目次
- セルフハンディキャッピングについて
- 獲得的セルフハンディキャップ
- 主張的セルフハンディキャップ
- セルフハンディキャッピングの例
- 資料作りの前に、机の片づけをしてしまう事例
- 職場で目標達成という課題を課された時の事例
- 【診断】セルフハンディキャッピングをしがちな人
- なるべく失敗はしたくない
- なるべく人とは張り合わない
- 優先順位をつけるのが苦手だ
- なるべく自分の評価が下になるような発言をする
- テスト前になると勉強していないと周りに公言する
- 勉強を始めようとすると部屋の汚さが気になる
- 大きなプロジェクト前は体調が悪いことが多い
- セルフハンディキャッピングをするデメリット
- 言い訳がましいと思われる
- 大人だとしたらかなり情けない
- 今の自分に甘えてしまい向上心が削がれる
- 努力をする大切さを失う
- 長期間続けると何もできない自分に後悔する
- セルフハンディキャップをするメリットもある?
- セルフハンディキャッピングを克服する方法6つ
- まずセルフハンディキャップの存在を知る
- SNSなどを使って周りの人に宣言する
- 本をたくさん読み「失敗」は恥ずかしくないと知る
- 言い訳はしないと心に決める
- できない理由ではなく”できる理由”のみを準備する
- 雑念が入らないような集中力を身に着ける
- セルフハンディキャッピングを克服して強い自分へ
なるべく自分の評価が下になるような発言をする
via pixabay.com
ギャップ効果を利用として、あえて最初は自分を低く見せるという工作もします。努力することは苦手なので、いかに現状のまま自分を優秀に見せるかを考えるのです。その結果、体調が悪いなどの理由で、低く見せることで、マイナス50にしたとします。
そこで通常通りの作業をこなしても、本来はプラスではなく、標準のゼロなのですが、最初にマイナス50にしておくことで、ゼロになったとしても、プラス50の評価を得ようという戦略を取ります。「体調が悪いのによく頑張ったね」という評価を狙うのです。
こうすることで、いつも以上の努力なく、自分を優秀に見せかけることができると考え、そのための言動を選択するのです。
そこで通常通りの作業をこなしても、本来はプラスではなく、標準のゼロなのですが、最初にマイナス50にしておくことで、ゼロになったとしても、プラス50の評価を得ようという戦略を取ります。「体調が悪いのによく頑張ったね」という評価を狙うのです。
こうすることで、いつも以上の努力なく、自分を優秀に見せかけることができると考え、そのための言動を選択するのです。
テスト前になると勉強していないと周りに公言する
via pixabay.com
自分の評価を下げるような言動の例として、「テスト前になると勉強していないと公言する」という行為があります。これは主張的セルフハンディキャップです。そのように公言することで、悪い点数でも、「勉強してないから仕方ないよね。本当は勉強したらもっといい点数取れる能力は持っている」ように見せるのです。
そして、万が一、たまたまいい点数が取れた場合は、「勉強してないのにいい点数が取れるなんて、頭いいね」と言われることを望みます。つまり、結果が悪くても良くても、自分が傷つかないようにする戦略をとっているという事です。
すぐ言い訳をしたり、自己正当化が激しく、自分が否定されたり批判されると、むきになって論破しようとし、自分の評価が下がることに対しては、やたら敏感に反応し、言い訳をしようとする人は、無意識にセルフハンディキャップの習慣がついている可能性が非常に高いのです。
そして、万が一、たまたまいい点数が取れた場合は、「勉強してないのにいい点数が取れるなんて、頭いいね」と言われることを望みます。つまり、結果が悪くても良くても、自分が傷つかないようにする戦略をとっているという事です。
すぐ言い訳をしたり、自己正当化が激しく、自分が否定されたり批判されると、むきになって論破しようとし、自分の評価が下がることに対しては、やたら敏感に反応し、言い訳をしようとする人は、無意識にセルフハンディキャップの習慣がついている可能性が非常に高いのです。
勉強を始めようとすると部屋の汚さが気になる
via pixabay.com
先述したように、勉強に限らず、優先順位の高い事をしようとしたときに、優先順位の低いことが気になり、実際に行動してしまい、それが原因で時間を大幅にとられ、肝心のことができない場合は要注意です。
5分や10分で終わるような片付けや掃除であれば、全く問題ないのですが、結果的に大事なことがその日はできなくなるような場合は、先延ばし癖もついてしまうので、悪影響ばかりです。もし片づけをするとしたら、時間を決めて、最低限にとどめ、必要な作業ができる程度に一時的に片付ける程度にしましょう。
5分や10分で終わるような片付けや掃除であれば、全く問題ないのですが、結果的に大事なことがその日はできなくなるような場合は、先延ばし癖もついてしまうので、悪影響ばかりです。もし片づけをするとしたら、時間を決めて、最低限にとどめ、必要な作業ができる程度に一時的に片付ける程度にしましょう。
大きなプロジェクト前は体調が悪いことが多い
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これも先述したように、セルフハンディキャップです。失敗した時は、体調が悪かったせいで、成功したときは、体調が悪いにもかかわらず成功したという自己評価を相対的に高く見せかける工作です。
このようなことをしていると、周囲にはすぐばれますので、どちらにしても評価が下がるのは間違いありません。セルフハンディキャップをすること自体が評価を下げるということです。本人は気づかれていないと思っているので、いずれ評価されない事に不満や愚痴を言うようになります。
愚痴や不満が多く、理想ばかり語り、行動しない人によくある特徴とも言えます。
このようなことをしていると、周囲にはすぐばれますので、どちらにしても評価が下がるのは間違いありません。セルフハンディキャップをすること自体が評価を下げるということです。本人は気づかれていないと思っているので、いずれ評価されない事に不満や愚痴を言うようになります。
愚痴や不満が多く、理想ばかり語り、行動しない人によくある特徴とも言えます。
セルフハンディキャッピングをするデメリット
via pixabay.com
ここまでの内容で、いくつかセルフハンディキャップのマイナスの側面をご紹介してきました。ここでは、それらのデメリットをあらためて総合的な視点からまとめましたので、1つずつ解説していきます。
言い訳がましいと思われる
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まず、セルフハンディキャップの基本は言い訳ですので、言い訳がましいであるといった印象や、場合によっては女々しいなどといった印象も与えてしまいます。長く一緒にいると、徐々に嫌われてしまい、評価されなくなってしまうデメリットがあります。
批判や指摘、アドバイスも、相当言い方を気を付けて、自尊心を損ねないように伝えなければ、反発します。また、伝えたとしても、なかなか変わりません。それは、癖として身に沁みついてしまっているからです。人はすぐに変われません。よほど切羽詰まった状況でのみ変わる可能性はあります。
しかし、それも解消されると、すぐに元に戻ってしまう事がほとんどですので、自分で自覚し、受け入れ、改善したいという強い意志がない限りは、なかなか変わらないと考えてよいでしょう。
批判や指摘、アドバイスも、相当言い方を気を付けて、自尊心を損ねないように伝えなければ、反発します。また、伝えたとしても、なかなか変わりません。それは、癖として身に沁みついてしまっているからです。人はすぐに変われません。よほど切羽詰まった状況でのみ変わる可能性はあります。
しかし、それも解消されると、すぐに元に戻ってしまう事がほとんどですので、自分で自覚し、受け入れ、改善したいという強い意志がない限りは、なかなか変わらないと考えてよいでしょう。
大人だとしたらかなり情けない
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子どもならまだしも、大人の場合は、かなり情けないと思われてしまいます。恋愛関係になった相手とも、続かない事が多いです。自分を良く見せることで、第一印象は良いこともあるのですが、会話を重ねるごとに、徐々にバレてしまいます。
大人になっても変わらないと、習慣化してしまっているため、先述したように、なかなか変わることは難しく、人間関係もごく限られた人としか継続することは難しくなります。
大人になっても変わらないと、習慣化してしまっているため、先述したように、なかなか変わることは難しく、人間関係もごく限られた人としか継続することは難しくなります。
今の自分に甘えてしまい向上心が削がれる
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とにかく現状のまま、努力をせずに、自己評価をあげたいと考えます。すでに今の自分はもっと評価されるべき能力をもっていると考えているプライドの高い状態になっていることが多く、自分に甘い為、ストイックさがなく、自己成長する機会を日々逃しています。
一部の自覚した人は、変えようと思うのですが、本能にあらがえず、理性が負けてしまいます。脳科学的には、前頭前夜野という理性を司る部分が鍛えられていないため、セルフコントロール能力が欠けてしまっている状態とも言えます。よほどの鍛錬をしなければ、長期的に見ても変わるのは困難でしょう。
一部の自覚した人は、変えようと思うのですが、本能にあらがえず、理性が負けてしまいます。脳科学的には、前頭前夜野という理性を司る部分が鍛えられていないため、セルフコントロール能力が欠けてしまっている状態とも言えます。よほどの鍛錬をしなければ、長期的に見ても変わるのは困難でしょう。
努力をする大切さを失う
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基本的に努力をしないのですが、本人は努力をしていると感じている事がよくあります。それは、会社であれば、評価されない会社で、辞めずに堪えている自分は努力している、といった趣旨であったり、普通の作業をこなしていること自体を努力とみなす修正があるからです。
そのため、努力して、不遇にも耐えているのに、なぜ評価されないのかと不満が日々募り、愚痴や不満が徐々に増える傾向があります。
そのため、努力して、不遇にも耐えているのに、なぜ評価されないのかと不満が日々募り、愚痴や不満が徐々に増える傾向があります。
長期間続けると何もできない自分に後悔する
via pixabay.com
あまりにも評価されず不遇の期間が続くと、どこかで言い訳がましい事に対して、誰かがハッキリ言ってしまう事を経験する機会があります。その言葉が脳裏に残っており、反省する時が訪れることがあります。そして、自分が能力がないことを自覚するのですが、かといって何をどうしたらいいのかわからなくなるのです。
そして、今まで時間を無駄に過ごしてきたと感じたり、これから何をすれば良いのか分からなくなったりするなど、出遅れてしまった自分に後悔して、苛立ちを感じることもあります。しかし、結果的に考える力が鍛えられていないため、自力でどうにもできないという経験をすることになります。
そして、後悔の日々が続き、それでも行動できない自分がいることに気づくのですが、これまでの習慣から、現状維持に落ち着いてしまうことが往々にしてあります。そういった経験をいつまでも繰り返しては、その都度後悔してしまうことがよくあります。
そして、今まで時間を無駄に過ごしてきたと感じたり、これから何をすれば良いのか分からなくなったりするなど、出遅れてしまった自分に後悔して、苛立ちを感じることもあります。しかし、結果的に考える力が鍛えられていないため、自力でどうにもできないという経験をすることになります。
そして、後悔の日々が続き、それでも行動できない自分がいることに気づくのですが、これまでの習慣から、現状維持に落ち着いてしまうことが往々にしてあります。そういった経験をいつまでも繰り返しては、その都度後悔してしまうことがよくあります。
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