2019年2月28日 更新

同族嫌悪の理由と克服法を心理学で解説!恋愛における同族嫌悪とは

あなたは同族嫌悪という言葉を知っていますか?心理学の言葉で、日本人特有ともいわれています。恋愛などでも起こる心理現象です。ここではその言葉の意味や、対義語について解説し、なぜそうなってしまうのか、理由や克服方法をご紹介します。

共通の趣味を持つ場合

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共通の趣味を持つ場合も、同族嫌悪の恋愛は上手くいかないことが多いです。なぜなら争いあってしまうからです。趣味が同じだからこそ、少し違いがあったときに指摘されることで、苛立ちを感じてしまったり嫌悪してしまうのです。

共通の趣味があるということは、話も合いますし、一緒にいる時間もより楽しいものになります。会話も続きやすく、一見理想的なカップル、関係に思えますよね。

しかし一方で、共通の趣味でもムキになってしまう部分が一緒だったり、こだわる部分が一緒だったりすると、自分を見ているようで嫌になるのです。またちょっとした意見のすれ違いでも、同じような考えかただからこそ許せないと感じたり、同族嫌悪してしまうのです。

生活スタイルが似ている場合

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同族嫌悪の恋愛は上手くいかないことが多い理由の一つが、生活スタイルが似ている場合です。生活リズムが一緒で、そのスタイルもほぼ同じだというふたりは、充分注意が必要です。

生活スタイルが似ていると、タイミングが一緒なので、お互い支え合うことができるので理想的に思えます。お互いのことも、よくわかるし、なぜその行動をとるのか、ほとんど理解ができるのです。

しかし、生活スタイルが似ているばかりに、逃げ場がありません。一緒にいる時間が必然的に増えますから、だんだんと嫌になってくるのです。また、嫌な一面を見つけたり、ずるさがわかったときには、気持ちがわかるからこそ尾をひきずります。そのうち、なにもかも一緒、というのが息苦しくなり、同族嫌悪してしまうのです。

1番の原因は刺激が少ないこと

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同族嫌悪の恋愛は上手くいかないことが多い1番の原因は、刺激が少ないことです。同じですから、新たな発見がないのです。ただ淡々と日々が過ぎていくことへの嫌悪です。

趣味も生活スタイルも性格も一緒だと、一見、とても心地が良くて、快適に感じます。これは運命の人だと多くの人が思うでしょう。とてもしあわせなカップルだと、周りからは羨ましがられるかもしれません。

しかし、いざ長く一緒にいると、新たな刺激もなく、日々が何の驚きも感動もなく、淡々とすぎていきます。相手も同じ不満を抱きつつも、心地よさもあって抜け出せない。刺激のない日々は次第に積もり積もって、憎み合うようになるのです。

海外に行くと日本人は同族嫌悪に陥る!その理由

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海外に行くと、日本人は同族嫌悪に陥るケースが多いといわれます。その理由は、海外への憧れが強い部分が透けてみえるからです。憧れが全面に出ているのを目の当たりにすると、同族として恥ずかしい気持ちになります。

また、日本人は元々同族意識が強いため、自分が日本人であることにコンプレックスを感じてしまうのです。また、嫌な日本人と出会ったときに、同類だと思われたくないなどもあげられます。

ここでは、海外に行った日本人が同族嫌悪してしまうケースについて紹介し、その理由や心理について解説していきます。

海外への憧れが強い

Sad Depressed Depression - Free photo on Pixabay (82494)

海外への憧れが強いのも、海外に行った日本人が同族嫌悪してしまうケースのひとつです。憧れが全面に出ていればいるほど、それが恥ずかしく感じるようになってしまうのです。

特に、海外に半年ほど滞在している日本人が、海外の色に染まって、日本人であることを隠すような態度をとることに嫌悪してしまいます。

同じように自分も海外への憧れが強い場合、「いずれ自分もこの日本人のようにかぶれてしまうんだ」と考えると、同族嫌悪してしまうのです。憧れが強すぎるばっかりに、日本人であることを隠そうとする日本人も、残念だな、と同族嫌悪してしまう要因の一つです。

日本人は元々同族意識が強い

Sad Girl Crying Sorrow - Free photo on Pixabay (82493)

海外に行った日本人が同族嫌悪してしまうケースで多いのが、日本人は元々同族意識が強いという理由です。日本人ならではの、独特の国民性に寄与しているケースです。

アメリカが個人を尊重する自由の国であるのと反対に、日本人は集団意識が強く、輪を大切にする文化が根付いています。空気を読んで、みんなといっしょ、というのが美徳とされている文化です。

同族でいる意識が強ければ強いほど、実際にその意識が海外でも発揮されていると、集団でなければ行動できない弱い種族のように思えてくるのです。日本人に根付く集団意識や同族意識が、やがて同族嫌悪へと変わっていくのです。

自分が日本人であることにコンプレックスを感じる

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自分が日本人であることにコンプレックスを感じるのも、海外に行った日本人が同族嫌悪してしまうケースのひとつです。日本人であることそのものが、コンプレックスとなって同族嫌悪へと結びついていくのです。

いくら海外に何年も駐在して、外国語がネイティブレベルになったとしても、日本人であるということに変わりはありません。国籍を変えたりしたとしても、日本人は日本人でしかないのです。

それを忘れて生活していて、ある時、海外に来たての日本人と会うと、なにもできない無力な日本人と同族なんだと実感してしまいます。それがコンプレックスにつながってしまうのです。

嫌な日本人と同類だと思われたくない

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海外に行った日本人が同族嫌悪してしまうケースに、嫌な日本人と同類だと思われたくないということがあります。

日本人は自分の気持ちを隠して、はっきりと表現することが苦手だと言われています。そういう部分が嫌だと思って、変えたくて海外で頑張っているのに、どうしても日本人であるという括りから抜け出せないのです。

特に初対面で出会う人たちには、一般的な日本人として対応されます。そんな日本人と同類にされたくない、自分はあんな日本人ではないんだという思いが、その度に沸き起こって、同族嫌悪してしまうのです。

同族嫌悪を克服する方法

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それでは、そんな同族嫌悪を克服する方法はいったいなんなのでしょうか。相手の好きなところを見つける、という方法や、相手の立場に立って考えてみることも重要です。

自分の嫌な部分を改善することはもちろん、時には自分を認めてあげるような成功体験を増やすことも大切になります。同族嫌悪は考えかた次第で、克服できることなのです。ここでは、同族嫌悪を克服する方法について、詳しく解説します。

相手の好きなところを見つける

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同族嫌悪を克服する方法の一つに、相手の好きなところを見つけるということがあります。相手のいいところに目を向けるようになれば、自然と嫌悪する気持ちも消えていくのです。

相手の好きなところを見つけるということは、自分の好きなところを見つけるという意味にもなります。なぜなら同族嫌悪しているわけですから、好きなところも自分の一部であるわけです。

悪いところばかりに目がいきがちですが、良い面に目を向けて、好きなところを見つけてみましょう。相手の好きなところを見つけるくせができれば、おのずと自分自身の好きなところを見つけられるきっかけになるのです。

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