2019年10月18日 更新

生理がきそうでこない! 腹痛があるのにこない原因と対処法

生理前のサインかな? 腹痛やおりものはあるのに予定日を過ぎてもなかなか生理がこない。そんな時、もしかして妊娠したのでは?? と不安な気持ちになってしまいます。女性ホルモンのことを知るだけでこんなに毎日が変化します。こない生理をこさせる方法はあるのでしょうか??

私達女性の体は約1ヵ月の生理周期の間に女性ホルモンの分泌量が変動します。女性ホルモンには、排卵前にピークを迎える「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と排卵後にピークを迎える「黄体ホルモン(プロゲステロン)」があります。

エストロゲンは卵巣内の卵胞を成熟させ、排卵や受精に備える役割・子宮内膜を厚くし受精卵が着床しやすいように妊娠の準備を進めるうえで大切なホルモンです。また、自律神経を活発にし体調を整えて気持ちを安定させてくれます。女性らしい丸みのある体や、コラーゲンを増やすなど女性らしさを作るホルモンです。

プロゲステロンは妊娠に備えて体温を上げたり子宮内膜を厚くし、やわらかくすることで受精卵の着床の手助けをする役割があります。妊娠に備えて血管が拡張されることで、血行が悪くなり体のむくみや精神状態などの低下に繋がります。

このふたつのホルモンの分泌リズムが乱れると生理が遅れて体やメンタルへ影響を及ぼします。

喫煙の影響

Woman Smoking Cigarette - Free photo on Pixabay (85218)

女性は男性よりもタバコの影響を受けやすい体質であると言えます。喫煙は女性ホルモンに害を及ぼします。生理周期に行われるホルモンの分泌を低下させたり、代謝を悪くしたり生理不順の原因になります。

それだけではなく、卵巣への血流障害をおこします。不妊のリスクが高まり、閉経を早める原因となります。喫煙は女性ホルモンを不足させるため骨密度の低下から骨折しやすい体になります。

喫煙は一時的にメンタルが落ち着くこともありますが、体へは悪影響しか与えません。女性ホルモンが低下すると体だけではなく精神状態が不安定になり生活習慣や人間関係にも影響があると言えます。

膣炎や子宮がんのリスクも高まりますので吸い過ぎにはご注意ください。

過度なダイエット

Fitness Strengthening Exercise - Free photo on Pixabay (85217)

生理前は食欲が増すため食事制限をする事が難しく、食欲はあるのにダイエットのために食べない事になるとかえってストレスになり食べ過ぎてしまったり、吹き出物ができるかもしれません。運動のやり過ぎも注意が必要です。

バランスの良い食事、普段よりも体に負担の少ない食事を心がけることをおすすめ致します。生理前に時期に口にすると良い物をご紹介いたします。

疲労感や憂鬱な気分を回避するためにも朝食はしっかり食べましょう。食べないと昼食や夕食後の血糖値が上昇しやすくなり血糖値の乱高下に繋がりやすいと考えられます。

塩分の取りすぎには気を付けましょう。むくみやイライラの原因になります。インスタント食品やお惣菜、塩気の多いスープ類などはこの時期に不向きと言えるでしょう。
Soup Vegetables Pot - Free photo on Pixabay (85215)

生理前の時期はビタミンCやカリウム、食物繊維、鉄分の多い食材などを取り入れると良いでしょう。いちご・キウイ・ブロッコリーなどのビタミンCは生理前のイライラや肌荒れに役立つホルモンを作る作用があります。

りんご・バナナ・ほうれん草などに含まれるカリウムは、余分な水分を体外に出す作用があり、むくみ改善に繋がります。ひじき・しいたけ・ごぼうなどには食物繊維が含まれており生理前になりがちな便秘に効果的です。積極的に食物繊維を取り入れて腸の働きを活発にしましょう。

レバー・マグロ・赤身肉に含まれている鉄分は血液を作るのに必要となります。生理前のだるさや生理中の貧血に備えて摂取すると良いでしょう。

ダイエットの効果が期待できるのはエストロゲンの分泌が活発になる生理後の7~10日間です。ですので、生理前は食事を抜くダイエットはせずに食事から摂れる成分で痩せやすい体作りを目指しましょう。

イソフラボンの過剰摂取

Soy Milk Soybean - Free photo on Pixabay (85214)

女性ホルモンと同じ働きをするイソフラボンは摂取する量やタイミングが大事です。女性ホルモンには2種類あり、生理後に分泌されるエストロゲン。生理前に分泌されるプロゲステロン。

この2種類ンのホルモンは普段同等の分量を分泌していますが、生理後はエストロゲンが優位にあり、生理前はプロゲステロンが優位にあります。2種を同時に摂取した場合、プロゲステロンの方が強く出てしまいます。

イソフラボンはエストロゲンと似た働きがあるので生理前に摂取するとプロゲステロンの作用を強めてしまうことになり逆効果です。

運動不足

Running Runner Long Distance - Free photo on Pixabay (85212)

女性ホルモンは健康や美容は勿論、女性的な体や考え方、気分のリラックスなどに大きく影響するもので、妊娠出産にも重要なホルモンです。生活習慣、適度な運動により整えられます。

1週間に4時間程度の運動をすることで女性ホルモンの働きに差が出てきます。運動不足になると自律神経が乱れて体が疲れやすくなったり、免疫力が低下したりします。自律神経の交感神経「動くため」と副交感神経「休むため」をバランスよく整えましょう。

例えば毎日30分ウォーキングやジョギングなどで汗をかき、血行を良くしていきましょう。体をほぐしてあげてバランスを整えます。運動内容は頑張りすぎない、気軽なもので継続することを心がけましょう。

薬の副作用

Pill Capsule Medicine - Free image on Pixabay (85211)

低用量ピル(エストロゲン薬)を服用されて生理が軽くなったり完全に生理がなくなったりする場合もあります。エストロゲンを含まないホルモンの補充や注射によっても同じことが言えます。婦人科で相談されることをおすすめ致します。

その他市販の頭痛薬や持病に関する処方薬にも生理を乱すものがあります。アスピリン、ワルファリン、イブプロフェンを服用していないか薬の内容を確認してみてください。

妊娠

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生理が遅れると「まさか…!?」と妊娠を想像してしまいます。生理が遅れて早い時期に妊娠検査薬を使っても反応しない場合があり、ただの生理遅れなのか妊娠なのか際どい数日を過ごす女性も多くおられます。

生理が順調にきていた方は、忙しい毎日のストレスやホルモンバランスの乱れの可能がありますので早とちりしないようにしましょう。逆に妊娠している場合、生理予定日の頃に着床出血が見られる場合があり、生理と勘違いしてしまい妊娠に気付くのが遅れることもあります。

普段から基礎体温を測っている方は高温期と低温期の波を知っているので妊娠に気付きやすいでしょう。生理開始から排卵までの約2週間は低温期、排卵後から次の生理までの約2週間は高温期と分けることができます。

排卵が遅れているとそれに伴い生理予定日にずれが生じます。

腹痛やおりものの変化はあるのに生理がこないのは異常?

Belly Heart Love - Free photo on Pixabay (85205)

排卵期や生理前に少しお腹が痛くなったり、おりものの量が増えたりします。個人差はありますが、下着に少しつく程度の量であれば問題ないでしょう。

正常なおりものは透明または乳白色です。乾燥すると薄い黄色に変わります。匂いは無臭か少し甘酸っぱいにおいがある場合もあります。

茶色っぽいおりものが出たり激しい下腹部がある場合は子宮頸がんや子宮内膜症の疑いがありますので、自己判断はせずに安心を得るためにも婦人科の受診をおすすめ致します。

生理がきそうでこないのは妊娠のせい? 初期症状は?

Pregnant Mother Body - Free photo on Pixabay (85202)

生理前の症状はあるのに予定日を過ぎてもなかなか生理がきそうでこないと落ち着かない女性も多いのではないでしょうか。もしかしたら妊娠かもしれないし、明日には生理がくるかもしれない。

そんな不安を解消するために生理痛とは違う、妊娠初期にみられる症状はどんなものがあるのかをみていきましょう。

生理前の下腹部痛を感じた

Belly Stomach Girl - Free photo on Pixabay (85204)

妊娠初期には着床した胎芽を育てるため子宮が収縮を繰り返すことで生理痛のような下腹部痛を感じることがあります。鈍い痛みがある、子宮のあたりがチクチク・ムズムズする、下腹部が引っ張られるような痛みなどを感じます。

一日中痛みが続く人もいれば、断続的な人もいます。生理痛の痛みと似ていますが、いつもとは違う感じや場所が痛むので痛みの違いに気付く方もいます。

着床後、1ヶ月程の痛みが続いた後おさまることが多いです。

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