目次
- 大人の引きこもりが社会問題となっている
- 自宅で仕事をしている人は含まれない
- 統合失調症や身体的な病気を持っている人は含まれない
- 引きこもりは長期化傾向にある
- 引きこもりは幅広い年代に存在する
- 15歳~39歳の引きこもりは推計54万人(2015年)
- 40歳以上の中高年は推計61万人
- 追跡調査が上手くいっていなければもっといる可能性も
- 大人の引きこもりの特徴
- 趣味や用事に関する時だけ外出する・・・46万人
- 近所のコンビニなどには出かける・・・15.3万人
- 自室からほとんど出ない・・・4.7万人
- 自室からは出るが自宅からは出ない・・・3.5万人
- 引きこもりの問題点
- 両親・家族の負担
- 社会復帰の難しさ
- 外部に露見しにくく支援が難しい
- 人手不足
- 当事者の孤立
- 当事者の心身に悪影響を与える
- 引きこもりになった原因
- 職場に馴染めなかった
- 病気
- 就活の失敗
- 人間関係が上手くいかなかった
- 学生時代から引きこもり
- 退職してやることが無くなってしまった
- 引きこもりから脱出する方法
- 少しずつでも将来の事を考える
- 外出して活動範囲を広くする
- 規則正しい生活をする
- 自分を支援している家族の存在に気付く
- 引きこもりへの対処方法
- 自分の支援が適切なのか考える
- 自分たちの生活・人生について考える
- 当事者・家族に合った病院を探す
- 引きこもりの相談先
- 引きこもりは家族だけの問題ではない
引きこもりになっていても趣味や用事があるときは外出するという人は46万人になっていますが、引きこもりの人の中には趣味に没頭する過程で気が付けば引きこもっていたという場合もあります。
この場合はあまり外に執着がない人もいますて、自分が必要な時だけ外出をします。しかし用事が終われば一直線に帰ってきます。人自体が怖いとまず外には出ません。
なのでここで食い止めるという事が出来れば引きこもらずに済む場合もあります。一言で引きこもりと言うにはあまりにもパターンが多くもしかしたら当てはまらない事もありますが、何もしないよりは前に進むことが出来ます。
この場合はあまり外に執着がない人もいますて、自分が必要な時だけ外出をします。しかし用事が終われば一直線に帰ってきます。人自体が怖いとまず外には出ません。
なのでここで食い止めるという事が出来れば引きこもらずに済む場合もあります。一言で引きこもりと言うにはあまりにもパターンが多くもしかしたら当てはまらない事もありますが、何もしないよりは前に進むことが出来ます。
近所のコンビニなどには出かける・・・15.3万人
via pixabay.com
近所のコンビニや自分の自宅周辺のみ外出するという引きこもりの場合は15・3万人と言う数字になっています。
このような場合の特徴としては人があまりいない時間帯をめがけて行動する傾向があり、外出する時間は主に夜遅くになっています。
人は怖いがまだ外に出ることは出来るという状態になりますが許容範囲は上記に書いたパターンよりは狭くなっています。
また人に見られたくはないという意識がもっと強くなってくると帽子などを深くかぶっていく場合もあります。この場合は買うものを買ったらすぐに帰宅をするか、または何かが原因になり何も買わずに帰ってくることもあります。
このような場合の特徴としては人があまりいない時間帯をめがけて行動する傾向があり、外出する時間は主に夜遅くになっています。
人は怖いがまだ外に出ることは出来るという状態になりますが許容範囲は上記に書いたパターンよりは狭くなっています。
また人に見られたくはないという意識がもっと強くなってくると帽子などを深くかぶっていく場合もあります。この場合は買うものを買ったらすぐに帰宅をするか、または何かが原因になり何も買わずに帰ってくることもあります。
自室からほとんど出ない・・・4.7万人
via pixabay.com
全く部屋から出てこないというタイプの引きこもりは4・7万人になっています。この場合は何かがキッカケとなり人自体が嫌いになっている可能性が高いです。
家族とも関わりたくない場合が多く、部屋に入られないように鍵を付けていることやドアを補強している場合もあります。家族が寝静まった後に静かに部屋からでて用事を済ませ、誰にも見られないように部屋に戻ります。
このような場合は無理やり部屋に入ると悪化させてしまう事もあります。また本当に部屋に閉じこもるのは不可能なので気が付かない隙に出ているはずです。そして必要なものがあるときはドアの下などからメモを出すこともあります。
家族とも関わりたくない場合が多く、部屋に入られないように鍵を付けていることやドアを補強している場合もあります。家族が寝静まった後に静かに部屋からでて用事を済ませ、誰にも見られないように部屋に戻ります。
このような場合は無理やり部屋に入ると悪化させてしまう事もあります。また本当に部屋に閉じこもるのは不可能なので気が付かない隙に出ているはずです。そして必要なものがあるときはドアの下などからメモを出すこともあります。
自室からは出るが自宅からは出ない・・・3.5万人
via pixabay.com
自分の部屋からは出ることが出来るが、家の外には出れないという人は3・5万人います。実際はもっと多いと思いますが、この場合でも必ずしも家族とコミュニケーションをとっているとは言い切れません。
上記に書きましたが100%部屋から出ないという事はその部屋にトイレなどの設備がない限り不可能に近いのです。なので必要な時しか部屋から出てこないのか、それとも家族との会話があったりするのかで状況が変わります。
外には出れないという事を家族が理解していて共に悩んでくれている場合もありますが、その逆もあり例え姿が見えてもいないものとして接している家庭もあります。
上記に書きましたが100%部屋から出ないという事はその部屋にトイレなどの設備がない限り不可能に近いのです。なので必要な時しか部屋から出てこないのか、それとも家族との会話があったりするのかで状況が変わります。
外には出れないという事を家族が理解していて共に悩んでくれている場合もありますが、その逆もあり例え姿が見えてもいないものとして接している家庭もあります。
引きこもりの問題点
via pixabay.com
引きこもり問題は自分には関係がないと思っている人も多いですが、今引きこもっている人達も元々はそう思っていた人ばかりです。また自ら引きこもりたくて引きこもっている人もいるのが現状です。
しかし一度引きこもってしまえばどちらも同じように問題が浮かび上がります。その問題は周りの人や自分にのしかかってくるが多いそうです。
ではどのような問題が出てくるのか検証したいと思います。もしも今まさに引きこもりを考えている人や引きこもり気味になってしまった人はこれを読んでいかに周りの人や自分に負担が掛かかってしまうかを知って下さい。
そんな事今さら読まなくても分かっているという人でも改めて読むことで気付くこともきっとあるはずです。
しかし一度引きこもってしまえばどちらも同じように問題が浮かび上がります。その問題は周りの人や自分にのしかかってくるが多いそうです。
ではどのような問題が出てくるのか検証したいと思います。もしも今まさに引きこもりを考えている人や引きこもり気味になってしまった人はこれを読んでいかに周りの人や自分に負担が掛かかってしまうかを知って下さい。
そんな事今さら読まなくても分かっているという人でも改めて読むことで気付くこともきっとあるはずです。
両親・家族の負担
via pixabay.com
まずは両親や家族が負担する部分について書いていきます。引きこもりになって、一体だれがご飯を作り誰が洗濯をするのですか?それは引きこもっていない家族です。
引きこもるという事はその引きこもっている人の生活費や税金などの負担が全てその人以外に負担となってのしかかります。
酷な話をしてしまいますが電気も使わず、水も使わず、何も食べない状態になり最後に孤独死にたどり着いてもその後の家賃の滞納、清掃代などの全ての費用が家族に請求されます。
そして何故そのような状態にしてしまったのかと世間にも責められます。それらの事を負担と思わない人は中々いないと思います。
そして何故自分の家族がそうなってしまったのかと家族は自分たちを責めます。最悪なケースでは家族同士が責め合うという事もあります。それらの行為は家族全員の金銭的負担や心の負担になります。
引きこもるという事はその引きこもっている人の生活費や税金などの負担が全てその人以外に負担となってのしかかります。
酷な話をしてしまいますが電気も使わず、水も使わず、何も食べない状態になり最後に孤独死にたどり着いてもその後の家賃の滞納、清掃代などの全ての費用が家族に請求されます。
そして何故そのような状態にしてしまったのかと世間にも責められます。それらの事を負担と思わない人は中々いないと思います。
そして何故自分の家族がそうなってしまったのかと家族は自分たちを責めます。最悪なケースでは家族同士が責め合うという事もあります。それらの行為は家族全員の金銭的負担や心の負担になります。
社会復帰の難しさ
via pixabay.com
引きこもりになった後に待っている怖いところは外に出られなくなっていくというところです。外に出ないようになると人と接することが無くなるといっていいくらい減ります。
一度社会に出た時に傷つくことがあって、それから自分を守るために引きこもりになり、いつか元気を取り戻した時にまた社会復帰をするなんて言う都合のいい事にはほとんどなりません。
それこそ浦島太郎の世界になってしまいます。一度引きこもるという事は社会復帰にはとても長い期間がかかるのです。社会は休憩中も動いていてそこに追いつくのは容易ではなく、全ての人が受け入れてくれるという保証もないのが現実です。
一度社会に出た時に傷つくことがあって、それから自分を守るために引きこもりになり、いつか元気を取り戻した時にまた社会復帰をするなんて言う都合のいい事にはほとんどなりません。
それこそ浦島太郎の世界になってしまいます。一度引きこもるという事は社会復帰にはとても長い期間がかかるのです。社会は休憩中も動いていてそこに追いつくのは容易ではなく、全ての人が受け入れてくれるという保証もないのが現実です。
外部に露見しにくく支援が難しい
via pixabay.com
外部に露見しにくいというのも、自らが外部から遠ざかっていたいという心情が根本にあることが挙げられます。また引きこもってしまった自分に対する自己嫌悪があることから引きこもりを人に知られたくないという人もいます。
引きこもりは一人で解決することが難しく困難であり本当に解決したい気持ちがあるならばまず信頼できる人に相談するという手段もあります。
しかしここで一番問題なのは引きこもりになると人を信頼できなくなるという点です。誰かが手を差し出してくれたとしても様々な感情からその手を取ることが出来ません。
また自分の子供や親が引きこもりになったことを家族が周りの人にバレたくないという気持ちから隠してしまう場合もあります。家族が隠すことにより引きこもっている本人は益々外に出なくなるという悪循環が生まれます。
引きこもりは一人で解決することが難しく困難であり本当に解決したい気持ちがあるならばまず信頼できる人に相談するという手段もあります。
しかしここで一番問題なのは引きこもりになると人を信頼できなくなるという点です。誰かが手を差し出してくれたとしても様々な感情からその手を取ることが出来ません。
また自分の子供や親が引きこもりになったことを家族が周りの人にバレたくないという気持ちから隠してしまう場合もあります。家族が隠すことにより引きこもっている本人は益々外に出なくなるという悪循環が生まれます。
人手不足
via pixabay.com
この人手不足という問題は外部と内部両方に関係する問題です。例えば支援団体にして考えると引きこもり相談などあっても家庭訪問を実施できる場合と忙しくて回り切れない場合もあります。
また中高年の場合は相談の場所すら少なくなります。また内部の問題においては必ずしも両親が同じように協力しているかどうかがポイントになります。
どちらかが引きこもりに対して厳しい態度を取ってしまう場合もあります。このような場合は家庭内でもサポートする人手が十分とは言えません。
また例え外部の協力が得られても本人が納得しなければ面会が叶わない事もあったり、長い月日をかけてサポートをする場合には沢山の人の協力が必要になります。
しかし今の現状では引きこもりの人数に対してサポートしてくれる人手が足りていません。
また中高年の場合は相談の場所すら少なくなります。また内部の問題においては必ずしも両親が同じように協力しているかどうかがポイントになります。
どちらかが引きこもりに対して厳しい態度を取ってしまう場合もあります。このような場合は家庭内でもサポートする人手が十分とは言えません。
また例え外部の協力が得られても本人が納得しなければ面会が叶わない事もあったり、長い月日をかけてサポートをする場合には沢山の人の協力が必要になります。
しかし今の現状では引きこもりの人数に対してサポートしてくれる人手が足りていません。
当事者の孤立
via pixabay.com
当事者の孤独と言うのは引きこもりになると必ずぶつかる問題です。多少なりとも外出している場合はまだ深い孤独には陥っていないと思っている人もいますが、孤立とは本人が感じる問題で周りが判断できないという事があります。
例え外出していてもそこに誰かと会話があったのか、自分が世間と孤立していると感じていないかが重要な部分です。引きこもりは個々で孤立していると感じるようになってしまうと次は家庭内において孤立を感じるようになります。
そうやって徐々に行動範囲が狭くなっていく事があり、社会的孤立から家庭内孤立になると部屋から出てこないようになってしまいます。
例え外出していてもそこに誰かと会話があったのか、自分が世間と孤立していると感じていないかが重要な部分です。引きこもりは個々で孤立していると感じるようになってしまうと次は家庭内において孤立を感じるようになります。
そうやって徐々に行動範囲が狭くなっていく事があり、社会的孤立から家庭内孤立になると部屋から出てこないようになってしまいます。
当事者の心身に悪影響を与える
via pixabay.com
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