2019年7月26日 更新

アルビノの逆はメラニズム?メラニズムの動物が生まれる確率は?

メラニズムという言葉を知っていますか?アルビノとは逆の意味で紹介されることが多いです。メラニズムは動物にいますが、人間はいるのでしょうか。日本人はいるのでしょうか。メラニズムになるといった症状があるのか、なる確率など紹介します

現在までにメラニズムの人間が確認されていません。その詳細を下記にまとめてたので、みていきましょう。

日本人はもとより世界中で確認なし

Sunrise Space Outer - Free image on Pixabay (509870)

メラニズムの人間は、日本にととらず、世界中でも確認されていません。自分はメラニズムだと思ういう自己申告をしてきた人もいません。しかし中には、黒人などは、肌色が黒い色の人が多いのでメラニズムではないかと考える人もいるかもしれません。

差別問題ということもあるかもしれませんが、黒人はメラニズムではありません。黒人は黄色人種や白人に比べてメラニンの量は多いですが、特別メラニン量が異常ということではなく、正常だからです。

メラニズムには病名がない

Baby Boy Hat - Free photo on Pixabay (509882)

アルビノは、インターネットで検索をしてみると遺伝子疾患や病名が数多く出てきます。しかし、アルビノの逆と言われているメラニズムは検索しても、病名では出てきません。

今のところ、医学界では病名ではないということなのでしょう。確かにメラニズムを調べてみても、自然界に黒い色がいたら人間の目からは、生きにくそうですが実際は夜だと目立たなかったり、身体が丈夫で生命体的には強い印象を与えられるので、病気ではないのかもしれません。

メラニズムの人間がいてもおかしくはない

Girls Children Kids - Free photo on Pixabay (509884)

メラニズムは、体内の組織の中の色素のメラニンが過剰に生成された突然変異の為、自然界では哺乳類、鳥類、爬虫類、植物まで出ているのを考えてますと、人間にもメラニズムがいつ発生してもおかしくないです。

肌の色はデリケートな問題ですし、言い方や捉え方によっては差別問題にも発展し兼ねないので、あまり研究している人がいないのでしょうか。

今のところ発生したという事例はありませんが、発見されたらアルビノと同様、非常に希少価値が高いのは間違いありません。

メラニズムの個体が発見された動物の一例

Wolf Forest Dark - Free photo on Pixabay (503883)

ここでは、メラニズムの個体が発見された動物を紹介していきます。各国で、メラニズムの動物は発見されています。日本でもメラニズムの個体は何件か発見されているそうです。ここでは紹介しきれませんが、ジャガーやキツネなどもメラニズムはいるようです。

どういった動物がいるのか、またメラニズムになることによってのメリットやデメリットなどがあるのか、特徴などを見ていきましょう。

しまうま

Baby Zebra Safari Serengeti - Free photo on Pixabay (503880)

しまうまは、メラニズムの個体が発見された動物の一つです。黒いしまうまは全身が真っ黒になるのわけではなく、黒いシマ模様の幅が通常よりも広くなるケースが多いようです。

この色の発生はメラニンの遺伝子が個々にどう作用するのかで変化しています。ですので、シマウマの中でのメラニズムは非常に稀だと言われています。

また、群れで暮らすシマウマにとって、一匹だけ真っ黒では天敵のライオンやヒョウなどに見つかりやすいなど死活問題です。黒いしまうまが発生するのは自然淘汰といえるでしょう。

ヒョウ

Panther Animals Feline - Free vector graphic on Pixabay (502981)

ヒョウにも、全身が真っ黒な毛で覆われたヒョウがいます。属にいう、黒ヒョウです。最近の研究結果では、斑紋の遺伝子情報が全身に回ったものという劣勢遺伝子による突然変異である事がわかっています。

分かりやすく言うと、本来褐色で生えてくるはずの毛が、劣勢遺伝子の影響で黒く染まってしまうというのです。

真っ黒ヒョウは、模様などもないと思われがちですが、実はヒョウ柄模様もしっかり入っています。ぱっと見ですと分かりにくいですが、強い光を当てると模様が見えます。紫外線を当てると、はっきり見えるようです。

主に黒ヒョウは、熱帯雨林を中心に生息しているようです。理由としては、鬱蒼とした黒い森だと腐った木などに紛れることができ、迷彩となってくれるメリットがあります。
Leopard Black Attention - Free image on Pixabay (502983)

逆にアフリカなどの開けた土地ですと、隠れる場所がなく、黒色だと目立ってしまったり、木の上だと目立ってしまったりするなど、地域ごとでデメリットなどが出ていたりします。

そういった地域ごとの特性もあり、熱帯雨林の地域ですと黒ヒョウの生まれる確率が高く、アフリカなどでは黒ヒョウの生まれる確率は低いと言われています。

Green Tree Python Snake Macro - Free photo on Pixabay (503050)

メラニズムの蛇もいます。皮膚だけではなく、目や舌など身体のあらゆる部分が黒い蛇です。蛇は夜行性も多く、夜に活動するものも多く存在します。

夜に活動する場合には、夜に紛れることができ獲物を捕まえやすくなりそうです。また、黒い土の上などでは上手く紛れて獲物を捉えられそうです。

デメリットとしては、蛇も黒ヒョウと同じく広野などで単体で動いていた場合には、すごく目立ってしまいます。天敵である鳥などに見つかりやすそうです。

すずめ

Sparrow Bird Branch - Free photo on Pixabay (503791)

すずめも、メラニズムがでた動物として知られています。日本でもたまに見られるそうです。黒いからといって他のすずめたちとなじめない様子もなく、群れに紛れこんでいるそうです。

黒いスズメは夜には目立ちにくく、夜活動ではないスズメからすると大きなメリットかもしれません。しかし昼間は逆に黒い色ですと目立ってしまいます。すずめの模様は背中の斑模様と羽の白帯が特徴で枯れ葉の上などをすずめが歩いていると見つけにくいです。

わに

Nile Crocodile Alligator - Free photo on Pixabay (503798)

黒いワニも報告されています。ワニは濁った沼や湖に身を潜めているので、黒い方が土に同化して動物を仕留められるメリットがあります。

黒いワニも他の動物と同様、暗い場所ではかなり優勢ですが、緑色の草原を歩いたりすると分かりやすく獲物を捕るには不向きかもしれません。

ワニも他のメラニズムしている動物と同じで獲物を捕らえやすいように変化し、自然界を生きやすくしているのでしょう。とはいってもワニはもともと色が明るい方ではないので、メラニズムになったとしてもあまりに真っ黒ではない場合、違和感を感じにくいと思います。

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