2019年7月22日 更新

【診断】オセロ症候群の特徴や原因とは?治し方はある?

配偶者や恋人に嫉妬してしまうことはよくあることです。それが過剰なまでに嫉妬し、影響をもたらすならオセロ症候群の可能性もあります。妻に発症しやすく治療が必要になることもあるのです。オセロ症候群の診断、原因、治し方をご紹介します。

目次

オセロ症候群とは

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オセロ症候群という言葉を聞いたことはありますか?配偶者や恋人間で起こる症状ですが、どのような症状があるのでしょうか。見ていきましょう。

配偶者や恋人に過剰な嫉妬妄想を抱く

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オセロ症候群とは、配偶者や恋人に過剰な嫉妬妄想を抱くことを言います。配偶者や恋人間で、「あの女の人と仲良すぎじゃない?もしかして浮気をしているのかも」と浮気を疑ったりすることもあるでしょう。小さな嫉妬は結婚生活を送っていたり、付き合っていたらよくある話です。

しかし、この小さな嫉妬が過剰になってしまい、自分の中であることないこと嫉妬の妄想が広がってしまうのです。配偶者や恋人は、自分のものだから誰にも取られたくないという思いで、嫉妬から相手を縛り付けてしまうこともあります。

妄想性障害の一種

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オセロ症候群は、妄想性障害の一種だと言われています。妄想性障害は、ありもしない妄想をするのではなく、現実味を帯びた妄想をするのです。様々な型に分類されていますが、その中の嫉妬型に当てはまります。配偶者や恋人が浮気をしているのではないかと信じ込み、嫉妬心が抑えきれなくなります。

自分の思い込みから、どんどん妄想が膨らんで追い詰められ、自分の感情がコントロールできなくなってしまいます。そういうことから、自らを傷つけたり、相手に危害を加えたりすることもあるのです。

夫よりも妻が発症するケースが多いと言われている

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オセロ症候群は、男性も女性も発症すると言われていますが、特に女性が多いようです。また夫よりも妻が発症するケースが多いと言われています。夫婦で共働きしている家庭もあれば、夫だけ働いていて妻は専業主婦の家庭もあるでしょう。

妻が専業主婦の場合、家にいることも多いです。夫が仕事に行っている間に、他の女性と仲良く話しているのではないか、ちょっとでも帰りが遅くなると浮気をしているのではないかと嫉妬心を抱きやすいのです。

シェークスピアの作品が由来となっている

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オセロ症候群は、シェークスピアの作品が由来となっていると言われています。シェークスピアの四大悲劇といえば、「ハムレット」「リア王」「オセロ」「マクベス」です。この中の「オセロ」という作品がオセロ症候群の由来となっています。「オセロ」という作品では、主人公のオセロが妻のデズデモーナが浮気をしていると信じ込んでしまい、その嫉妬心からデズデモーナを殺してしまいます。

デズデモーナは浮気をしていたわけではありませんでした。オセロの旗手であるイアーゴーが、オセロのことを良く思っていなかったのです。キャシオーという人物もイアーゴーは大嫌いだったため、キャシオーとデズデモーナが浮気をしているということにして、関係を壊そうとしました。オセロにキャシオーとデズデモーナが頻繁に会っているという嘘をつき、オセロはその嘘を信じ込んでしまったのです。

激しい嫉妬心にかられ、デズデモーナが潔白を訴えても信じてあげることができずに殺してしまいました。後で浮気をしていなかったということを知ったオセロは自ら命を絶ち、悲しい結末に終わったのです。この作品と似ていると言われていることから、オセロ症候群という名前がつきました。

オセロ症候群の過激な体験談

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オセロ症候群の人は、どのような行動をしてしまうのでしょうか。オセロ症候群の過激な体験談をご紹介します。

不安過ぎて自殺未遂

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オセロ症候群の過激な体験談は、不安過ぎて自殺未遂してしまうことです。配偶者や恋人が自分以外の人を好きになってしまうのではないか、自分はいつか裏切られて捨てられてしまうのではないかという不安が拭いきれなくなってしまうのです。

パートナーの携帯をこまめにチェックしてしまったりすることもあります。特に異性の影がなくても、異性の携帯番号は名前を変えて登録しているのではないかとまた不安に陥るのです。不安の連鎖から抜け出せなくなり、いつもネガティブに考え込んでしまうのです。

自分の中で嫉妬心から来る妄想が広がってしまい、自分を愛してくれているか試すために、自殺未遂をして相手を追い詰めたりします。自殺未遂をすることで、自分から離れていかないという自信があるのでしょう。

浮気の証拠をつかもうとしてストーカー行為に発展

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オセロ症候群の過激な体験談は、浮気の証拠をつかもうとしてストーカー行為に発展することです。ちょっとしたことで浮気をしているのではないかと疑ってしまうこともあるでしょう。浮気をしているかもと思ったら、真っ先に相手の携帯をチェックしたり、1日の行動を調べたりと、だんだんと行動が過激になってきます。

何としてでも浮気の証拠をつかもうとして、相手を尾行して監視してしまうといった異常行動もするのです。相手は常に見られているという恐怖心から、そこまでされたら別れたいと思うようになるでしょう。異常な嫉妬心から、ストーカー行為まで発展することもあるのです。

妻に全てを管理され何事にも意欲的に取り組めなくなった

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オセロ症候群の過激な体験談は、妻に全てを管理され何事にも意欲的に取り組めなくなったことです。結婚をしても、プライバシーもあるし、自分の自由な時間というのもあるでしょう。本当は浮気しているわけでもないのに、妻が「浮気をしている!」と勝手に決めつけて、束縛されてしまうのです。

お金から行動まで全て管理され、夫はただ仕事をして帰ってくるだけのつまらない人生になってしまいます。仕事が終わったらすぐ帰る、1日の行動を報告するなどルールを作られ、妻の監視下のもとで過ごさなくてはいけなくなり、窮屈で居心地が悪いのです。自分の人生はこれで終わってしまうのかと、何事にも意欲的に取り組めなくなり、どうでもいい人生になってしまうのです。

【診断】オセロ症候群の特徴は?

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