2019年2月18日 更新

インプラノンとは?気になる値段や副作用と日本での認可状況は?

インプラノンとは、2006年アメリカで認可され、現在日本では認可されていない避妊方法の一つです。この記事では、インプラノンの仕組みや値段、副作用についてご紹介していきます。インプラノンのメリットやデメリット、施術方法など、詳しく解説していきましょう。

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インプラノンを体内に埋め込んだ際の体験談として、多く聞かれるのが出血量です。通常の生理と変わらないといった体験談も聞かれますが、頻繁に出血が発生するといった体験談も多く聞かれます。その中には、これまでの生理時より、出血量が増えたという体験談も含まれているのです。

出血量に加え、不定期の出血も見られるといった報告があります。通常約28週で訪れるとされる生理の出血ですが、1週間に数日出血したり、月に2~5回程度の出血があるといった体験談もあるのです。

そういった不正出血の量は、多い人もいれば、生理カップ1つで収まる程度の人もいるため、千差万別になります。不正出血が頻繁にみられた際も、服用する薬があるため、あまり心配の必要はないでしょう。

体重の増加

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避妊用ピルと同様の成分が含まれているインプラノンを埋め込むと、太るといった報告があります。避妊用ピルやインプラノンに含まれている成分は「プロゲステロン(黄体ホルモン)」と「エストロゲン(卵胞ホルモン)」です。どちらも女性ホルモンと呼ばれるホルモンで、女性らしい身体作りを促す作用があります。

そのため、太りやすくなる場合も考えられますが、太りやすくなるのは、こういったホルモンバランスが崩れることが原因だといわれているのです。ホルモンバランスが崩れることによって、食欲の制御が難しくなったり、冷えや睡眠障害も発生する場合があります。

生理周期に伴い、食欲が旺盛になる時期や手足がむくみやすくなったという体験をしたことがある女性も多いでしょう。それらと、大きな違いはないと考えられますし、インプラノンの施術によって体重が必ずしも増加するわけではありません。

インプラノンの仕組み

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どのような仕組みによって、インプラノンが避妊効果を持つのか、気になる人もいるでしょう。また、具体的な施術方法や、妊娠を考えた時にどのような処置が必要になるか、施術する前に知りたい女性も多いはずです。

ここからは、インプラノンの仕組みや、手術内容について、詳しくご説明していきます。インプラノンの正しい知識を身に着け、選択肢の一つに加えてみるといいでしょう。

なぜ妊娠しないのか

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まず、インプラノンを身体に埋め込むことで、なぜ妊娠しなくなるのか、その仕組みについてご説明していきます。作用として、避妊用ピルと同様だと考えると非常に分かりやすいでしょう。

インプラノンには避妊用ピルと同じ成分が含まれています。その成分が含まれたインプラノンを体内に埋め込み、成分が体内に少量ずつ放出されることで、妊娠を防ぐのです。

避妊用ピルとインプラノンは、ホルモンを調整し、妊娠時に近い状態の身体を作ります。そのため、排卵しなくなり、妊娠を防ぐことができるという仕組みです。

形と大きさ

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体内に埋め込むインプラノンの大きさや形が気になるのは、当然です。大きすぎたり、形がいびつであれば、入れた後や出した後の傷口も気になりますし、人にバレないか心配する人もいるでしょう。

インプラノンの大きさは、厚さは約2mm、長さは2~4cmといわれています。マッチ棒程度の大きさで、プラスチックのようなゴム状の棒です。それほど大きいものではないため、挿入後もあまり目立ちませんし、施術後の違和感もほとんどないといわれています。

どんな手術を受けるのか

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インプラノンを体内に埋め込む際の手術は、「手術」という言葉から想像されるような大掛かりで長時間な施術ではありません。局部麻酔を使用し、挿入部分のみの感覚を無くし、手術を行います。

インプラノンを埋め込む専用の器具を使い、二の腕の内側部分に挿入します。時間は約5~15分程度で完了するようです。術後は、縫合等もなく、絆創膏のようなテーピングや防水の包帯等で局部を保護し、当日に帰宅することが可能になります。

挿入部分の傷口は、数日で塞がるようで、3~7日以内に保護テープを剥がし、完了です。傷口や挿入部分が痛む等の症状がない限り、病院へ再度行く必要はありません。局部の感覚も、数日は軽い打撲のような違和感があるようですが、突っ張りや痛みを感じる人は、それほど多くないようです。

妊娠したいときはどうするのか

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女性が心配になるのは、「妊娠したい時」の対処法ではないでしょうか。日本で避妊用ピルが普及し始めた頃、「ピルを服用することによって妊娠できない身体になる」「ピルを止めても妊娠しずらくなる」といった間違った情報が出回り、日本での避妊用ピルの普及率の妨げになったと言われています。

女性にとって「妊娠」は大きな問題ですから、不安になっても当然でしょう。インプラノンを埋め込み、妊娠を希望した時期に合わせて外しても、妊娠しにくくなるといった研究結果はありません。インプラノンを取り出し数週間後には、埋め込む前の生理周期や生理の状態に戻ったという体験談が数多く存在しています。
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インプラノンの施術は、日本では現在認可されていないため、体内から取り出す際も海外で行う必要があるでしょう。取り出す際の手術も、埋め込む手術と同様に、当日帰宅することが可能です。

局部麻酔を使用するため、痛みはなく、傷跡や痣の心配も、ほとんどないでしょう。稀に、体内で癒着する場合もあるため、その際は取り出す際に動かすことが多くなるため、痣や傷口が出てしまうこともあるようです。そういった傷や痣も数日間のうちに消えるといわれています。

インプラノンのメリット

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避妊用ピルと違い、埋め込んだり取り出したりする手術が必要となるインプラノンが、なぜ海外で普及しているのか気になるでしょう。ここからは、インプラノンのメリットについて、ご紹介していきます。インプラノンのメリットを知り、自身の要望や生活スタイルと照らし合わせて、インプラノンを検討してみましょう。

ピルのように飲み忘れる心配がない

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避妊用ピルの避妊確率を高く保つためには、正しく使用することが大前提になります。処方量を守ることはもちろん、毎日決まった時間に、錠剤をのみ続ける必要があるのです。

服用する際、時間指定はされませんが、自身の飲み忘れを防ぐために、多くの人が服用時間を決めています。避妊用ピルには、こういった手間が付きまとうのです。うっかり飲み忘れたことがある人も多く、2~3日続けて飲み忘れたことにより、出血があったという人もいます。

しかし、インプラノンでは、こういった手間も心配もいらないのが、メリットです。避妊用ピルの飲み忘れによって、妊娠の危険性を高めることもありませんし、体内に埋め込みが完了すれば、数年間避妊の効果が継続すると言われています。

何度も通院しなくていい

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