目次
- 階段だらけの神社、金毘羅山
- 愛称はこんぴらさん
- 美術品の宝庫
- 金毘羅山の階段は全部で何段?所要時間は?
- 全部で1368段
- 全部登るのにどれくらいかかる?
- 最初の関門は365段目まで
- 1~99段
- 100段目「一之坂鳥居」
- 168段目「灯明堂」
- 351段目「金刀比羅本教総本部」
- 365段目「大門」
- 本殿はまだまだ
- 365~431段「桜馬場」
- 431段目「こんぴら狗」
- 477段目「書院前庭」
- 595段目「祓戸社」「火雷社」
- 628段目「旭社」
- 642段目「賢木門」
- 652段目「闇峠」
- 785段目「御本宮」
- 本殿の先は?
- 809段目「真井橋」
- 832段目「常盤神社」
- 932段目「白峰神社」
- 1013段目「熊の木」
- 1098段目「卯花谷」
- 1261段目「手水舎」
- 1368段目「奥社」
- 御朱印がもらえるのは3か所
- 1か所目「御本宮」
- 2か所目「白峰神社」
- 3か所目「嚴魂神社」
- 金毘羅お守りの種類・ご利益
- 幸福の黄色いお守り
- 天狗守り
- 金毘羅山のお土産とグルメ
- こんぴらうどん参道店
- 灸まん本舗 石段や
- 四国の旬
- しょうゆ豆本舗 表参道店
- こんぴらプリン
- 金毘羅山をもっと楽しもう!
急勾配に慣れてきたころ、左側に「灯明堂」が見えてきます。これは1858年に島の大工により建てられた切妻造りの建築物です。中には銅で造られた釣燈籠が吊るされています。
夜になるとこの釣燈籠の灯りが参道を照らし、幻想的な雰囲気を醸し出します。思ったよりも参拝に時間がかかり、帰り道が少し遅くなってしまっても、この灯明堂の灯りがあれば安心です。
この灯明堂も、重要文化財に指定されています。昔から参拝客の足元を優しく照らし続けてきたのでしょう。
夜になるとこの釣燈籠の灯りが参道を照らし、幻想的な雰囲気を醸し出します。思ったよりも参拝に時間がかかり、帰り道が少し遅くなってしまっても、この灯明堂の灯りがあれば安心です。
この灯明堂も、重要文化財に指定されています。昔から参拝客の足元を優しく照らし続けてきたのでしょう。
351段目「金刀比羅本教総本部」
灯明堂を過ぎて、約200段ほど登ると右側に現れるのが「金刀比羅本教(ことひらほんきょう)総本部」です。この場所の前にある青銅大燈籠も、重要文化財に指定されている見どころポイントのひとつ。
迫力満点のこの灯籠は青銅で造られていて、大きさの割にとても繊細なデザインとなっています。青銅大燈籠は山形から奉納されていることからも分かるように、全国各地に金毘羅信仰が根付いていることが分かります。
ここまでくると一之坂の終点「大門」は目の前です。
迫力満点のこの灯籠は青銅で造られていて、大きさの割にとても繊細なデザインとなっています。青銅大燈籠は山形から奉納されていることからも分かるように、全国各地に金毘羅信仰が根付いていることが分かります。
ここまでくると一之坂の終点「大門」は目の前です。
365段目「大門」
石段を登り続け365段目にそびえ立つのが「大門」です。この大門は水戸光圀の兄である松平頼重により、寄進されたものと言われています。この先は金毘羅山の境内、いわゆる神域です。
神域に入っても御本宮までの道のりは、まだまだ続きます。1段目からここまでは「かご屋」さんが連れてきてくれますが、境内に入ってからは自力で進まなければなりません。
一息つく場所もあるので、これからの道のりに備えてパワーチャージしておくのも良いでしょう。
神域に入っても御本宮までの道のりは、まだまだ続きます。1段目からここまでは「かご屋」さんが連れてきてくれますが、境内に入ってからは自力で進まなければなりません。
一息つく場所もあるので、これからの道のりに備えてパワーチャージしておくのも良いでしょう。
本殿はまだまだ
御本宮があるのは785段目。神域の境目である大門は365段目なので、約半分です。ここからの道のりも厳しいですが、美しい建築物や美術品などを堪能できます。
ひとつひとつのスポットに歴史が詰まっているので、ぜひそれらも堪能しながら金毘羅参りを楽しみましょう。時期によってはイベントが行われていたり、特別展が開催されていたりするのでそれらをチェックして参拝するのもおすすめです。
金毘羅山の魅力を本格的に感じられるのはここからです。
ひとつひとつのスポットに歴史が詰まっているので、ぜひそれらも堪能しながら金毘羅参りを楽しみましょう。時期によってはイベントが行われていたり、特別展が開催されていたりするのでそれらをチェックして参拝するのもおすすめです。
金毘羅山の魅力を本格的に感じられるのはここからです。
365~431段「桜馬場」
大門を抜けてすぐ広がる境内には、常に5軒のお店があります。この5軒のお店は通称「五人百姓」と呼ばれている飴屋です。鎌倉時代から続いていると言われていて、特別に神域で営業することを許された5軒のみがここにいます。
参拝の疲れを癒やすお供や、ご利益がありそうなお土産として購入してみてはいかがでしょうか。金毘羅山の御神木はこの広場にあるので、お見逃し無く。
ここを過ぎると石畳の参道が続き、春には桜のトンネルができる「桜馬場」が現れます。
参拝の疲れを癒やすお供や、ご利益がありそうなお土産として購入してみてはいかがでしょうか。金毘羅山の御神木はこの広場にあるので、お見逃し無く。
ここを過ぎると石畳の参道が続き、春には桜のトンネルができる「桜馬場」が現れます。
431段目「こんぴら狗」
桜馬場を過ぎると金毘羅山のマスコットキャラクターとも言える「こんぴら狗」が登場します。愛くるしい見た目に、ホッコリと和まされる人も多いでしょう。
金毘羅信仰をしていても、家庭の事情や体調により直接参拝できない人も多くいました。特に江戸時代には、代わりに参拝を頼む「代参」が盛んに行われていたそうです。人に頼むだけではなく、中には飼い犬に代参をしてもらおうと考えた人もいたとか。
この「こんぴら狗」は、飼い主に代参を頼まれた犬をモチーフにして造られたものです。犬が首から下げている袋には、初穂料や犬の食費が入っていて、道中に出会った人たちにお世話してもらいながら御本宮を目指したと言われています。
金毘羅信仰をしていても、家庭の事情や体調により直接参拝できない人も多くいました。特に江戸時代には、代わりに参拝を頼む「代参」が盛んに行われていたそうです。人に頼むだけではなく、中には飼い犬に代参をしてもらおうと考えた人もいたとか。
この「こんぴら狗」は、飼い主に代参を頼まれた犬をモチーフにして造られたものです。犬が首から下げている袋には、初穂料や犬の食費が入っていて、道中に出会った人たちにお世話してもらいながら御本宮を目指したと言われています。
477段目「書院前庭」
重要文化財となっている美術品が納められているだけではなく、建物自体も重要文化財にしている「書院」が見えてきます。ここでは写生派の円山応挙の作品を中心とした美術品を展示。常設展・特別展が行われているので、金毘羅参りの足休めに立ち寄ってみるのも良いでしょう。
この書院の前庭では、古くから金毘羅山の神事が行われてきました。現在でも5月5日・7月7日には蹴鞠イベントが開催されていて、人気を集めています。
この書院の前庭では、古くから金毘羅山の神事が行われてきました。現在でも5月5日・7月7日には蹴鞠イベントが開催されていて、人気を集めています。
595段目「祓戸社」「火雷社」
さらに階段を登った595段目には広場が見えてきます。その広場にある2つの社殿は「祓戸社」と「火雷社」です。祓戸社は罪を祓い清める神様が祀られています。心を清めるためにも、御本宮につく前に参拝しておきたい場所です。
火雷社には浄火・鎮火、疫病を防ぎ止める神様が祀られています。火雷社に奉納されている燈籠はとてもユニークな形をしています。燈籠を亀が支え、躍動感のある狛犬が上に鎮座しています。
金毘羅参りは御本宮だけではなく、全ての社殿に参拝することが大切。しっかりとご挨拶しておきましょう。
火雷社には浄火・鎮火、疫病を防ぎ止める神様が祀られています。火雷社に奉納されている燈籠はとてもユニークな形をしています。燈籠を亀が支え、躍動感のある狛犬が上に鎮座しています。
金毘羅参りは御本宮だけではなく、全ての社殿に参拝することが大切。しっかりとご挨拶しておきましょう。
628段目「旭社」
祓戸社と火雷社を過ぎると視線の先に大きな社殿が見えてきます。あまりにも立派な佇まいに、御本殿と勘違いしてしまう人も少なくありません。しかし御本殿はまだ100段以上も先。ここは1837年に建てられた重要文化財にも指定されている「旭社」です。
とても彫刻が美しいため、じっくりと目に焼き付けておきましょう。1つ注意しておきたいのが、旭社は御本宮より先に参拝してはいけません。まだ参拝はせずに、回廊を周って御本宮を目指します。
とても彫刻が美しいため、じっくりと目に焼き付けておきましょう。1つ注意しておきたいのが、旭社は御本宮より先に参拝してはいけません。まだ参拝はせずに、回廊を周って御本宮を目指します。
642段目「賢木門」
旭社を過ぎ鳥居をくぐった先に現れるのが、賢木門(さかきもん)です。その昔長曾我部元親が、多くの神社仏閣を焼き払ったことの罪を謹むために献納しました。
あまりにも慌てて造られたため、柱の一部が逆さまで取り付けられてしまったことから逆木門と名付けられたのが、名前の由来です。1879年に「逆」という漢字は縁起が良くないということで、逆木門から賢木門に変わりました。
だいぶ疲れが出てくるころですが、ここまで来れば御本宮までもう少しです。
あまりにも慌てて造られたため、柱の一部が逆さまで取り付けられてしまったことから逆木門と名付けられたのが、名前の由来です。1879年に「逆」という漢字は縁起が良くないということで、逆木門から賢木門に変わりました。
だいぶ疲れが出てくるころですが、ここまで来れば御本宮までもう少しです。
652段目「闇峠」
2 / 5