2019年10月3日 更新

おそその意味とは?京都弁?おそそと言って通じるもの?

おそそとはずばりマンコのことですが、淫靡な感じはなくどこか上品で可愛らしい響きがあります。おそそという言葉はどこでどのように使われているのか、おそその中身はどうなっているのか、おそそにはどのようなタイプがあるのか、徹底的にご紹介していきましょう。

目次

おそその意味とは?京都弁?

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おそそは漢字では「素々」、「曽々」、「想々」、「楚々」などと書き、いずれも女性器、つまりマンコを表す言葉です。語源は「裾」が転じたもの、女性器を表す「女陰(ほと)」が訛ったものもしくは粗相をする、つまり過ちをおかす場所だから、など諸説あります。元々は京都を始めとした関西地方や東関東地方の方言として使われていました。

おそそは言うなれば女性自身。おそそを知ることは自分を知ることです。今回はこのおそそという言葉の使い方や、おそその構造やタイプをご紹介していきます。

おそその使い方とは?

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まずは、おそそという言葉の使い方についてご紹介していきましょう。

幼児の女性器を表現するときに使われる

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言葉が分かり始めた1歳くらいから、子供は「お鼻は?」、「お口は?」と尋ねられて、自分の鼻や口をちょんちょんつつくという遊びを楽しめるようになります。自分の体に興味を持たせると共に、体の部位名を覚えさせることで、痛みや不調を訴えることができるようになるという点でも有意義な遊びです。

しかし、そんな風に体の部位名を覚え始めた子供に、性器のことをどう言うか迷う親も多いようです。男の子は「おちんちん」でOKですが、女の子の「おまんこ」は言うのが恥ずかしいため、「おまんまん」、「おちょんちょん」、などと別の言い方をします。「おそそ」もその一つです。品のある言い方で音の響きも可愛らしく、女の子の大事なところにぴったりのネーミングです。

落語で「おそそ」という表現がよく使われる

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「おそそ」という言葉は、落語や座敷歌、笑い話などで良く聞かれます。有名なのは中島らも原作の喜劇「寝ずの番」です。上方落語界の重鎮、笑満亭橋鶴が臨終の時を迎え、弟子に「師匠、何か心残りは?」と聞かれ、「そ、外が見たい…」と答えるのですが、弟子はそれを「そそ」と聞き間違えて、自分の嫁を呼びに行く…と言う、おかしみの中にもどこか寂しさを感じさせる物語です。

また、「ヨサホイ節」で有名な上方座敷歌の一つ「からかさ」では「汽車は一等車、あの差し向かい ゆられ ゆられて 立ちおそそ いいわね いいわね」と言う歌詞があります。この場合のおそそはセックスのことを指します。セックスすることを「おまんこする」というのと同じような感じだと思われます。

セックスの最中に使われることはない

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セックスの最中に、「おそそ」という言葉を使うことはあまりありません。「どこに入れてほしい?」と彼に聞かれて、「お…おそそに、入れて…お願い」などと答えると笑われてしまうか、「何それ?」と聞き返されてしまうでしょう。

上品でありながらおかしみのある響きである「おそそ」は、セックスの最中に使う言葉としては不向きです。ここは恥ずかしがりながらも、「あなたのおちんちん、私のおマンコに入れて…」と言うべきでしょう。

おそそと同じ言葉・似た言葉でも意味の違う言葉

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「おそそ」という言葉の響きは淫靡な感じがせず、どこか品のあり柔らかで、それでいて茶目っ気のあるイメージがあります。そのせいか、他の意味でも使われることがあります。

「おそそ」=マンコだと思っていると、会話中に大変な食い違いが生じる恐れもあります。おそそと同じ、もしくは音が似ていても意味が違う言葉もご紹介しておきましょう。

「お揃い」という意味でのおそそ

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若い女性の間で、友達同士でお揃いの服を着るのが流行っています。これを「双子コーデ」、もしくは「おそろ」と言いますが、この「おそろ」から転じて「おそそ」と言うことがあります。

音の響きが可愛らしいからでしょうが、「うちら、おそそだもんねー」と言ってしまうと、年配の人からは「(あなたたちが女の子なのは)見たら分かるわ」と言われてしまうかもしれません。そこで、「まあ、(お揃いなのは)見たら分かるよね」と話が通じてしまうのも恐ろしい話です。

ちなみに、おばあちゃんと孫のお揃いは、「そそん(祖孫)コーデ」というそうです。これもちょっと間違えると、「おそそコーデ」に聞こえてしまうかもしれないので気を付けましょう。

「過ち」を意味するお粗相(おそそ)

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粗相というのは、不注意や軽率な行動から過ちを犯すことを指します。「今日は取引先の社長が来られるから、粗相のないようにね」などというように使われます。

また、うんちやおしっこを漏らすことを指すこともあり、特に子供や動物がもらしてしまったことをきれいに表現したい時に、「〇〇ちゃんがお粗相しちゃった」と言うこともあります。

粗相は「そそう」と読みますが、特に後の意味で使われるときは「おそそ」と発音する場合があります。性器も排泄器もシモの方にあることから関連付けられているのかもしれません。

「分け与える」という意味でのお裾分けをおそそわけと言う

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人からもらったものの一部を、他の人に分け与えることを「お裾分け」と言います。これは服の裾が地面に近い末端の部分であることから転じて「つまらないもの」という意味を持っています。人に物を上げる時、「つまらないものですが」、「粗品ですが」と言うのと同じように、日本人らしい謙虚な気持ちが感じられる言葉です。お裾分けは一般的には「おすそわけ」と読みますが、「おそそわけ」と言うこともあります。

女性器を示す「おそそ」も、「お裾」から転じたものという説があり、語源は同じ「端っこにあるつまらないもの」という意味かもしれません。しかし、お裾分けもおそそもつまらないものではありません。

お裾分けは「お福分け」という素敵な言い回しで言われることもあります。おそそも同じく、男性に喜びを与え、新しい命を生み出す、幸福をもたらす存在。女性器のことを「吉品(きっぴん)」と言う通り、決して粗品ではないのです。

おそそという言葉を理解できる人は多い?

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