2019年3月28日 更新

危険日と安全日とは?危険日に気をつけるべきことと予想する方法

危険日と安全日。聞いたことはあるけど、具体的なことは分からない人も多いのではないでしょうか。簡単に言えば、危険日とは妊娠しやすい日のことで、安全日とは妊娠しづらい日のことです。生理周期を把握して排卵日が分かれば、危険日と安全日は予想することができます。

危険日と安全日とは

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危険日と安全日。よく聞く言葉ですが、危険と安全という言葉を鵜呑みにして誤解している人も中にはいるのではないでしょうか。危険日だからと言って、必ず妊娠するわけではありません。逆に、安全日だからと言って、妊娠しないというわけでもありません。

危険日は妊娠しやすい日のことで、安全日は妊娠しづらい日のことです。危険日や安全日は排卵日が分かれば、ある程度予想することができます。ただ、完全に排卵日を予測するのは難しいので、あくまでも予想の範囲内になります。

排卵日についてはまた後で詳しく解説します。ここでは、危険日と安全日について、それぞれ具体的にいつのことなのか、危険日には体の中でどんな変化が起こっているのか、もう少し詳しく説明していきたいと思います。

危険日とは

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危険日とは、排卵日の初日から3日前と、排卵中の約5日、そして、排卵が終わった後の1日の約9日から10日間のことで、妊娠しやすいことから、危険日と呼ばれています。この期間のことを排卵期と言います。

排卵期になると、基礎体温に変化が現れます。朝、目が覚めると、いつもより熱っぽく感じたことはありませんか?排卵期になると低温期から高温期に移るからです。

排卵期になると、子宮内膜の厚みを維持するホルモン「プロゲステロン」が分泌されます。このホルモンには体温を上げる働きもあります。この時、子宮では排卵が行われ、妊娠するための準備が整えられていきます。

安全日とは

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安全日とは、排卵後の数日後から次の月経までの数日間の妊娠しにくい期間のことを言います。もちろん、絶対安全ということはないので、安全日だからと言って避妊をしなければ妊娠する可能性もあります。

じゃあ、生理中は?安全日じゃないの?そう思う人もいるかもしれません。結論から言うと、生理中は安全日ではありません。生理中は中出ししても妊娠しないと勘違いしている人が多いですが、そんなことはありません。

その理由として挙げられるのが、生理周期です。女性の体は、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期を繰り返しています。この周期が何らかの原因でズレた場合、生理中の中出しで射精された精子が卵子と出会い、妊娠する可能性があります。

危険日にしてはいけないこと

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危険日は妊娠する可能性が非常に高くなっています。もし、妊娠を望まないのであれば、必ず避妊をしてください。中出しや生での挿入は絶対に避けてください。パートナーがそれを望んでも、「危険日だから」と断りましょう。

男性の中には危険日だからと言われても、漠然としすぎていて理解できない人もいるでしょう。説明する側からしても、十分な知識がなければ、伝えることが難しい内容です。

どうして危険日に中出しセックスや生で挿入するセックスをしてはいけないのか、その理由を分かりやすくまとめてみましたので、参考にしてみてください。

中出しセックス

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危険日は生理周期で言うと排卵期に当たります。この排卵期に女性の体の中で何が起こっているのか分かれば、危険日に中出しセックスするということがどういうことなのか、はっきりと理解できます。

女性の体は排卵期になると、卵巣から卵子を排出します。これを、「排卵」と言います。排出された卵子は卵管へと進み、卵管の中で一番太くなっている膨大部へ移動します。そこで、精子が到着するのを待つのです。

中出しセックスによって膣内に射精するということは、受精するために待っている卵子のもとへ精子を送り出すということです。卵子と精子は待ち合わせしているようなものです。何らかのアクシデントで精子が待ち合わせ場所にいけなくならない限り、卵子と精子は出会い、そして、結ばれるのです。

生で挿入するセックス

Baby Girl Sleeping - Free photo on Pixabay (121300)

生で挿入するのもダメなの?中出ししなければ大丈夫なんじゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、パートナーがついうっかり中で射精してしまう可能性もあります。

その他にも、男性は射精の前にカウパー腺液という液体が尿道から分泌されます。この液体には少量の精液が含まれていますので、ゴムをつけずに生で挿入するだけでも妊娠してしまう可能性があります。

危険日にセックスをする場合は、望まない妊娠のリスクを下げるために、起こりうるあらゆることを想定して、前もってできる予防はすべてしておきましょう。

危険日だとゴムをしていても妊娠してしまう理由

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危険日に中出しや生での挿入が妊娠のリスクを高めることを理解していただいたところで、次はゴムによる避妊について解説していきます。ゴムをすれば妊娠はしないのか?答えはノーです。

危険日だとゴムをしていても妊娠してしまう場合があります。アクシデントやゴムを付けるタイミング、先ほど出てきたカウパー腺液とその理由はさまざまですが、危険日にセックスするという行為自体がリスクを伴うのです。

妊娠を望まないのであれば、ゴムをしたからと言って、決して油断しないでください。それでは、ゴムによる避妊の落とし穴を一つ一つ見ていきたいと思います。

ゴムが破れる

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セックスの最中にゴムが破れてしまった。そんな経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?破けたゴムを見た瞬間、きっとヒヤッとしたことでしょう。

感度が悪くなるからとゴムを付けるのを嫌がる人は、感度を重視した薄いゴムを選ぶ傾向があります。確かに薄ければ薄いほど感度は上がりますが、薄ければそれだけ破れやすくもなります。

危険日には薄いゴムを使わない。もしくは、ゴムを二重にして使うなど、普段とは違う対策をしてください。薄くなくても、何らかの原因で破けてしまう場合もあるので気をつけましょう。

ゴムの避妊率は100%ではないから

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残念ながらゴムの避妊率は100%ではありません。ゴムはあくまでも妊娠の確率を下げる方法であって、最初から最後までゴムを付けていたとしても避妊率は100%にはなりません。

しかも、ゴムの保存状態によっては、破れやすくなっていたり、ズレやすくなっていたり、外れやすくなることもあります。いろいろなアクシデントが予想されるので、特に妊娠しやすい危険日の使用には注意が必要です。

ゴムを付けた時や使用中に少しでも違和感があれば、すぐに使用を中止して新しいのに変えましょう。気のせいだろうとかきっと大丈夫とか、根拠のない考えは非常に危険です。

ゴムを付ける前の挿入で

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危険日にはゴムを付けるタイミングも重要になってきます。最初から最後までゴムを付けていたとしても避妊率は100%ではないのですから、ゴムを付ける前に挿入してしまうと避妊率は低下してしまいます。

射精の前にだけゴムを付ければいいという考えはとても危険です。確かに射精の前にゴムを付けるだけでも妊娠のリスクは大幅に下がります。でも、挿入する前の前戯で出た精液やカウパー腺液を処理せずにそのまま挿入してしまうと、妊娠する可能性があります。

射精前にだけゴムで予防しても、それは避妊とは言えません。危険日にセックスする場合は、生で挿入したりせずに、最初からゴムを使用して避妊率を少しでも上げるようにしてください。

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