2019年10月22日 更新

破壊衝動の心理学的な原因は?抑える方法とストレスやうつとの関係

破壊衝動で様々なものを壊してしまう人もいるのですが、原因が存在します。もちろん人間関係や仕事などのストレスから来る場合も多いのですが、無理やり抑えるとうつ病などの病気になることも。破壊衝動を抑える方法も存在するので、心理学を含めてご紹介します。

破壊衝動が強くなる原因の中でもやはり大きな要因となるのは「ストレス」が関係しています。ストレスは様々な点において悪影響が存在し、最悪の場合は体調を崩してしまう原因になります。途中でもご紹介したように破壊衝動は怒りが溜まっている状態が強い欲動となり、破壊衝動として表れる場合が多いです。

そのため、ストレスは最も危険な原因とされ、ストレスが大きく溜まれば溜まるほど強い破壊衝動となる可能性があります。このようなことからもわかるように、破壊衝動はなるべく溜めすぎないようにしましょう。

不規則な生活

Sad Depressed Depression - Free photo on Pixabay (317964)

ストレスは破壊衝動を生み出しやすいのですが、ストレスだけでなく、不規則な生活も大きな原因として生まれやすいです。不規則な生活がなぜ関係しているのかと言うと、不規則な生活は体調が崩れやすいと共に、ホルモンバランスなども崩れてしまいやすいことから普段よりもイライラしやすい状況になってしまいやすいです。

そのため、不規則な生活はストレスがたまりやすい状況を作っていると言っても過言ではないため、不規則な生活をしていると自然と破壊衝動が生まれてしまうこともあります。このようなことからもわかるように、極力不規則な生活を避けるのが好ましいです。

蓄積された怒り

Depression Man Anger - Free photo on Pixabay (317967)

破壊衝動はストレスや不規則な生活が原因にもなるのですが、その他にも蓄積された怒りも原因となりやすいです。破壊衝動は怒りが強くなって物を壊したいという衝動になるのですが、蓄積された怒りは要注意です。

蓄積してしまうほど強い破壊衝動になってしまうため、ストレスと共にこの蓄積された怒りは危険と言っても過言ではないです。誰しも怒りは感じるのですが、忍耐強い人であればあるほど怒りを溜め込んでしまうので、爆発した際には大きく周りにあたってしまうことがあります。

そのため、できれば怒りが蓄積しないようにこまめにストレス発散を行っていくのがおすすめと言えます。

抑圧され過ぎた感情

Punch Fist Hand - Free photo on Pixabay (317968)

先程ご紹介した蓄積された怒りにも似ているのですが、破壊衝動が強くなってしまう原因として抑圧され過ぎた感情も関係しています。多くの人は適度にストレス発散を行い、感情をコントロールしているのですが、仕事やプライベートな環境で自由がないような抑圧された状態になると普段の倍近くのストレスが溜まってしまいやすいです。

このような抑圧された状態もやはり好ましくなく、怒りという感情が膨れ上がってしまいやすいので、その怒りが破壊衝動として表に出てしまいます。そのため、抑圧された環境はあまりよくない環境と言えます。

完璧主義

Play Board Game Cube Human Don'T - Free photo on Pixabay (317969)

あまりご存じない人も多いのですが、完璧主義の人も破壊衝動が強くなってしまいやすい人物と言えます。完璧主義と破壊衝動は一見あまり関係ないようなイメージなのですが、実は密接した関係で、言葉からもわかるように、完璧主義は全て自分の計画通りに物事が進んで欲しいと考えるような人です。

そのため、少しの狂い・計算違いを嫌い自分の思い通りにならなかった場合は強いストレスを感じてしまいます。普通の人よりも高い頻度でストレスが溜まってしまいやすい人物でもあるので、このような完璧主義の人はどうしてもストレスが溜まり、破壊衝動という形になってストレス発散をしてしまう人もいます。

完璧主義の傾向がある人はストレスがたまりやすい人物でもあるので注意をしましょう。

固定概念

Candle Guy Young - Free photo on Pixabay (317975)

破壊衝動は実は固定概念からも来る場合があります。固定概念と言ってもいまいちピンとこない人もいますが、固定概念は自分の中の考え方になります。そのため、完璧主義にも似ているのですが、自分がこのように考えているのだからこのようにするべきだという強い意識を持っている場合がこの固定概念が強い人になります。

そのため、完璧主義と同様に自分の中の固定概念に対するイレギュラーを嫌い、人との価値観が異なる場合は自然と距離がおいてしまう場合があります。人はそれぞれ考え方が違うため、固定概念の違いも起きてしまいやすいのですが、このような固定概念の違いからストレスを感じ、破壊衝動に駆られる人も多いので、固定概念が強いと人から言われるような人は気をつけましょう。

幼少期の教育

Kid Child Portrait - Free photo on Pixabay (317976)

破壊衝動は大人になってから強いストレスを感じて生まれてしまいやすいのですが、大人の時期だけでなく幼少期も大きく関係しています。どちらかと言うと大人よりもさらに子供のほうが繊細なのですが、幼少期の頃は特に教育が重要で、教育方針がその子にあっていないとグレてしまい、反発心から破壊衝動が生まれてしまう場合があります。

幼少期だとどうしても環境を自分で選ぶことができないので、感情や環境の抑圧などをされやすく、どうしてもストレスが強く溜まってしまいやすいです。このようなストレスから破壊衝動が強くなってしまいやすいので、幼少期の教育も重要と言えます。

病気

Despair Alone Being - Free photo on Pixabay (317979)

破壊衝動はご紹介していることからもわかるように様々な点が原因になってしまいやすいのですが、破壊衝動は病気も関係しています。病気については後ほどもご紹介しますが、強い破壊衝動になってしまう場合もあり、病気の大きさによってこの破壊衝動の大きさも変わります。

病気の場合はやはり専門機関に訪れてカウンセリングを行い、適切な治療を受ける必要があると言えます。一見精神的な問題なので、病気ではないのかと考えても放置してしまう人もいます。

しかし、病気の場合は時間が経つほど蓄積しやすく、強い破壊衝動として表に表れてしまいやすいので、できれば後ほどご紹介する病気の傾向がある場合には専門機関に訪れて一度みてもらうのがおすすめです。

破壊衝動が関連する病気

Checklist Clinic Daily Report - Free photo on Pixabay (317980)

先程破壊衝動は病気から来る場合もあるとご紹介しましたが、次はその破壊衝動を生み出してしまう可能性がある病気についてご紹介します。病気と一言で言っても様々存在し、風邪などのような症状がありますが、どちらかと言うと破壊衝動の場合はやはり精神的な病気から来る場合が多いです。

次は病気の内容や、どのような病気が破壊衝動を生み出しやすいのかご紹介しますので、破壊衝動がある傾向がある人や病気の傾向がある人はぜひチェックしてみてください。

境界性パーソナリティ障害

Taijitu Yin Yang - Free vector graphic on Pixabay (318007)

破壊衝動が強くなってしまいやすい原因の病気として「境界性パーソナリティ障害」が挙げられます。境界性パーソナリティ障害と聞いてもいまいちピンとこない人がほとんどではないでしょうか。境界性パーソナリティ障害とは二極性があるような人のことを指し、わかりやすく言うと精神的な病気ではあるのですが、極端な性格の状態になっている人のことを指します。

もちろん人によって好き嫌いは分かれますが、この好き嫌いがかなりはっきりし、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いという考えになります。特に境界性パーソナリティ障害の人は特にこの意見がはっきりし、極端な性格であることから周りが困惑してしまいやすいです。

そのため、境界性パーソナリティ障害の人は周りの人から極端な性格の人であるという印象を与えやすいです。

うつ病

Lonely Man Sitting - Free photo on Pixabay (318008)

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