2019年3月15日 更新

ヴァギナの意味とは?色々な形や人工ヴァギナなど豆知識を解説

ヴァギナとは何なのか?興味を持っても、他の人と比べたりできないものです。位置やどんな形があるのか解説していきます。また、病気や人工ヴァギナ、ピアス、ヴァギナミュージアムについて豆知識をご紹介していきますので参考にして知識を深めてみてください。

目次

ヴァギナの意味とは

Woman Blond Portrait - Free photo on Pixabay (97674)

ヴァギナという言葉、聞いたことはあるけれど、どの部分のことを言うのか、そもそも何なのか知らない方も多いと思います。友達や家族に聞くのも恥ずかしいし、何でもネットで調べられる時代ですが、なかなか興味が持てない方も多いでしょう。

ヴァギナとは何なのか、意味や、そもそも何語なのか、どの部分を示しているのか解説していきます。



ヴァギナの意味

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ヴァギナとは、日本語で膣と言われる部分のことを表し、女性器の尿道口ではなくその奥の穴(膣口)のことを示しています。その膣口から子宮口に向かって伸びている管のような器官のことです。

正しくは外から確認できる外性器ではなく体内にある内性器のうちの一つのことを表しています。ただ、語られるヴァギナは見える位置、膣口のことを表していることが多いです。

赤ちゃんがでてくる部分でもあるので、出産に際しては産道と言われることもあります。ヴァギナは、出産で赤ちゃんの通る産道になりますし、生理の時には経血の、普段はおりものの通り道、セックスの時には陰茎を挿入する場所となります。

ヴァギナについて知識を深めることは、自分の体を知る上でとても大切なことですが、人には聞けない恥ずかしいことでもあると思うので、ここでさまざまなことをご紹介します。

ヴァギナは何語?

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ヴァギナを日本語で膣と表しますが、ではヴァギナとは一体、何語なのでしょうか。ヴァギナとは「Vagina」と表記されるラテン語です。

ラテン語の刀剣の鞘、植物の葉鞘、子房といったような鞘状の構造のことを表すワーギーナに由来していて、解剖学で膣を含む鞘状の器官を意味して使われます。

英語では何と言う?

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英語でも表記は「Vagina」ですが、読み方はヴァジャイナと読みます。上記のラテン語と同じ膣や膣を含む鞘状の器官のことを表しますが、女性器のことを総称して使われることも多いです。

英語では医学や解剖学的な言い方で「Vagina」口語的には「Pussy」と使われることが多いようです。「Pussy」とは小猫、弱虫、めめしい男などという意味ですが、スラングとして女性器やセックス、性対象としての女性のことを表しています。

意外と知らない?ヴァギナの周りには何がある?

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ここではヴァギナを女性器の膣口のこととして話していきますが、ヴァギナの周りにはどんな器官があるのかご存知でない方も多いと思います。

外性器なので自分で確認することはできますが、まじまじと観察したことがある方は少ないでしょう。女性の外性器は毛が生えている恥丘、陰核、小陰唇、尿道口、膣口、その周りの大陰唇があり、少し離れて肛門で構成されています。

これから、それぞれの部分を解説していきます。

大陰唇

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大陰唇とは、足の付け根と尿道口や膣を含む外性器の割れ目の間にある左右の脂肪組織で、見たところふっくらとしているひだ状の皮膚の部分のことを示します。

男性器でいうと、陰嚢(金玉袋)にあたる部分になります。脂肪組織のため柔らかく、年齢を重ねると脂肪がたまり、よりふっくらと盛り上がってきます。

大陰唇の皮膚の色は、思春期を過ぎた頃から肌の色よりも色素沈着により黒ずむ場合もあります。恥丘と繋がっている為、陰毛が生えていますが、毛の濃さは人それぞれで全く生えていない人もいます。

大陰唇は両側から割れ目を閉じることで、膣や内性器への細菌の侵入を防ぐ役割を果たしています。

小陰唇

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小陰唇とは、大陰唇の内側にある割れ目に沿った部分のひだ状の皮膚のことを示します。小陰唇は弾力性があり、引っ張ると数センチ伸びます。そして、大陰唇と違い陰毛は生えていません。

小陰唇の皮膚の色は、大陰唇のような肌と同じ色ではなく、ピンクや赤っぽい色をしています。思春期を過ぎ、成長とともに大きくなり、色素沈着が起こった黒ずんだ赤黒い色に変わっていきます。

小陰唇の大きさは個人差があり、人それぞれで、大陰唇に覆われて割れ目に収まっている人もいれば、割れ目から出て垂れ下がっている人も、左右非対称で片側だけ垂れ下がっている人もいます。

小陰唇の周りはくぼんでいて洗いにくく、恥垢などが溜まりやすいため、細菌などが繁殖し、臭いや炎症を引き起こすことがあります。お風呂で洗うなど清潔に保つよう心がけましょう。

陰核

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陰核とは、クリトリスとも言われる、恥丘の下の部分で外性器の割れ目の始まるところと小陰唇が合わさるところにある突起した部分を示します。

陰核は小陰唇の内側に挟まれていて、包まれています。陰核亀頭という陰核の先端が外から見えていますが、大きさは人それぞれなので、すっぽりと包まれている人もいれば、はみだして見えている人もいます。

陰核は男性器の陰茎と同じように海綿体からできています。末端神経が集まっている部分で性的に敏感なところで、性的に興奮すると男性同様に勃起し、血液で膨張して普段の倍ほどの大きさになります。

小陰唇と同じく包皮のように包まれているため、分泌物や老廃物が溜まりやすいので、細菌が繁殖するとかゆみや臭いの原因となります。包皮の下や周りを清潔に保つよう心がけましょう。

膣前庭

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膣前庭とは陰核から膣口までの間の小陰唇に囲まれた部分のことを示します。小陰唇の内側で、小陰唇を広げないと見えない位置にあります。膣前庭の皮膚の色は、小陰唇と同じように赤みがかった色をしています。

膣前庭の皮膚の下にはバルトリン腺という分泌物を出す器官が左右一体にあります。性的に興奮するとバルトリン腺が開き、粘り気の高い乳白色の液が分泌されます。

免疫力が下がると、細菌が入り炎症を起こすことがあり、拭く時などは膣側に拭かないように気をつけましょう。洗うときは石鹸でゴシゴシと洗うと細菌感染することもあるのでお湯をかけ流す程度で洗い流しましょう。

尿道口

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尿道口とは膣前庭の中にある、陰核と膣口の間にある穴、尿が出てくる部分のことを示します。尿が体内から排出される時に膀胱から尿道を通り、尿道口から外へでてきます。

女性は男性と違い尿道が短く、尿道口から膀胱までの距離が短いため、膀胱炎になりやすいと言われています。清潔でない状態でセックスを行い、尿道口へ細菌が押しやられると、炎症を起こしてしまいます。

予防するために清潔な状態で行為を行うことも重要ですが、セックスの後は排尿し細菌も一緒に流したり、前後ともシャワーを浴びることも大切です。

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