなくなります。買う前は食べられると思っていても、いざ目的を果たしてしまうとやっぱりお腹いっぱいで食べられず、捨ててしまう...という悪循環を生むのです。

インスタ蠅は一種のSNS依存症であるため、食べ物を捨てることが悪いことだと知っていても、無意識にやってしまうこともあります。

インスタ蠅を見た店側の本音

Arizona General Store Route 66 - Free photo on Pixabay (465308)

インスタ蠅は、店内や外見の写真を多く撮る、何度も商品を違う角度から撮影する、その場で写真の加工をするといった特徴を持っているため、お店の人もインスタ蠅を見極めることは比較的容易です。

では、目の前でインスタ蠅を目撃し、自分の店の商品がインスタのためだけに買われていると知っている場合、本音ではどのようなことを感じているのでしょうか。

商品を手にした際は大喜びするのにその後は写真に夢中

Photographer Tourist Snapshot - Free photo on Pixabay (465307)

インスタ蠅は、商品を手にした瞬間はとてもテンションがあがっています。「可愛いー!」「すごーい!」と口に出して言ってくれるので、商品を提供しているお店の人も嬉しさを感じるようです。しかし、その数秒後には写真撮影が始まり、無言でシャッターを押し続けます。

もちろん、写真を撮ることはほとんどの人がやっていることですが、インスタ蠅は写真撮影を目的にしているため、写真だけに夢中になって商品にはさほど興味を持っていないことも多いです。

その姿は少なからず店員さんに見えているため、心の中ではインスタのために商品を購入したんだな...と感じる人もいるようです。

配膳したままの状態で片付けることが多く悲しい気持ちになる

Man Rain Snow - Free photo on Pixabay (465305)

インスタ蠅でなくても、美味しそうと思って商品を買ったものの、食べてみたら苦手な味で最後まで食べられなかったことはあるでしょう。しかし、インスタ蠅の中には商品に一切手を付けず、写真撮影が終わるとすぐに店を出てしまう人もいます。

残された商品はお店の人が片付けるしかなく、提供したままの形で残っていることに悲しみを感じる人も多いようです。心を込めて作ったものが、何も味見されることなく写真のみで捨てられるというのはとてもやるせなさを感じます。

周辺地域の掃除が大変

Flower Dandelion Odkvitnutá - Free photo on Pixabay (465304)

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