2019年7月26日 更新

アルビノの逆はメラニズム?メラニズムの動物が生まれる確率は?

メラニズムという言葉を知っていますか?アルビノとは逆の意味で紹介されることが多いです。メラニズムは動物にいますが、人間はいるのでしょうか。日本人はいるのでしょうか。メラニズムになるといった症状があるのか、なる確率など紹介します

メラニズムの症状

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上記では、アルビノについて説明をしました。アルビノは、身体的には困ることが多そうでした。メラニズムはどういった症状や強み・弱みなどはあるのか、紹介していきます。

皮膚ガンに強い

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メラニズムは、先天的にメラニン色素がたくさん皮膚になる状態です。すなわち、紫外線にとても強いということになります。

紫外線を浴びると、肌に活性酸素が生じます。それを除去するのがメラニンです。アルビノは、メラニン色素の欠如により、皮膚がんのリスクが高いですので、メラニズムはその反対に紫外線から皮膚をたくさん守ってくれるので、皮膚がんに強いです。

また、黒い色は日の光を吸収するので、過剰な光線が吸収されて生体の保護にも繋がっています。アルビノですと、日焼けをしてしまうリスクなどもありますので、メラニズムの方が自然界ですと生きやすいです。

生活習慣病にかかりにくい

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上記では、皮膚にメラニン色素が沢山ある状態とお伝えしましたが、皮膚では紫外線を浴びることで、ビタミンDを生成することができます。

ビタミンDは、主に体内の機能性たんぱく質の働きを活性化させることや正常な骨格と歯の発育促進する働きがあります。さらに免疫力を向上させて、がんや生活習慣病を予防する効果があることが分かっています。

自然界では、病気になりにくく強い生命力を持つことが生き延びる秘訣なので、病気になりにくいのはメリットです。

身を隠しやすい

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全身が黒いと、闇・夜に身を隠しやすいので、天敵から身を守る事ができる大きなメリットがあります。また、暗いジャングルなどでは自分の身を隠すことも出来るので、近づいてきた獲物を獲得しやすいです。

メラニズムの動物をたくさん紹介しましたが、メラニズムの動物は優性の遺伝子であり、自然界に適応しようとした証などではないかと言われています。子孫を繁栄していくためには、自然に溶け込んでいき、身を守れる進化が遺伝子に反映されたのでしょう。

免疫力が高い

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メラニズムの動物たちは、免疫力が他の同じ動物に比べても高いという研究結果が出ています。実際に、にわとりのメラニズムではウイルスの感染に対する耐性があった個体もあると言われています。

それだけ、メラニン色素がたくさん体内に存在するということは、生体的にも身体を強くするには大きな効果があるということなのかもしれません。メラニン色素が免疫防御の機能を増強しているという説もあります。メラニン色素自体にも注目が集まっています。

ウイルス感染の耐性

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メラニズムの動物たちは、身体が黒い色をしていて光を吸収しやすい個体が多いため、ウィルスの感染に高い抗体をもっているのかもしれません。

また、身体を黒化させることによって、周りの環境に合わせてカモフラージュができるようになり、他の個体と比べると割と簡単に獲物を仕留めらるようになった結果、体力の温存や争いによって怪我をしたり、狩りの失敗が減ったことなどによって、ウイルス感染の耐性がついた可能性もあります。

メラニズムが生まれる確率

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メラニズムの動物について紹介してきて、意外にたくさんの種類がいることがわかりました。実際にどのくらいに確率で生まれてくるのか紹介していきます。

詳細は不明

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メラニズムの動物が生まれてくる確率は現状、不明な状態です。メラニズムの動物は、免疫力が高く生物学的にも強い個体である可能性が高いため、現状よりも強く進化したいという気持ちが遺伝子に反映されているのかもしれません。

実際に前文でも紹介しましたが、同じ動物でも地域によってメラニズムが発生しやすかったり、しにくい地域があったりしているので、その地域に適していた身体を作り変えよう・変えてみたいというのは間違いないではないかもしれません。

動物によって違う

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メラニズムが生まれる確率は、トラやジャガーなどのネコ科動物が一番起こりやすいと言われています。起こりやすいといってもメラニズムの動物が生まれる確率は全体の6パーセントにも満たないようです。

メラニズムの遺伝子を持っている動物個体がもともと少ないのが要因だと考えられます。動物によって違いますが、ネコ科動物よりももっと出る確率が低いものでいくと、ペンギンの場合は3万分の1、もっと珍しいものでいくとしまうまです。

アルビノは0.005%

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アルビノの人の割合は2万人に1人で、約0.005%と言われています。現在、世界の人口は約70億人ですので、世界には約35万人のアルビノが存在すると考えられます。

日本人にもアルビノは存在しています。その割合はおおよそ6000人くらいと言われています。なお、アルビノの発生率が高いのがアフリカだと報告されています。

また、アルビノは両親ともにアルビノだったとしても、両親から受け継いだ遺伝子のどちらともに変異がなければ、アルビノの子どもは生まれないとされています。

ですが、両親が両方ともアルビノではなかったとしても、遺伝子に変異がある場合には、子どもがアルビノで生まれてくる可能性があります。

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