2019年7月27日 更新

ミサンドリーの意味とは?ミサンドリーになる原因や怖い行動とは

ミソジニーの対義語にミサンドリーという言葉があります。フェミニストと混同されることが多いですが、ミサンドリーは攻撃的で時には怖い行動を取ることもあります。何が原因でミサンドリーになってしまうのかやミサンドリーを治す方法を紹介していきます。

目次

ミサンドリーの意味とは

Collaboration Collaborator Book - Free photo on Pixabay (506838)

ミサンドリーとは、英語で"misandry"と書きます。男性に対して過度に憎悪を抱き、正当な理由もないのに男性を嫌悪する思想や行動のことを言います。ミサンドリーな思想の下で動く人のことを、ミサンドリストと言う場合もあります。

男性への性差別を当然のものだと思っている人たちですので、ミサンドリーの大半は女性です。しかしながら、中には男性優位の社会を嫌悪して自分が男性であることを認められずに自傷行為に走ってしまうような男性のミサンドリストもいます。

男性によるミサンドリーであっても女性によるミサンドリーであっても、性別だけを判断基準として周囲の人間を蔑視する行為ですので社会的には好ましいものではありません。この記事では特に女性のミサンドリストについて紹介していきますので、心当たりがある人は男女共に参考にしてください。

ミサンドリーとミソジニーの違いとは?

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ミサンドリーの対義語として「ミソジニー(misogyny)」という言葉もあります。男性に対して憎悪を抱き、男性を不当に差別することをミサンドリーというのに対し、ミソジニーは女性に対して不当な差別をする女性蔑視の思想や行動のことを言います。ミサンドリーの思想を持っている人をミサンドリストというのと同様に、ミソジニーの思想を持っている人をミソジニストということもあります。

ミソジニーの女性もいますが、圧倒的多数は男性です。また、女性蔑視に関しては社会や文化・宗教でそれを認めているものもあるのでミサンドリーよりもミソジニーの思想を持っている人が多いと言われています。

ミサンドリーもミソジニーも蔑視する対象は違いますが性差別という点では同じであり、どちらも個人の人格や能力ではなく性別のみで上下関係を決めるところに大きな問題があるものです。

ミサンドリーとフェミニストの違い

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ミサンドリーという言葉を聞いたことはあっても意味をよく知らない人は、ミサンドリーとフェミニストを混同してしまうことがあります。しかし、それら二つは全く違う意味を持っている言葉です。フェミニストの意味と、ミサンドリーとの違いをしっかり把握しておきましょう。

フェミニストの意味

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フェミニストは日本では「女性に甘い紳士的な男性」として認識されていることが多いでしょう。「あの人はフェミニストだから安心できる」のように使われることもありますが、実はこれは本来の意味ではありません。

英語のfeministの本来の意味は、女性の権利を拡張することを主張する論者という意味です。女性が男性と同じ権利を持つようにする運動のことをフェミニズムとも言い、日本人では平塚雷鳥や市川房枝が有名なのではないでしょうか。

日常会話では「女性に優しい男性」という意味で使ってももちろん間違っていませんが、いざという時のために本来の意味も覚えておくようにしましょう。

フェミニストは差別発言をしない

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ミサンドリーとフェミニストと大きな違いは、ミサンドリーは性差別をするのに対しフェミニストは差別発言をしないということです。

具体的には、ミサンドリーは女性が男性に対して虐げられていると思った場合、男性を女性以上に虐げることで「女性が優位である社会」を実現しようとします。それに対して、男性は同じ状況下でも虐げられている女性をなくすことで「男女が対等である社会」を実現しようとします。

こうした活動の他にも、ミサンドリーは「だから男性はダメなんだ」という性差別をする発言をしがちなのに対し、フェミニストはそういう言葉を口に出さないという違いもあります。

ミサンドリーの怖い行動

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ミサンドリーは差別的な発言をして周囲を不快にするという精神的なデメリットがあるだけではありません。多くの場合、過激なミサンドリーほど身体的な損害を与えるなど大きな実害を伴います。ミサンドリーの怖い行動の一部を紹介していきます。

男性に罵詈雑言を浴びせる

Lonely Man Sitting - Free photo on Pixabay (506845)

男性のことが嫌いなミサンドリーは、男性の些細なミスに対しても罵詈雑言を浴びせます。たとえば数分の遅刻に対して数時間怒鳴り続けるなど、周囲が「そろそろ許してあげて」ととりなす言葉にも耳を貸さないでしょう。

男性が正当な反論をしても「反抗的な態度だ」とさらに態度を悪化させます。また、男性に全く落ち度がない場合でも「目つきが気に入らない」「歩くスピードが気に入らない」「ネクタイの柄が気に入らない」など、とにかく男性を糾弾する機会を探すこともあります。

SNSで男性にしつこく絡む

Smartphone Cellphone Apple I Phone - Free photo on Pixabay (506847)

男性のことが嫌いで完全に男性から距離を置いているミサンドリーもいますが、一部のミサンドリーは男性に対して執拗に絡みます。特に自分の匿名性が担保できるSNSを使って男性に絡むミサンドリーが多いでしょう。

男性が不快になるような言葉ばかりを投げつけたり、ちょっとした言葉尻を捕らえて大げさに騒ぎ立てることもあります。それに対して男性が反応すれば「男性は暴力的だ!怖い!」と主張したり、男性が無視をしたりブロックしたりしても「言い返せないのは図星だからだ、弱虫だ」と男性のことを馬鹿にします。

男性の発言を曲解して悪者に仕立て上げる

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SNSだけではなく会社などの現実世界でも男性の発言を曲解して相手を悪者に仕立て上げ、自分は被害者であることを周囲に吹聴するタイプのミサンドリーもいます。少し語尾が強いだけで「恫喝された」と涙を流したり、どのような言葉でも些細な言い間違いや言葉尻を捕らえて悪者に仕立て上げようとします。

多くの場合、周りの人に対しても「〇〇さんに怖いことを言われて身の危険を感じた」などと大げさに囃し立てます。男性と女性の体格差などの理由により、お互いの言い分を聞かずに反射的にミサンドリーの女性の味方をしてしまう人もいるので男性にとって厄介なタイプのミサンドリーだと言えるでしょう。

口論が過熱すると暴力を振るう

Fist Bump Anger Hand - Free photo on Pixabay (511648)

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