2019年7月22日 更新

炎上商法にメリットや成功例はある?失敗した時の末路は?

芸能人などがブログなどのSNSで炎上商法してメリットを得ているということを聞いたことがあっても、炎上することによる具体的な成功例や、逆に失敗した時にどんな末路になるかなど、あまり知られていません。不快な思いをしてまで得たいものとはいったい何なのでしょう?

目次

SNSが目まぐるしく進化を遂げるなか、それを活用したプロモーションもさまざまなものが生まれてきました。素晴らしいアイデアでキャンペーンを成功させた事例もあれば、まだまだ一筋縄ではいかないことを失敗で示した事例もあります。

いまなお、多くの人や企業が暗中模索で「成功の雛形」を探り当てようとしています。

ここで得られる炎上商法の成功例ではなく失敗例に注目して、そこから得られるものを教訓にしていきましょう。

長万部町のイメージキャラクター「まんべくん」

Play Stone Colorful Smilies - Free photo on Pixabay (499029)

2003年「長万部町開礎130年町制施行60年」の記念事業で、アイリスの花の髪、ホタテの耳、カニの体の「まんべくん」は、北海道長万部町の名産品がキャラクターとして誕生しましたが、最初は人気がありませんでした。

2010年、長万部生まれのウェブ制作会社の男性がプロモーションを請け負いツイッターを始めブレイクし、北海道新聞、ネットニュース、テレビやラジオ、各種イベント、女性誌にまで登場するようになりました。

ツイッターでの人気の秘訣は「毒舌」で、ネット上での対立姿勢は次第に過激になり「戦争に関する発言」でアカウント中止に追い込まれるほどの抗議があり、報道によって騒ぎは全国に知られてしまいました。

少年が万引きと見られる行為などをYoutubeに連続投稿

Students Computer Young Boy - Free photo on Pixabay (499049)

東京都内のスーパーで、お菓子の容器につまようじを刺したり、万引きを装ったりする動画がYOUTUBEに投稿された事件で、三鷹市の19歳の無職少年が「建造物侵入容疑」で逮捕されました。

少年は、警視庁の調べに対し「捕まりたくなかったので、実際に万引きはしていない」「発言力を増すため、報道で有名になりたかった」と供述していることが同庁幹部への取材で判明しました。

少年は世間の注目を集めたくて動画を投稿したようです。

はじめしゃちょーさんのニベア風呂動画

You Tube Icon Play Button - Free image on Pixabay (499051)

実験系動画で「○○やってみた」「○○に挑戦してみた」など、体を張ったネタや、誰もしないような斬新で手の込んだ動画で、若年層より圧倒的な支持を得ているのが、uuum所属の人気Youtuber『はじめしゃちょー』です。

ですが、はじめしゃちょーが「ニベアクリーム100個を使用してお風呂に入る」という動画を公開すると「金の無駄」「資源の無駄」「教育に悪い」「環境に悪い」など、多くの批判が寄せられ大炎上しました。

ヒカキンさんのメルカリ出品動画

White Male Figure - Free image on Pixabay (499054)

uuum所属の人気Youtuber『ヒカキン』さんが、自身のYouTubeチャンネルで「メルカリに髪の毛ボールと汗染みた使用済みくつ下出品しますwww」という動画を公開。中身は、自身の散髪後の髪をボール状に丸めたものと、履き終えた後の靴下1足、「ヒカキン」マスクなどにサインしたセットでした。

面白がって反応するネットユーザーがいる一方、「普通にドン引きした」「ちょっとこれは...」「需要あんのかよこれ...」との声も上がりました。

ヒカキンさんは動画を削除し、ツイッターで「本日公開したメルカリの動画ですが、汚い・不潔といったコメントを多数頂き、関係者にも相談し動画を非公開にし、今回は様々な観点から全商品の出品を中止致します」「不快に思われた方、出品を期待して下さっていた皆様、申し訳ございませんでした」とお詫びしました。

炎上商法をしていると言われる芸能人

Children Tv Child - Free photo on Pixabay (499057)

真相はともかく、炎上するともれなくメディアでたくさん取り上げられ宣伝効果があります。これまでは「炎上=悪」と「不利になる」いう概念があり、著名人が自らを炎上させるようなことはありませんでした。

ですが、世間に情報が発信されるものがテレビや雑誌などの媒体だけではなくなり、ネット社会に突入し「炎上はお金になる」「炎上=売名できるチャンス」と、炎上がポジティブなイメージに変わりました。

メディアも炎上ネタがないと番組が面白くならないので、Win-Winの関係になるわけです。

辻希美さん

Mic Microphone Sound Check - Free photo on Pixabay (499059)

元ハロー!プロジェクトの一員で、元モーニング娘。の4期メンバーで、加護亜依とW(ダブルユー)というグループ名で元リーダーだった辻希美さん。俳優の杉浦太陽さんと結婚し子宝にも恵まれ幸せな日々を発信しています。

が「歩きながら授乳」「葬式に大きなリボン、ミニスカ、つけまつげで参列」「結婚式に白いドレスで参列」「子供の裸を載せる」など、とにかく炎上することが多いです。

最終的に何をしても炎上するなど、炎上するたびにネットニュースなどでも報じられ、ますます有名になり仕事も充実し、楽しく生活されているようです。

加藤紗里さん

Adult Body Bra - Free photo on Pixabay (499061)

わざと不特定多数から批判を受けるように仕向け、自分に注目を浴びさせ、自分を売るように炎上させる方法で人気を得続けているのが、タレントの加藤紗里さんです。

有名になったきっかけも、狩野英孝との交際という売名行為による炎上からでした。広島東洋カープが強くなって優勝争いに絡むようになってから「野球は11人でやるスポーツだ」と発言しながら、急にカープファンであると公言しだしました。

今では、5人の恋人からは毎月100万円ほどのお小遣いをもらって、海外旅行三昧の生活をしていると豪語しています。

村本大輔さん

Artist Street White Pointing - Free photo on Pixabay (499063)

吉本興業のお笑い芸人コンビ『ウーマンラッシュアワー』の村本大輔さんは、Twitterの批判的なツイートに対し「俺は芸人の前に一人の人間。ノリでも見ず知らずの他人に悪口送るやつは地獄送りに」などと、過激なツイートで応戦する炎上芸人としても有名です。

ブログやTwitterを大炎上させることが多いため、所属事務所に「炎上しないための講習会」を受けさせられたことも告白しました。

ブログのプロフィール欄でも「趣味は、DVDなどの告知シーズンになると自ら自分のブログに火をつけ炎上させランキングを上げ注目させて告知すること」 などと炎上マーケティングを公にし、悪役キャラを貫いています。

西野亮廣さん

Clown Actor Nose - Free photo on Pixabay (499065)

吉本興業諸族でお笑い芸人コンビ『キングコング』の西野亮廣さんといえば、2012年「テレビのひな壇はもうやめる」とツイートし「もう脇役はやらない」との意味だとネットユーザーに解釈され、ツイッターが炎上するなどの「可燃性」がその都度話題になり「炎上キャラ」で有名でした。

しかし、「はれのひ事件」の際に、成人式を祝えなかった新成人に対する救済イベントを開いて高い評価を得たり、相方の梶原さんの「炎上案件」が続き、ネット上では「西野は一周回って好きになったけど、梶原は多分ずっと嫌い」などと、その評価は以前とは様変わりしています。

意図せずSNSが炎上してしまうケースも

Surprised Salaried Worker Computer - Free image on Pixabay (499069)

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