2019年10月22日 更新

コンプラの意味とは?実際の違反事例とチェック項目は?

最近になって世間では「コンプラ」という言葉を頻繁に使うようになりました。企業やお店などでも使われる言葉なので、なんとなく「禁止事項」といった意味合いで理解している人は多い言葉です。それでは、具体的にどういったことに違反すると「コンプラ」になるのでしょうか?

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その結果として、顧客の振りをしたハッカーがウィルスを忍ばせたメールを送ってきても対処のしようがなく、個人情報を抜き取られることがあります。

個人情報を漏洩した場合、カードの不正利用やいたずら電話など想定外の二次被害が起こることもあり、裁判所からは被害者全員に対する慰謝料の支払いを命じられます。その損害額は数十~数百億円にも上ると言われています。

更に質が悪いケースとして、漏洩の起こったパソコンの使用者が責任を取らされて処罰されることもあります。これらの問題は社内全体のモラルの向上と、正しいセキュリティ知識がなければ防げません。

途方もない金額の負債を負う前に、安全な情報管理への投資を怠らないことが、解決への糸口であるといえます。

無理矢理商品を購入させられた

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新入社員に起こりがちな問題ですが、上司が自社商品を購入して使うことを強要するケースがあります。

自分で使ってみなければ顧客に勧められないから、という理由で行われることですが、お金をもらうためにその企業へ入社して働いているのに、そこで稼いだ給料を会社に支払わなければならないというのは道理が通りません。つまりこのような行為も歴としたコンプラ違反となります。

少なくとも、仕事のために必要な出費であるのならば経費として管理しなければなりません。
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もしも企業がそれを経費として認めない場合、それは賃金の未払いにあたります。

先述したように、未払い賃金の支払い申請には時効期限があるので、心当たりがあれば早めに相談しましょう。

違反行為をさせられた

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不可抗力による個人情報の漏洩も一部がこれに当てはまることですが、違反行為を上からの命令で行うと、指示した者と実行者の両方が罰せられます。

例えばライバル企業の動向を調べるために、社員と接触して社外秘の情報を聞き出したり、個人的な利用目的で顧客の情報を提出させたりすることも珍しくなく、知っていてそれを黙認する企業も存在します。

また仕事終わりの飲み会などの場で、上司から半ば強要されたおふざけが、重大なコンプラ違反に繋がることもあります。
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上司の意見には逆らえないというのが、日本で働く社会人の共通認識としてありますが、忘れてはならないのは、一般的に間違いであると認識される行為であれば、たとえ直属の上司からの命令であろうと社会が許さないということです。

指示された内容にモラルの欠如が見られる場合は、行動に移す前に他の上司へ確認を取り、間違いを未然に防ぐことを心がけましょう。

コンプラを違反するとどうなるか

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やってはいけないと分かっていながらも、コンプラに違反するとどうなるのでしょうか?

法律的に裁かれる

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重大なコンプラ違反を犯した場合、法律で裁かれることになります。

違反によって被害を被った被害者へ慰謝料を支払ったり、重罪の場合は懲役刑に処せられることもあります。

特に個人情報の流出など、企業に多額の損失が発生する場合、一生かけて返済しなければならなくなります。

会社が倒産

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会社が損害額を支払えない場合、実質的な倒産に追い込まれることになります。

その場合、原因を作ったコンプラを犯した社員には、直接的な被害者への慰謝料支払いに加え、会社の負債も返済しなければならない場合があります。

炎上

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形式上罪を償ったとしても、コンプラを違反した事実は付いて回ります。

薬物問題を犯した芸能人などを見ると明らかですが、これまで築き上げてきた功績が全て偽りとなり、容赦ないバッシングにより精神的に追い込まれます。

コンプラを守って楽しく仕事を

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コンプラを違反すると、自身の人生を台無しにしてしまうかも知れません。

そのようなことが起こらないよう、一人一人のモラル意識を向上させ、それでも問題が起これば既存のシステムを見直していかなくてはなりません。

時代の移り変わりに合わせ、社会的なマナーのあり方も変容します。それらへ柔軟に対応出来るよう、ニュースや政治の情報にもアンテナを張り、楽しく仕事を出来るようにしましょう。

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