2019年10月13日 更新

見捨てられ不安の原因とその対処法!試し行為は見捨てられてしまう?

恋愛がいつも上手くいかない、いつも人の顔色を気にしてしまう人は、「見捨てられ不安」かもしれません。相手の愛情を確かめる為に、わざと試し行為をしてしまうという人も多いのです。今回は「見捨てられ不安」の原因と症状のチェック、そして対処法や克服法も紹介していきます。

目次

受け入れてくれる人に対して依存してしまう

Female Alcoholism Woman Girl - Free photo on Pixabay (448853)

親からの愛情を本当に貰えず、虐待などを受けていた人は、何とか親に愛して貰うように機嫌を伺い、世話をしてもらえるようにと必死に努力や我慢をしていました。

その為、見捨てられ不安の人は、自分を受け入れる人が現れた場合、どんな相手にでも依存や執着してしまうのです。人の出逢いは、縁や相性もある為、長く続く人もいれば早く別れてしまう人もいるでしょう。しかし、そのことに割り切れず、自分のせいだと執拗に自分を責めてしまうという特徴もあります。

自分が我慢しても嫌われたくないと感じ、「この人じゃなきゃダメ」と、1人に執着して、どんな手を使っても相手に縋りつこうとする人も見捨てられ不安です。

不安になると相手に迷惑をかける行動をとってしまう

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不安になると、相手を突然罵ったり、「死んでやる」と言って飛び出してみたり、本当にリストカットや自殺未遂などをして相手に迷惑を掛ける行動を取ってしまうのであれば、見捨てられ不安というよりも、境界性パーソナリティ障害の可能性が高いです。

そこまで大袈裟な行為をしなくても、相手に心配や不安を与えるような、浮気を匂わせてみたり、生きているのが辛いなどという深刻な悩みを訴える、突然別れを切り出すなど、常に自分へ意識を向け続ける為に、相手をコントロールしようと嘘を付く傾向があるのであれば、それも見捨てられ不安の特徴と言えます。

見捨てられ不安を克服した体験談

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何度も言いますが、見捨てられ不安は他人に治して貰うことは出来ません。しかし、しっかりと自分自身と向き合い、過去に傷ついた自分を丸ごと受け入れることが出来れば、克服することが出来るのです。

いつまでも自分を否定したり、他人のせいや親のせいばかりにしているなら、一生不安は消すことが出来ないのです。辛い過去に向き合うのは、確かにとても苦しいことですが、それを乗り越えて見捨てられ不安を克服出来た人達は多く存在しています。

ここでは、見捨てられ不安を克服した人達の体験談を紹介していきます。

ノートに思っていることを殴り書き

Pencil Notes Chewed Paper - Free photo on Pixabay (449061)

学校に行くようになってから、何となく人付き合いに不安を感じるようになったAさんでしたが、ある日からとても仲の良い友達が出来ました。朝登校するのも、休み時間も、休みの日も常に一緒にいられる友達だったのですが、クラス替えで離れてから、その子には違う友達が出来てしまうのです。

Aさんは、2人で遊びたかったのですが、時には別の友達が入ってきたり、自分がいない内にその友達が先に帰るようなことも増えてきた時期から、どうしようも無く見捨てられたという気持ちが湧いてきました。そのことがきっかけで、彼氏が出来た時にも不安が大きくなる自分に嫌気がさし、あまり人付き合いも出来ないようになってしまったのです。

ある日ネットを眺めていると、スピリチュアルのサイトで、見捨てられ不安という症状を見つけます。そこには幼少期のトラウマと向き合い、感情を紙に何でもいいから書き出しましょうとあり、Aさんは思ったことをノートに殴り書きするようになりました。そのことで、幼少期の感情や不安に改めて気づくことが出来たAさんは、不安の原因が自分にあったのだと分かってからは、あまり不安に襲われることが無くなったのです。

嫌われてもいいと開き直ったら楽になった

Child Disgusted Disgust - Free photo on Pixabay (449127)

Bさんは、幼い頃から親に虐待を受けており、ワガママを言うような環境ではありませんでした。自分の感情を爆発させることも、口答えすることも出来なかったBさんは、人から嫌われることが何よりの恐怖だったのです。

友達に理不尽な要求をされても、彼氏にぞんざいな扱いを受けても、この人が自分から離れてしまうのは怖いと感じ、いつもヘラヘラしていました。それなのに、何故か友達も彼氏とも長続きすることがなく、Bさんは最後の失恋をした後に体調を壊してしまったのです。

入院した際に、心療内科にも掛かるとうつ病と診断されました。Bさんカウンセリングを受けている最中に幼少期のトラウマを思いだしたのです。療養生活を送っているうちに、Bさんは何もかもが面倒になってしまい、人から嫌われてもいいやと開き直ることが出来、自分のことだけを考えるようになりました。そうすると不思議なことに、不安感も消えていき、友達や彼氏とも上手くいくようになったのです。

相手のことを考える暇を作らないようにした

Busy Office Ol Answer The - Free photo on Pixabay (449135)

Cさんは、彼氏に依存気味な人でした。彼女は幼少期時代、両親が出て行ってしまい、祖父母に引き取られて育ったことから、見捨てられ不安を抱えていたのです。

今付き合っている5人目の彼氏は、Cさんがとても大好きになった人でした。彼も大きく愛してくれる優しい人ではありましたが、仕事がとても忙しい人だったのです。Cさんは1人でいる時間、寂しさと不安で一杯になり、一度自殺未遂まで起こしてしまいます。その時彼は、Cさんを泣きながら叱り、頬に平手を打ちました。

そんな彼の気持ちを考えた時、自分も彼を大切にしなければいけないとCさんは初めて思ったのです。そこで彼女は、彼に依存しないように、忙しそうな職場に転職。いつしか自分も仕事に夢中になり、帰ってすぐ寝られるようになると、同じく忙しい彼のことも気遣えるようになりました。更に、このような状況でもマメに連絡をくれたり、逢う時間を作ってくれた彼に大きな愛情を感じることが出来たのです。

まずは少しずつ自分を見つめなおそう

Silhouette Mothers Day Woman - Free vector graphic on Pixabay (449148)

見捨てられ不安を解消したり、心を満たすことは他人には出来ません。自分の心を満たすことが出来るのは、実は自分しかいないのです。幼少期の体験で傷ついた心を必死で訴えているのは、小さい頃の自分であり、大人になった自分にその気持ちを受け止めてもらう為に、不安が沸き上がってくるのです。

それに気が付き、「辛かったよね」「頑張ったね」とインナーチャイルドを褒め、その感情を肯定してあげると不思議にネガティブな感情は治まります。まずは自分に少しずつでも向き合い、心に押し込めてしまった感情に気が付いてあげることが大切です。そして、自分の心が喜ぶようなことをして、心を満たしてあげましょう。

美味しいものを食べたり、嫌な事を我慢しないようにしたり、好きなことだけ楽しんでみたりするのです。自分の心を満たす為に、人から奪うと互いに干上がってしまいます。まずは自分の心を満足させ、相手にも愛情を分け与えられる自分を目指しましょう。

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