2020年5月21日 更新

ノンケの意味とは?性的マイノリティーの種類や現状の悩み

ノンケという言葉について、正しい意味や使い方を理解していない人もいることでしょう。セクシャルマイノリティ界隈では当たり前の事柄であっても、一般社会に普及していない事は、多々存在するのです。日本におけるセクシャルマイノリティは、発展途上といえます。

目次

ノンケとは?

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近年頻繁に使われるようになった、「ノンケ」という言葉は、セクシャルマイノリティ界隈で頻繁に使用されていました。インターネットの普及や、世界的多様化が進むにつれ、これまでタブー視されていた事柄やそれらに関する情報が、世間に周知され受け入れられるようになったのです。

これまで「知らない」と突っぱねていた事柄も、積極的に取り込み理解していく必要があります。今回POUCHSでは、セクシャルマイノリティ界隈で使用されていた「ノンケ」という言葉の意味と、それらに関するセクシャルマイノリティの世界について、まとめました。

多様化する世界に置いて行かれないように、多くの知識を身につけておきましょう。このように、POUCHSは女性の恋愛・ライフスタイルを応援する記事を多数取り扱っております。人には聞きづらい性癖や悩みなどを取り扱った記事も、多数取り揃えました。そちらの記事も、合わせてご活用ください。

ノンケの意味

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「ノンケ」とは、性的指向において、性自認と異なる性別を愛する人々の事です。性自認とは、出生時の身体的特徴が示す性別ではなく、自身が「女」「男」どちらと認識しているか、という性別となります。つまり、自身を女性と認識し、男性を愛する人、自身を男性と認識し、女性を愛する人がノンケです。

自身の性別を、「女」「男」という概念で括らないXジェンダーの場合、異性を好きであってもノンケと表現するのは正しくありません。Xジェンダーの中には、性別という概念がない人も多く、「異性愛」「同性愛」と分けることができないのです。

ノンケの語源

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「ノンケ」という言葉は、「その気がいない」「否定的」を表す「non」と、その気の「気」を合わせた造語として誕生しました。他にも、同性愛者に寛容な国タイの都市の名前が由来しているという説や、隠語説などありますが、有力な語源説は、「non」+「気」説です。

発祥当時は、男性同性愛者間で頻繁に使用されていました。使用例としては、「あいつはノンケだ」「ノンケを好きになってしまった」などです。現在は、男性同性愛者に限らず、異性愛者やその他セクシャルマイノリティ間でも、頻繁に使用されています。

ノンケの同義語

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ノンケと同じ意味を持つ言葉として使用されるのが、「ストレート」や「ノーマル」です。一般的な恋愛や性行為は、異性同士で行うものであり、そういった人たちが大多数でしょう。そのため、その概念にストレートな存在、概念通りの一般的な存在という理由から、「ストレート」や「ノーマル」が使用されています。

他には、「ヘテロ」という言葉も、ノンケと同義語です。ヘテロとは、「異なる」という意味を持つ、ギリシャ語であり、「ヘテロセクシャル」という言葉として使用します。また、ヘテロは、「ヘテロノーマティヴィティ」として使用されていました。

人類は全て、異性を愛することが当然だという意味です。自身の外見的性別や性自認はもちろん、好意の対象や性対象が様々であることは言うまでもありません。そのため、ヘテロノーマティヴィティという言葉は、頻繁に使われることはなくなりました。

ノンケの対義語

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ノンケの対義語は、「同性愛者」または「ホモセクシュアル」です。性自認と同じ性別の相手を好きになったり、性的に興奮する人という意味を持っています。ゲイやレズという呼び方をする人もいますが、ゲイやレズは同性愛者の性別を限定するため、狭義では対義語とは言えません。

また、近年セクシュアルマイノリティに関する差別的言葉を排除するため、「LGBT」または、「LGBTQ」と表現することもありますが、こちらも狭義で考えると、ノンケの対義語とは言いづらいでしょう。

ノンケでない=どんな人?性的マイノリティーとは

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ノンケではない人は、どのような人々であり、どのような特徴を持っているのでしょうか。性的マイノリティは、近年までタブー視されていたため、まだまだ情報が乏しく、また間違った情報や特徴も出回っているのが現状です。

ここからは、性的マイノリティと呼ばれる人々の特徴と、それらに関連するLGBTについて、ご紹介していきましょう。世間で誤解されている点や、なぜそのような誤解が生じたのか、詳しく解説していきます。

LGBTとはどういう意味?

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前項でもご紹介した「LGBT」は、広義で考えるとノンケではない人々の事です。「LGBT」という言葉は、ノンケ以外の人々の呼び名の、頭文字をとって作られました。「L」はLesbian(レズビアン)であり、女性同性愛者の呼び方、「G」はGay(ゲイ)の事で、男性同性愛者を示す言葉です。

「B」は、Bisexual(バイセクシュアル)を意味し、両性愛者という意味を持っています。両性愛者とは、男性及び女性どちらも恋愛・性対象になり得る人々の事です。「T」は、Transgender(トランスジェンダー)の頭文字で、性別越境界者の事になります。

LGBT以外の性的マイノリティーもいる

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性的マイノリティ=LGBTというわけではありません。つまり、性的マイノリティと呼ばれる人々は、必ずしもLGBTのいづれかに該当するというわけではないのです。性的マイノリティの種類は、多岐にわたっています。自身の性自認や性的趣向との組み合わせによっても、呼ばれ方や特徴が異なるのです。

しかし近年、性的マイノリティの細分化が進み過ぎているため、誤解を持ってしまったり、それぞれを理解しにくくなりました。理解しづらい現状は、誤解と軋轢を生み出し大きなトラブルを引き起こします。性的マイノリティ界隈が抱える、問題といえるでしょう。

性的マイノリティーに卑猥な意味はない

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性的マイノリティという言葉そのものについて、誤解している人々も存在します。先進国と呼ばれる日本であっても、性教育や性関連の事柄は、タブー視される風潮が残っているのです。

そのため、「性的」という言葉が付いている「性的マイノリティ」について、「卑猥」「特殊な性癖」といったイメージを持つ人もいます。「性的マイノリティ」という言葉は、性的趣向とは異なり、恋愛や性的興味を持つ対象を示した言葉です。

「男性が好き」「女性が好き」といった特徴を表す言葉であり、「アナルセックスが好き」「SMプレイに興味がある」といった意味ではありません。「アナルセックスが好き」「SMプレイに興味がある」といった性的プレイの趣向のことを、性的趣向と表現します。

「マイノリティー=少数者」と言われることに疑問の声も

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