2019年10月18日 更新

生理がきそうでこない! 腹痛があるのにこない原因と対処法

生理前のサインかな? 腹痛やおりものはあるのに予定日を過ぎてもなかなか生理がこない。そんな時、もしかして妊娠したのでは?? と不安な気持ちになってしまいます。女性ホルモンのことを知るだけでこんなに毎日が変化します。こない生理をこさせる方法はあるのでしょうか??

貧血のような症状

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何かの拍子に目がちかちかする、無数の星がちらつく感覚がある、急に立ち上がると一瞬クラっとするなどの症状が貧血(脳貧血)です。妊娠初期は体やホルモンの環境の変化に適応していくために自律神経が不安定になります。

そのため血圧のコントロールがうまくいかず脳に血液が届かないという状態になります。赤ちゃんに必要な栄養や酸素を送るため、分娩時の出血に備えるために血液の量が徐々に増えていきますが赤血球(酸素を運ぶ役割)濃度が薄くなるためつまり気味になり貧血を起こします。

加えて、赤ちゃんの成長に必要な鉄分を取られてしまうため、鉄欠乏性貧血になる妊婦さんもいらっしゃいます。

風邪のような症状

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なんだか熱っぽいくて…風邪かな? と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。排卵日から次の生理までの期間は高温期なのですが、妊娠すると高温期がずっと続きます。

微熱、倦怠感、くしゃみ、頭痛、腹痛などの風邪の症状と似たものが妊娠初期にはみられます。微熱があるため体は火照りやすく、だるさを感じます。熱だけの原因ではありませんが、血液量が増えるため倦怠感やのぼせた感じを抱きやすくなります。

ホルモンの変化により神経が過敏になりがちですのでアレルゲンに反応し、くしゃみ・鼻水の症状が出る方や、アレルギーの反応が出て咳が出る方もいらっしゃいます。

高温期が続く

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排卵日から分泌された黄体ホルモンが無くなると生理が始まります。基礎体温は高温期から低音気に下がります。ですが、妊娠することで黄体ホルモンの分泌が続き高温期が継続します。

だいたい妊娠13週頃まで高温期が続きます。13週頃には胎盤が形作られ機能が安定してきます。この時期までは卵巣から分泌される黄体ホルモンにより準備を進めてきました。この頃から胎盤から分泌されるものへと替わります。

個人差がありますが、胎盤が安定してくる13週頃、安定期と呼ばれる16週頃には高温期は終わります。中には持続する方もいらっしゃいますが不安に思わなくても大丈夫です。

ガスがたまりやすくおならが出る

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お腹が張った感じがする、ガスが溜まった感じがする、頻繁におならが出るという症状に困っている方もいらっしゃいます。職場や、人と会っている時におならを我慢したり、我慢しきれずに出てしまい恥ずかしい思いをする事もあるようです。

妊娠初期には様々なホルモンが分泌されますが、その中にプロゲステロンというホルモンがあります。これは胃腸の働きに大きな影響を及ぼします。胃腸の働きを弱めてしまうので腸内状態が悪くなり便秘・軟便になります。又、子宮の成長と共に骨盤内の血液の循環が悪くなります。

更には、胎児を守るための胎盤にある羊水を十分に確保するために、水分摂取を怠ると腸内の水分が不足してしまいます。腸内の水分が不足すると便秘の原因になり、排出されない便が体内に留まり腸内で発酵をする過程でガスが溜まります。

これらによる影響でガスが溜まったりおならが出たりします。

胸が張る・かゆくなる

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胸がいつもより熱っぽい、なんだかズシっとして重く感じる、ピンと突っ張ったような軽い痛みを感じるなど妊娠初期の自覚症状としてこのような胸の張りを感じる方もいらっしゃいます。

出産後に赤ちゃんに母乳を与えるための準備として乳腺が発達している証拠です。プロゲステロンというホルモンが乳腺を活発に刺激するため、胸が張ったりかゆくなったりします。

早い方で排卵の時期から胸の張りを感じている方もいます。逆に全く胸の張りを感じない方もいらっしゃいます。

味覚が変わる

Cook Food Plate - Free photo on Pixabay (85196)

妊娠初期15週目頃まで(安定期に入るまで)に見られる症状の一つとして、味覚の変化があります。妊娠すると酸っぱいものが食べたくなる人、今まで大好物だった食べ物が受け付けなくなった人、全く食べれるものが無く水を飲むのがやっとな人など、人によって違います。

食べ物以外に、匂いに敏感になる方もいます。例えば、炊飯器から出る炊きたてのご飯の匂いが気持ち悪く感じる、スーパーに買い出しに出かけた際に魚や肉の匂いに吐きそうになる、洗濯物の柔軟剤の香りに息を止めてしまうなど。

普段は気にしていなかったあらゆるものに対する匂いが全く受け付けられず苦しむ人や、匂いの好みが変わる人など個人差がみられます。

眠気が強い

Yawn Sleepy - Free photo on Pixabay (85195)

特に疲れていないのに眠気が襲ってきます。個人差はありますが、何の前触れもなく突然眠たくなる人、自分ではコントロールできない程に眠くなる人、気づけばウトウトしている人など。女性ホルモンの変化により強い眠気がやっています。

妊娠初期は特に大事な時期ですので体が安静にして下さいとサインを出しています。無理をせ自然な体の反応に身を任せる方が良いでしょう。

なんだかモヤモヤ…生理をこさせる方法はある?

Man People Girl - Free image on Pixabay (85194)

毎月の決まったものがこないと気がかりで気分も優れません。泊まりの予定や、その他のプラン立てに影響が出てしまいます。一層のこと、自力でなんとかできないか…生理がくるように何か良い方法があるのではないでしょうか。

身体を温める

Warm And Cozy Popcorn Coffee - Free photo on Pixabay (85193)

手足が冷たい末端冷え性の女性が多いこのご時世、手足をお湯につけて温めてあげたり、お腹に湯たんぽを乗せるなどして体をポカポカにしてあげましょう。

体が温まると心もリラックスでき、温まったおかげで血の巡りが良くなり体内のすみずみまで酸素や栄養素を運んでくれます。新陳代謝や免疫力が上がります。

生理がきた時の生理痛を和らげる効果もあります。

疲れやストレスを解消する

Dog Animal Continental Bulldog - Free photo on Pixabay (85190)

疲れやストレスを溜め込んでいませんか? 気づかないこともあるので、ゆっくり過ごす時間を取ってみて下さい。疲れやストレスが解消できないと、自律神経のバランスが悪くなり生理不順を起こすこともあり得ます。

目が疲れている、頭痛、息苦しさを感じる、喉の違和感、胃の不快感、心が不安定でイライラしたり悲しくなったりする、などの症状が出た場合は自律神経が乱れていると言えます。

日常的にストレスはつきものです。ですが過度なストレスがバランスを崩してしまいます。例えば転職や引っ越しなどで環境が変わったりするとストレスが溜まりやすいでしょう。

ヨガや適度な運動など、ストレス解消法をみつけてバランスを保ちましょう。

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