「昔はよかった」を言う心理と原因とは？老害がうざいと言われる理由も

昔の人は夢や情熱があったという人がいます。こうした人も、昔はよかったとよく呟く人です。

確かに昔は夢や希望、情熱にあふれ出いました。物が今よりも溢れていない時代の人は、とくにこうした感情になりやすかったでしょう。比べて今では食べ物や遊ぶ物に関しては溢れており、そうした食べや遊ぶ物に対する夢や情熱は薄いかもしれません。

しかし、だからといって今の時代の人が夢や情熱がないわけではありません。形や趣向は昔とは違うかもしれませんが、今でも夢や希望、そして情熱をたくさん持っている人は多いです。

昔も今と同じように、何の夢も情熱も持たない人はたくさんいました。夢や情熱を持つか持たないかは、その時代によるのではなく、その人の考え方次第なのです。

「昔はよかった」は本当？

昔はよかったという人は、本当に昔はよかったのでしょうか。そう思っている人は、当然、昔といま戸を比べてそうした判断をしていますが、そもそも本当に今に比べて昔の方がよかったのでしょうか。

実際にこう呟く人を見て、真剣に考えてみるとさまざまな疑問が浮かびます。ただ、その人が嫌味のように昔はよかった、今よりもよかったと言っているのであれば仕方がないことですが、しっかりと昔とを確認した場合には、間違いなく昔よりも今の方が生活全般においてよくなっています。

例えば、便利さで考えた場合には、間違いなく無歌詞よりも今の方が便利でしょう。インターネットが普及して、どのような物も自宅にいながら購入できる今の時代の方が、昔よりも明らかに便利でスピーディーです。

また、遊びに関しても、最近では世界中の人とインターネットを経由仕手遊ぶことができます。昔の遊びができなくなったわけではなく、昔の遊びもあり、さらに今の遊びもあるのです。

つまり、遊ぶ内容を選ぶことができるようになったということです。仕事においても、コミュニケーションを取らなくなったと言われますが、形は違えどさまざまな方法でコミュニケーションは取れています。

もしかすると、昔はよかったと呟く人は、こうした現代の便利な時代から取り残されてしまっている人なのかもしれません。インターネットなどを使いこなす方法が分からず、昔はよかったと自分に言い聞かせることで満足しているのかもしれません。

「昔はよかった」と感じてしまう原因

昔はよかったと感じてしまう人は、どういった原因でそう感じてしまうのでしょうか。こうした言葉を耳にしたとき、嫌味のように感じてしまう反面、なんとなく寂しくも聞こえてきます。

こうした言葉を口にしてしまう人には、本当はどういった原因があり、そう感じてしまうのかを理解してみましょう。その原因を理解できれば、ただウザい人、面倒な人という印象はなくなるかもしれません。

思い出補正

昔はよかったと思ってしまうきっかけとして、自分の藻思い出を補正していることが考えられます。つまり、言葉自体には悪意はありませんが、自分の思い出を補正してしまうがために、こうした言葉が出てしまうのです。

実際は昔はそれほどよいものではなかった、今よりも遥かに不便だったにもかかわらず、自分の中で無意識に思い出補正がされてしまいます。さらに、こうしたことを繰り返してしまうことで、本当に昔の方がよかったと思い込んでしまうのです。

こうなってしまうと、本当に本人には悪意はなく、むしろよい思い出としてすり込まれてしまっていますので、誰にも手を付けることはできなくなるでしょう。

やる気に溢れていた自分を思い出している

また、昔はよかったと口に出してしまう原因として、昔のやる気に溢れていた自分を思い出しているという子供あります。もちろん、こうした人の場合にも悪意は全くありません。

自分自身が活発に行動していた時期を思い出して、昔はよかったと主っているのです。こうした原因は、やはり己の体力の低下を感じるからでしょう。

とくに、若い人と自分を比べてしまうことで、より寂しい気持ちになってしまうのではないでしょうか。自分自身の体力の衰えも原因の一つですが、生き生きと仕事などをしている姿が目についてしまうことも原因となってしまいます。

若い頃の流行りを思い出している

昔はよかったと呟いてしまう人は、若い頃に流行った思い出を脳裏に浮かべてしまうことも原因の一つです。自分が若い頃にはこんな楽しい物が流行っていたと思い出してしまうことが原因で、昔はよかったと呟いてしまうのです。

しかし、こうした原因の場合には、廻りの人を傷つけでしまうようなことや、嫌な思いをさせてしまうようなことはないでしょう。自分の中の思い出と照らし合わせてしまうことで、こうした思いになってしまうことは誰にでもあります。

誰でも自分が夢中になった流行り物については、懐かしいという気持ちと、あの頃はよかったという気持ちになってしまうものです。

今の若い子の内情を知らない

昔はよかったと思わず呟いてしまう人のその原因は、実は今の若い人の内情を知らないから呟いてしまうということもあるのです。今の若い子がどういったことに関心を示しているのか、どういったことを楽しいと感じているのかが分からないために、こうした発想になり、思わずあの頃よかったと口に出してしまうのです。

もし、こうしたことが原因になっているのなら、若い子の内情を知ることでこうしたことを呟くことはないかもしれません。もちろん人にもよりますが、こうしたことが原因の場合には、周りを不快な思いにさせることはなくなるかもしれません。

昔の悪い記憶が薄れている

昔はよかったと言う人でも、実際はそのことについて辛いことや苦しいコトがあったはずです。職場においても遊びにおいても、人間関係についても、昔も今と同じように辛いことはたくさんあったはずです。

しかし、こう呟いてしまう人は、昔の悪い記憶が薄れてしまっている、もしくは抹消されている可能性があります。知らず知らずに記憶は曖昧なものになっていき、よい思い出だけが残っていることが原因になっている可能性があります。

こうした人の場合、そのよい思い出だけを抱えて自分の世界に入り込んでいる傾向にありますので、ある意味では幸せかもしれません。ただし、その思い出を他の人と無理矢理共有させたり、押し付けたりすることはよくないことです。

今の時代についていけていない

そもそも、昔はよかったと呟く人は、いまの時代にマッチしていない、ついていくことができていない人の可能性があります。今の時代に付いていくことができず、こうした言葉を呟くことで自分を納得させたり、周りから見放されてしまうのを防いでいるのです。

今の時代についていけないことが原因の場合、かなり高い確率で廻りから見放されてしまうことになります。とくに、職場においては誰も助けることができず、すぐに見放されてしまうでしょう。

現代の悪いところばかり目についてしまう

現代の悪い部分ばかりが目についてしまうことが原因で、昔はよかったと言ってしまう人は、間違いなく今後、誰にも相手にされなくなるでしょう。とくに、職場において上司という立場にいる人の場合、こうしたことが原因で昔はよかったと口に出すことはタブーです。

現代の悪いところに目が行き、その悪い部分を改善させることができなかったのはその人が原因でもあるのです。自分を棚に上げて、こうした発言をしてしまう人は、上司としては残念ですが失格でしょう。

確かに、こう呟いてしまいたい気持ちは分かります。もしかすれば、さまざまな努力を重ねたけれども、今の悪い部分の改善葉できなかったのかもしれません。

しかし、それでもこうした発言をしてしまうことは避けるべきでしょう。

「昔はよかった」はNGな言葉

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