2019年2月26日 更新

癇癪持ちの特徴と原因は?治療する方法と癇癪持ちへの上手な対応

癇癪持ちの人の特徴を知ることで、大人な対応ができるようになります。赤ちゃんや子どもの癇癪がひどいと遺伝かもしれないと不安がる方もいますが、遺伝以外に原因が考えられるので確認しておきましょう。癇癪持ちを治療する方法もあるので悩んでいる方は参考にしてください。

癇癪持ちとは?

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癇癪持ちの特徴と原因を調べる前に、癇癪持ちがどのような状態を表すのか確認しておきましょう。意味を知ることでより理解を深めることができます。

癇癪はちょっとしたことで怒りを爆発させることを意味します。怒りや苛立ちを感じたとしてもぐっと我慢して、自分の気持ちを抑えた経験がある方も多いでしょう。しかし、癇癪持ちの人は感情を抑えることができずに怒り出してしまうのです。

許しがたいことやひどい仕打ちを受けて怒りをあらわにする場合は癇癪を起すとは言いませんが、自分をコントロールできずに怒り出す場合は癇癪持ちといえるでしょう。

癇癪持ちは親からの遺伝ではない?

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癇癪持ちの子どもを持つ親の中には、自分のせいなのではないかと自分を責めてしまう人もいます。しかし、癇癪持ちは親からの遺伝ではありません。医学的にも子どもの癇癪と遺伝は関係ないといわれているのです。

自分を責める必要はありません。自分を責めていると気持ちも落ち込みますし、ネガティブな思考に偏ってしまいます。子育てをしているうちに精神的にストレスがたまるので、ポジティブな気持ちを大切にしてください。
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周囲の子どもと比べて「うちの子は癇癪が多い」と感じることもあるでしょう。癇癪を起す子どもには様々な理由があり、中には発達障害と呼ばれるものもあるのも確かです。ですが、子どもは同じ年齢でも性格や感情の発達も異なりますから違っていてもおかしくはないのです。

また、自分1人で抱え込まずにパートナーや自分の両親に相談してみてはいかがでしょうか。どうしても心配な場合は専門家に相談すると良いでしょう。

癇癪持ちになる原因

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癇癪持ちになるのはいくつかの原因が考えられます。すぐにカッとなってしまう人や怒りっぽい人もいるでしょう。しかし、中には病気が関係していることもあります。

癇癪を「怒りっぽい性格だから」「すぐにキレる」と片付けられるほど簡単な問題ではないのです。原因が違えば解決方法も異なります。それぞれの原因によって適した対処法を見つけてください。

発達障害やうつ病などは自分で気が付けないこともあります。周囲の人や専門家の知識も必要になるでしょう。

発達障害

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発達障害が癇癪持ちの原因になることがあります。発達障害とは自閉スペクトラム症や多動症、学習障害などの幅広い概念を含むものです。

発達障害の原因は不明であるものが多いのですが、ストレスをうまく発散したりコミュニケーションをとることが苦手な人が多いようです。そのため感情のコントロールができずに爆発してしまうのでしょう。

発達障害は癇癪持ちのほかに、集中力することが難しい人や記憶することが苦手な人もいます。社会で生きていくことになじめない人は発達障害の可能性もあるのです。

うつ病

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癇癪持ちになる原因の1つ物言われるのがうつ病です。うつ病というと鬱々として何もできなくなる、生活が困難になる様子をイメージする方も多いでしょう。しかし、ただ落ち込んでいるだけではなく、自分の感情を抑えられなくなって癇癪を起すこともあるのです。

特にうつ病でも感情の起伏が激しく、元気な時と落ち込んだ時のふり幅が大きくなることがあります。驚くほど元気でアクティブな時間と、落ち込んで鬱々とする時間があるのです。精神的にも不安定な状態なので、自分の気持ちや感情をコントロールできなくなって癇癪を起すのでしょう。

子どもの頃の経験から

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子どもの頃の経験が癇癪持ちの原因になることがあります。癇癪持ちの方は子どもの頃に親から否定されたり、いじめをうけたりした経験があるのではないでしょうか。

子どもの頃の経験がトラウマとなって自己肯定感が低くなっていることが癇癪持ちになる一因とも言われているのです。周囲の人から否定されることで自分を認められなくなってしまったのでしょう。

そのため、精神的に安定していません。不安定な精神状態では自分の感情をコントロールできずに癇癪を起こすのです。また、周囲の人の気を引くために必要以上に癇癪を起す人もいます。

セロトニン不足

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セロトニンという成分はご存知でしょうか。脳内で作られる神経伝達物質の1つで、ストレスを軽減して精神状態を安定させる働きがあります。

セロトニンが不足すると精神的に不安定になり、癇癪を起しやすくなるのです。ほかにもセロトニン不足によって気持ちが落ち込んだり、疲れやすくなったりします。

セロトニン不足が原因の場合は分泌量を増やす工夫が必要です。規則正しい生活やリズム運動、バランスの良い食事をとることでセロトニンを増やすこともできるのです。

大人になって癇癪持ちになりやすい人の特徴

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ここでは大人になって癇癪持ちになりやすい人の特徴をご紹介します。自分や周囲の人に特徴が当てはまるか思い出しながらチェックしてください。

癇癪というと子どものわがままをイメージする方も多いでしょう。しかし、癇癪を起すのは子どもだけではありません。大人になっても癇癪を起す人はいるのです。

大人になると義務や責任も増えるので、子どもとは違った意味でストレスや不満を感じることが多くなります。大人だからこそ抱えていするストレスや性格が癇癪持ちの原因になるともいえるでしょう。

真面目で几帳面

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真面目で几帳面な人は理想が高く、完璧を目指しています。真面目に取り組むのは良いのですが、何事もうまくいくとは限りません。時には失敗したりスケジュールがずれることもあるでしょう。

その場合はスケジュールを調整したり改善策を模索しなければなりません。しかし、真面目で几帳面で完璧主義の人はうまくいかない事があるとイライラして癇癪を起すことがあるのです。

また、完璧主義ゆえに癇癪を起すタイプの人は自分だけではなく周囲の人にも完璧を求めます。自分の理想を押し付けてしまうので、近くにいるとストレスを感じることもあります。

我慢してしまう人

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