2019年2月18日 更新

インプラノンとは?気になる値段や副作用と日本での認可状況は?

インプラノンとは、2006年アメリカで認可され、現在日本では認可されていない避妊方法の一つです。この記事では、インプラノンの仕組みや値段、副作用についてご紹介していきます。インプラノンのメリットやデメリット、施術方法など、詳しく解説していきましょう。

避妊用ピルを使用するためには、1年に数回の通院が必要になります。副作用等の確認が必要のため、初診から数回は1カ月分の避妊用ピルしか貰えないこともあり、1カ月に1回の通院が必要になる場合もあるのです。

副作用の対処も完了した場合、数か月分の避妊用ピルを処方してもらえる病院もありますが、経過観察や体調管理を目的として、1か月分の避妊用ピルしか処方してもらえない病院もあります。

仕事や育児が忙しい女性にとって、1カ月に1回の通院であっても、数カ月に1回の通院であっても、時間を作ることが難しい場合もあるでしょう。
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通院が難しいことから、避妊用ピルを使用できない女性もいます。そのような人にも、インプラノンはおすすめです。一度、インプラノン手術を行えば、数年間通院の必要がありません。

副作用や心配な症状が出た場合は、通院が必要になりますが、それ以外に何度も通院し、薬などをもらう必要がないのは、非常に大きなメリットでしょう。

埋め込みが簡単

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インプラノンは、埋め込み手術が、非常に簡単であり、短時間で終了するのがメリットです。事前の検査を行う病院もありますが、どの病院でも日帰りできるため、短い渡航期間で施術することが可能になります。

また、縫ったり切ったりする手術ではないため、術後の痛みや、術後に通院する必要もないのです。埋め込み後、入浴できなかったり、埋め込み部分の固定等の注意事項もありません。術後すぐに、通常の生活に戻ることが可能なので、仕事や育児が忙しい女性でも、時間を多くとられる心配がないのです。

生理痛の解消

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インプラノンを体内に埋め込むことで、避妊効果を見込めますが、生理痛の解消も期待できます。インプラノンは、避妊用ピルと同様に、ホルモンの調整を行うことができるので、ホルモンバランスの乱れが原因とされる月経前症候群の症状を、緩和することが見込めるのです。

生理による腹部の痛みや頭痛、腰痛など、これまで感じていた月経前症候群の症状が緩和され、実際に楽になったという体験談も多数聞くことができます。

埋め込み部分が目立たない

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体内に埋め込むインプラノンで心配なことは、埋め込んだ後の見た目ではないでしょうか。マッチ棒程度の大きさであっても、体内に埋め込むのですから、少々の凹凸が見られます。

しかし、埋め込む部分は二の腕の内側が多く、半そで姿になっても、それほど目を引く部分ではありません。また、埋め込む際に、切開したり縫合することがないため、傷跡も残らないので、こういった部分がメリットでしょう。

インプラノンのデメリット

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インプラノンのメリットを知ると同時に、デメリットについても覚えておかなければなりません。インプラノンは保険適用外であり、現状では海外での手術が必要となるため、メリット・デメリットどちらも知り、しっかりと考えたうえで決断する必要があるのです。

性病の予防にはならない

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インプラノンは、非常に高い避妊率を持っていますが、性病の予防にはなりません。インプラノンを体内に埋め込んでいても、コンドームを使用しないで性行為に及べば、性病などのリスクがあるのです。

インプラノンを体内に埋め込むことで、月経前症候群の症状の緩和と、避妊効果は期待できますが、性病の予防のためにも、性行為をする際は、コンドームの着用が必要になります。

妊娠するには除去する必要がある

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避妊用ピルは妊娠を希望した際、服用を止めることで、妊娠を可能にします。自身で始めることも、止めることも可能な避妊用ピルにたいし、インプラノンはひと手間かってしまうのがデメリットの一つです。

インプラノンを体内に埋め込み、妊娠を希望した場合、インプラノンを体外に除去する手術が必要になります。除去手術といっても、大掛かりなものではなく、埋め込み時と同様に日帰りが可能な手術です。

しかし、現在は日本での手術ができないため、除去する際も渡航が必要になります。そのため、避妊用ピルのように、妊娠を希望した次の日から妊活に励めるわけではなく、そういった部分がデメリットといえるでしょう。

3~4年で効果が切れる

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インプラノンには、使用期限が存在しています。インプラノンを体内に埋め込んでも、半永久的に避妊効果や月経前症候群の症状緩和効果が期待できるものではありません。

インプラノンの効果は、3~4年といわれており、除去手術と継続する場合には、再度埋め込み手術が必要になります。病院から、使用期限の記載されたカードをもらうことができるので、使用期限忘れを防ぐことも可能でしょう。

妊娠例もある

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避妊確率が99.9%といわれるインプラノンでも、妊娠した症例が発表されています。英国では、インプラノンの埋め込み後、500人以上の妊娠が明らかとなっているのです。

インプラノンの埋め込み不備や、その他の理由により妊娠にいたり、英国民健康サービスが、日本円で約2,600万円以上の損害賠償を支払ったという情報も発表されています。

副作用の個人差

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避妊用ピルでも同じですが、インプラノンの埋め込み後の副作用には、個人差があるのがデメリットです。出血量が多くなったり、不正出血が続く場合もあります。

また、性欲にムラが出たり、性欲の減退も体験談として報告されているのです。いづれにしても、副作用には個人差があるため、インプラノンを埋め込んでみなければ、その後の状況が判断しづらく、対策も考えにくいことがデメリットでしょう。

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