2019年8月19日 更新

気を使いすぎる人の心理とは?気を使いすぎることのメリット・デメリットも

仕事やプライベートで周囲に気を使い過ぎると疲れる事があります。当記事では気を使い過ぎる心理や恋愛におけるデメリットを紹介しています。また、自分のメンタルがボロボロになってまで周囲に気を使う場合は病気の可能性があるので注意しましょう。

基本的には、自分に余裕がないと他人に気を使えません。しかし、「自分が我慢しないと場が回らない」「主張しすぎると叩かれる」のように、ネガティブを回避するために我慢していてはメンタルに悪影響を及ぼします。その結果、精神的な病気になる可能性があります。

また、そもそも精神的な病気が原因で、周囲に気を使い過ぎている事も考えられます。どちらにせよ精神的な病気は放っておくとエスカレートするので、早めに専門の機関に相談する事を推奨します。

ではどのような病気が原因で気を使い過ぎるのでしょうか。4つ紹介するので、自身への理解を深める際の参考にして下さい。

全般性不安障害

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全般性不安障害とは、特に理由なく不安や心配が長期間継続する病気です。新しい職場に行ったり、苦手な事に挑戦する時は「職場の人と馴染めるかな」「自分にこなせるだろうか」と不安を感じるのは当然ですが、全般性不安障害は不安とは程遠い出来事や行動に不安を感じるのが特徴です。

例えば、仕事が上手くいっていて会社の経営も安定しているのに、「リストラされたらどうしよう」「会社がつぶれたらどうしよう」と不安に感じます。身の回りの多くの事に理由なく不安を感じるので、「落ち着かない」「集中力が持続しない」「疲れやすい」などの症状が見られます。

人間関係リセット症候群

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人間関係リセット症候群とは、周囲の人との関係を全て捨てる事を指します。ストレスを感じやすい会社の人間関係はもちろん、気を許している仲の良い友人とも関係も絶ってしまいます。

具体的には「LINEの友達削除」「SNSを退会」「退社する」「知り合いのいない所へ引っ越しをする」などの行動を取ります。

気にし過ぎる性格によって、人間関係に疲れた事が主な原因です。自分の理想とする人間関係を構築できなかったのでしょう。一度崩れた人間関係を修復するよりも、0から人間関係を作った方が良いという心理です。

過剰同調性

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過剰同調性とは、まさに気にし過ぎる人の事を指します。性格特性なのか病気なのかの境目は難しいですが、どちらにせよストレスを大きく抱えたり、自分の生活に影響が出る場合は改善する事を推奨します。

もちろんデメリットばかりではなく、「共感能力が高い」「空気を読むのが得意」といった、人間関係が有利になるメリットも持ち合わせています。

過剰性同調性をネガティブに捉えずに、「自分は人の気持ちを察するのが得意なんだ」と捉え、その上で自分に悪影響を及ぼす要素を対策しましょう。

強迫性障害

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強迫性障害とは、気にしなくてもいい事をついつい考えてしまい、日常生活に支障をきたす病気です。具体的には、「外に出た時に、家の鍵をかけたか不安になって一度帰って確認する」「手を洗っても汚れが落ちていない気がして30分以上洗っていた」などの行動を取ります。

メカニズムとしては、心の中に浮かぶネガティブなイメージが止められず、過剰に対策したり、長時間をかけて確認をします。

ネガティブなイメージを上記のような行動で克服しても、さらに大きな不安を抱えるので、放っておくと症状が悪化します。自力で治すのは難しいので、専門の機関に相談しましょう。

気を使いすぎることは恋愛面ではデメリット

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恋愛において、お互いが相手の事を思いやる気持ちは大事です。自己主張ではなく、相手の事を考えないエゴばかりの場合は、時間と共に気持ちが離れていきます。

しかし、気を使い過ぎるとデメリットになる事があるので、自分の気持ちと相手の気持ちを考えて、主張と我慢のバランスを意識する事が重要です。

では気を使いすぎる性格は恋愛においてどのようなデメリットがあるのでしょうか。5つ紹介するので、自分の性格を見つめ直す際の参考にして下さい。

恋人といても素が出せない

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気を使い過ぎる人は、たとえ相手が恋人であっても気を使ってしまいます。理由としては、自分に自信がなく、本当の自分を見せて嫌われる事を恐れているからです。

また、偽って付き合い続けても、相手は「この人は何を考えているか分からない」と思うので、徐々に気持ちが薄れていきます。

対して自分は、相手の気持ちが離れて行く事が不安になって、もっと気を使い関係を継続しようとします。なので、素を出せない事がエスカレートすると、自分が苦しい上に相手の気持ちも冷めてしまう可能性が高いです。

気を許せない

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恋人のような深い人間関係でもお互いに気を使い合う事は重要です。慣れてしまって相手に気遣いができなければ、時間と共に関係は薄れていきます。

しかし、気を使い過ぎると相手との関係を継続する事ばかりを考えるようになるので、気を許せません。油断すると「ボロが出る」「嫌われる」と思っているからです。

つまり、一番信頼できるはずの相手の前で自分を出せずに付き合っていく事になるので、気を使い過ぎる人は悩みを抱えながら恋人と関係を続ける事になります。

恋人に良いように使われやすい

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気を使いすぎるという事は、恋人を常に優先するという事です。相手からすると、初めは「親切な人だな」「気を使える人だな」という印象ですが、時間と共に「都合の良い人」と思われる可能性があるので、良いように使われる事が増えます。

エスカレートすると、男性であれば「お金目的」や「送迎目的」、女性であれば「体目的」や「家事目的」になるので、早めに対策をしましょう。具体的には、相手を尊重する気持ちは残しつつ、自分の正義や信念を曲げないようにしましょう。

親のような立場になりやすい

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気を使い過ぎる人は、相手の事をサポートしすぎるあまり、親のような立場になりやすいです。「夜遅くに歩いてたら危ないよ」と父親のように注意したり、母親のようにご飯を作ってあげたりするのは微笑ましくて良い関係に見えます。

しかし自分ばかりが相手に尽くしていると、相手は自分の行動を「当たり前」に捉えてしまいます。気づけば彼氏彼女というよりは、「母親と息子」「父親と娘」のような親子関係になる可能性があります。

「自分に自信がない」「相手に冷められるのが怖い」などの理由で、相手に尽くしてしまいますが、先の事を考えて甘やかしすぎないように注意しましょう。

浮気されやすい

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