2019年2月28日 更新

同族嫌悪の理由と克服法を心理学で解説!恋愛における同族嫌悪とは

あなたは同族嫌悪という言葉を知っていますか?心理学の言葉で、日本人特有ともいわれています。恋愛などでも起こる心理現象です。ここではその言葉の意味や、対義語について解説し、なぜそうなってしまうのか、理由や克服方法をご紹介します。

相手の立場に立って考えてみる

Guy Man People - Free photo on Pixabay (82488)

同族嫌悪を克服する方法は、相手の立場に立って考えてみるということがあります。相手の立場になって考えられるようになれば共感することができますし、嫌悪する気持ちも薄れます。

あなたと似たような部分があるということで嫌だと感じているということは、あなたも相手に対して共感できるはずなのです。相手の立場に立って考えてみるというのは、実は意識すれば簡単に出来ることなのです。

気持ちがわかるからこそ嫌悪してしまうというのも理解できますが、相手の立場に立って考えてみれば、あなたに対しても同じように感じているかもしれないのです。嫌悪し合うことが無意味に感じるのではないでしょうか。

自分の嫌な部分を改善する

Alone Sad Depression - Free photo on Pixabay (82487)

自分の嫌な部分を改善するというのも、同族嫌悪を克服する方法のひとつです。どうしても相手に対して同族嫌悪を抱いてしまうのであれば、相手に対して嫌だと感じている部分は、自分にも存在する一面なのですから、それを克服すればいいのです。

自分の嫌な部分を改善するのは、最初はとても難しいことです。しかし、相手を変えようとする努力よりもよっぽど楽です。なぜなら、あなたの捉え方次第で、物事はガラリと変化して、世界も変わるのです。

相手を変えよう、環境を変えようと必死にもがくよりも、まずはあなた自身の嫌な部分を改善して、努力してみてはいかがでしょうか。自然と相手を憎む気持ちも軽くなり、同族嫌悪していた考え方も変わってくるでしょう。同族嫌悪とは、あなた自身が勝手に思い込んでいる、ただの感情でしかないのです。

自分を認めてあげる

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同族嫌悪を克服する方法のひとつは、自分を認めてあげることです。これは今まであげた方法の中で最も簡単にできることであり、同時に難しいことです。

自分を認めてあげるというのは、簡単にできそうな気がしますよね。しかし、認めることができないから同族嫌悪してしまうのであって、自分の嫌な部分を他人に写して見ているから、より憤ってしまうのです。

自分の嫌な部分を認めるのは、悪いこと、怠けることのように思えてしまうこともあると思います。認める、と許すことは別問題です。物事に良いも悪いもありません。それを勝手に判断しているのはあなた自身なのです。自分の嫌なところも自分の一部なのだと認めることが第一歩なのです。

成功体験を増やす

Girl Sadness Loneliness - Free photo on Pixabay (82485)

成功体験を増やすことが、同族嫌悪を克服する方法のひとつです。成功体験を積み重ねることによって、自分に自信がついて、少しずつ自分を好きになることができます。

成功体験というのは、同族嫌悪を克服する方法に大きく寄与します。自分の嫌な部分を少しずつ認めて好きになることができるからです。必然的に、嫌悪することが減っていくので、同族嫌悪をする数も減っていきます。

成功することができたとき、人は自信につながるのです。小さくてもかまいません、少しずつ成功体験を積み重ねることで、同族嫌悪は克服できるのです。

人はどうして自分と違う人に惹かれる?

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では、どうして人は自分と違う人に惹かれるのでしょうか?同族嫌悪の反対で、自分と似た人より、違う人に惹かれる傾向が強いのです。

自分にないものを持っている人に惹かれたり、自分に足りない部分を補うためでもあります。また、興味心や向上心にも繋がることがあります。

ここでは、人はどうして自分と違う人に惹かれるのか、その理由や心理を解説します。

自分にないものを持っている人に惹かれる

Man Rain Snow - Free photo on Pixabay (82480)

自分と似た人より違う人に惹かれる傾向が強いのは、自分にないものを持っているという理由があります。自分にはできないことが他人にできると尊敬の念が生まれるのです。

自分にないものを持っていると、自分もやってみようと真似してみます。しかし、それがなかなか困難なことであると気がついたとき、憧れへと変わります。

例えば、文系脳の人が、理系脳の人に惹かれたり、勉強ばかりしている内気な女性が、体を動かすことにばかり注力しているスポーツ少年に惹かれる、ということがあります。自分にない部分を他人に求めるのです。

自分に足りない部分を補うため

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自分と似た人より違う人に惹かれる傾向が強いのは、自分に足りない部分を補うためといわれています。特に夫婦関係においては、この部分が重視され、理想的な夫婦関係になる可能性があります。

自分に足りない、できないことを出来るようにすることは、努力してできることと、できないことがあります。普通を得意に変えることができても、苦手を普通にすることは難しいと言われています。

そんな時に、相手が自分に足りない部分を持っていると、尊敬しますし憧れますし、自分と違うからこそ惹かれるという傾向があるのです。

興味心

Pair Man Woman - Free photo on Pixabay (82470)

興味心がある、というのも自分と似た人より違う人に惹かれる傾向が強い要素のひとつです。自分と違うからこそ、どうしてこんなことができるのだろう、と興味がわくのです。

自分にとってはまったく夢中になれないことでも、人がそのことに夢中になって何かを成し遂げているのを目の当たりにしたとき、「どうしてこんなに夢中になれるのか」と、その心境に興味があるのです。

自分ひとりでは考えつかないようなことをしたり、たのしんでいる姿をみると、興味が湧きますよね。すると自然と惹かれていって、自分と違う人だからこそ魅力を感じるようになるのです。

向上心

Pair Man Woman - Free image on Pixabay (82469)

自分と似た人より違う人に惹かれる傾向が強いひとつの理由に、向上心があります。今の自分を変えたい、もっと成長したい、ブラッシュアップしたいと思う人ほどその傾向が強いです。

自分にないもの、足りないものを持っている人は、尊敬し憧れますが、同時に「自分も同じようになりたい」という向上心へと変わるのです。

自分に似ていないからこそ、憧れて変わりたいと思えるので、自分と違うということそのものが向上心という原動力へと変わるのです。

自分の欠点を受け入れることが克服への近道!

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いかがでしたか?同族嫌悪というのは、自分自身を他人に見て、嫌になってしまうという感情だというのがおわかりいただけたかと思います。

克服する近道は、嫌いな自分を受け入れることです。自分を認めることと許すことは別問題です。まずは自分の嫌なところを自覚してそういう部分があるのだと認めてあげて、そんな自分も可愛らしくて人間らしいんだと許してあげてください。

そうすれば、同族嫌悪していた相手も、認めてあげられるようになり、生きるのがとても楽になります。全てはあなたの受け止めかた次第です

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